yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

18BRM602静岡600km運営

6月2日(土)、3日(日)の2日間AJ静岡のスタッフとしてBRM602県内600kmの運営に参加しました。先週試走していますが、獲得標高は6700mと7000mを超えていないですが、100kmに渡って断続的に続く西伊豆のアップダウン、10~15%の激坂が10km続く国道362号線蛇塚の激坂など厳しいポイントがあるコースです。ただ314.7km地点に有人チェックポイントの沼津サイクルステーションがありそこにドロップバックが運び込まれて、仮眠することが出来るのが参加者の大きなサポートになります。また2日間雨の心配がないのも完走には有利なポイントです。
いつものように大井川の川越公園より6時にスタートです。今回は29名のエントリーがあり、当日は22名が出走しました。コース説明ではとにかく431.9km地点にある中川根のPC7までは気を抜けばタイムオーバーになることを強調しました。

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全員がスタートした後、いつもはスタッフ全員で近くのジョイフルで朝食をとり役割分担しますが、今回はジョイフルではなく、金谷在住のスタッフおすすめの新しいおしゃれなCAFEに行きました。そこで会長と私が有人チェックポイントの沼津サイクルステーションに向かい、出走者の到着時間を見て翌日のスタッフ集合時間を決めることになりました。
朝食後、会長と2台の車で向かいます。途中伊豆中央道入口の道の駅ゲートウェイ函南に立ち寄ります。サイクリング基地として利用してもらおうとサイクルラックが複数設置されていて、MERIDAのレンタルバイクもあり、サイクリストには雰囲気のいい道の駅でした。狩野川をのんびりロングライドするには最適です。ここで少し早めの昼食をとります。スタッフはややもするとコンビニ弁当になりがちなので、会長と今回はしっかりグルメしようと話をしていました。早速ここで寿司を奮発します。海の近くなの新鮮で美味しかったです。

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昼食後とりあえず時間が十分あるのでまずは166.4km地点にある湯ヶ島のPC3のコンビニに向かいます。ここならCLOSEまでいても沼津サイクルステーションには余裕で向かうことができます。
最初の到着は最速の予想時間よりも少し遅れて13時30分過ぎの到着です。予想通り野人的走りのIさんでした。以降断続的に出走者が到着して最終到着者でもCLOSEの1時間以上前に到着し順調です。ただこの段階で体調不良で1名がDNFとなり、唯一の女性参加者が時間オーバーでDNFとなりました。何とか女性参加者と連絡がつき無事であることを確認すると、途中で買い出しをして沼津サイクルステーションに向かいます。18時台に到着したのでまだ外は明るく、道路側の目印やトイレの照明やサイクルラックを準備し、仮眠しやすいように部屋をレイアウトし出走者を迎える準備万端です。いつも女性スタッフが出走者にふるまうちょっとした料理を準備しますが、今回は豚汁を用意してきてくれました。女性スタッフに会場の留守番をお願いして、会長と沼津漁港に向かいます。昼間は非常に観光客でにぎあうスポットですが、さすがに夜20時すぎでは少なく、丸天という店で、夕食をとります。この店はかき揚げが有名ですが、油物を食べる元気はなかったので、私は海鮮丼を頼み、会長は天丼です。あとマグロを焼肉のように食べる料理も注文しました。店の人のおすすめだけあって珍味で美味しかったです。

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PC3の到着状況から、西伊豆の厳しさを加味すると21時前に到着する人はないだろうと予想していましたが、最初に沼津サイクルステーションに到着した人は予想通り21時20分でした。Iさんの良きライバルで感覚ではなく、緻密な計画で走るTさんです。Iさんは10分遅れの2番着でした。Tさんは新富士に宿を取っているとのことで、ブルベカードの記入と、レシートチェックを終えて足早に出発します。この時間であれば5時間程度仮眠できそうです。このあと数名到着し、しばらく到着が途絶えます。

23時過ぎから25時30分分までにほとんどの出走者が到着し、ここでドロップバッグから着替えを出して着替え、仮眠する人がほとんどでした。以降の展開を考えればここを27時(3時)に出発すれば余裕があります。多くの人が1時間以上、早い到着の人は4時間以上仮眠した人もいました。すでに300km以上走ってきているので、すぐに寝付く人がほとんどでした。ここで一人胃腸系の不調でDNFになりました。3時には皆次に向けて出発です。

皆を送り出したあと、DNFの人と会長と私はとりあえず6時まで仮眠です。4時すぎに少年野球チームがキャッチボールをグランドでやり出したのには参りました。沼津サイクルステーションは小学校跡を利用した施設です。
予定通り6時に起床し、会場を現状復帰して6時半に出発しました。私はDNFの人の自転車を車に積んで一緒にスタート地点の島田に戻ります。会長は朝自治会の草取りがあるとのことで、一旦家に帰って13時に他のスタッフも含めて島田の川越公園に再集合です。

DNFの方と尽きない自転車談義をしながら高速を走ったのでおかげで睡魔に悩まされることなく8時前に島田に到着しました。私は家に帰らないでので再集合の13時まで時間たっぷりなのでまずは蓬莱の湯で汗を流し、いつものジョイフルで朝食をゆっくりとりました。

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あまりに時間があったので、すぐ近くの川越遺跡をぶらり歩いてみることにしました。ちょうどスタート・ゴールの会場になっている島田川越公園は旧東海道が大井川を挟んでいる地点で、昔はここを川越人足が旅人を肩にかついだり台座に乗せて渡した場所とのことで、往時の建物がいくつか残り、旧東海道の雰囲気を今につたえている場所の一つです。ちなみに私も誤解していましたが、川越は「かわごえ」ではなく「かわごし」と呼びます。

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13時にスタッフが再集合しました。かなり安全目の時間で実際には沼津サイクルステーションの到着時間とその後のコースの厳しさを考えると夕方17時に一番着になりそうです。今回は不眠不休でタイムを目指して走る人がいないので30時間切りはなさそうで、35時間前後になりそうです。13時集合では時間がありすぎてスタッフどうしでおしゃべりしたり、昼寝したりして一番着の人を待ちます。

その間、残念ですがDNFが4名追加になりました。睡魔に負けてしまった人、激坂を上る余力を残せなかった人、道路の穴に前輪を取られて落車し、負傷した人など理由は様々です。負傷した人は奥さんとタクシーでスタートに戻ってきて車を取りにこられましたが、鎖骨、露骨骨折の重傷ですが、表情は明るく治してまた参加しますと言われたたので少し救われました。この時点でまだ15名がゴールを目指しています。難所は通過しているはずなので後は睡魔、暑さ、気力との戦いです。

今回は天気が良く、寒さもなさそうなのでテントは張らずに車の近くにテーブルを出して迎えることにしました。ゴールでの振舞いは缶詰のフルーツをヨーグルトであえたもので、その他コーラ、お茶、お菓子を準備して待ちます。予想通り17時に1番着の人が到着です。野人的な走りのIさんでした。その後猛者の人たちがぞくぞくとゴールします。皆かなり日焼けしていますが、完走した安堵からか明るい顔をして、スタッフと談笑していました。

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最終到着は4人揃って21時30分前にゴールです。あたりはすっかり夜の闇です。脚が揃う人と共同作戦で走るのは精神的に完走には一番有効です。結局22名出走、15名完走のハードな600kmになりました。一人負傷されたのは残念ですが、それ以外は大きなトラブルはなく、スタッフ全員ほっとしました。
暑すぎるくらいの晴天でしたが、本当に雨もまったくふらず何よりでした。参加された方には厳しいコースを走破されて本当にお疲れ様でした。

T中さんもブルベ初年度でのSR達成おめでとうございます。私もそうでしたが、400km、600kmは走る前はイメージできなかったですが、挑戦して1回でも完走すると以降は現実的な距離になるので不思議です。是非今後もブルべに参加して下さい。

これでAJ静岡の前半のブルベは終了です。次は9月に伊豆いち、富士いちの200kmが沼津サイクルステーションを起点に開催します。

私はトリプルSR達成に向けて6月中旬と7月中旬に600kmを2本走ります。9月に王滝120km、10月に1000kmがあるので気を抜かず引き続き精進したいと思います。