yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

19BRM622静岡600km岡谷その1

AJ静岡主催のBRM622静岡600km岡谷に参加者として参加しました。コースは2015年に袋井を発着点に開催された600kmを島田発着に変更したコースです。島田~足助~飯田~岡谷~甲府~御坂~沼津~清水~相良~島田で獲得標高は約6500m弱です。コースプロフィールを見れば一目瞭然ですが、足助から治部坂峠までの約60kmの登り、石和から御坂峠までの約20kmのロングヒルクライム攻略がポイントになります。

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今回は600kmで参加者が少ないので私も含めてAJ静岡のスタッフが3名出走します。いつものように3時に起床して、途中出走するスタッフ1名をピックアップして島田川越広場に向かいます。川越広場に到着すると出走がためらわれる位の強雨でした。エントリーは50名近くあったようですが、雨が確実な天候なので出走は30名です。幸い雨はスタート30分前には止みました。合羽を着たり脱いだりと準備に追われました。和さんを見かけたので雑談します。旧御坂トンネルは心霊スポットなので、夜間通過する場合は注意して下さいと余計な助言をしました。

↓5時半のブリーフィングでは雨は止みました。悪天候のせいかDNSが目立ちます。

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今回は雨予報の為、相棒は前後にフェンダーを取り付けられるTREKのDOMANEAL3です。普段はローラー台に設置されています。コンポがSORAで約11万円のアルミロードですが、ディスクブレーキでない分軽く、カーボンディスクロードのROUBAIXより少し重い程度です。シートポストがアルミの為、TOPEAKのダイナパックDXを取り付けました。積載容量が9.7Lあるので、荷物をかなり入れられます。ただダイナパックは重量が720gあります。それでも以前雨の日限定で使用していた自転車通勤の相棒のリアキャリア、フェンダーを装備したTREKのCROSSLIPよりは2kg以上軽い感じです。唯一の不安はSORAのリムブレーキの効きです。

ほぼ定刻にスタートしました。最初のPC1は131km地点の足助のコンビニです。道はよく知っているので、快調なペースで走ります。途中24歳の600km初挑戦の参加者と一緒になり、雑談しながら走ります。最初の大きな登りのR420の段戸山もそれほど苦しまずにパスできました。単独走ではなく、他の参加者と一緒に走ると気持ち的に楽に坂が登れる気がします。PC1には11時58分に到着です。過去の経験値より平均18.3kmhで時間想定していたので想定よりも1時間早く、クローズに対しても3時間弱のマージンを確保できました。足助から治部坂峠までの約60kmはほぼ登りなので、PC1でしっかり食事を取ります。

↓足助のPC1のコンビニ。この後、今回最長の登り区間になるのでしっかり補給です。

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PC1からしばらく走るとK33、366に入ります。R153まで8km弱の区間ですが、途中10%を超える勾配がいくつかあり、パスするのに苦労しました。R153に出てからも登りが続きます。激坂はないですが、とにかく果てしなく続く登り区間です。
車がすぐ脇を抜いていく私の大嫌いな伊勢神トンネルも登場します。

↓この日は伊勢神トンネルを通過した時は大型車の通行はなく、助かりました。

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途中根羽手前の月瀬の大杉の公衆便所に立ち寄り、雨に備えて装着していたコンタクトレンズを外し、眼鏡に替えました。どうも私の眼には長時間のコンタクトレンズは合わないようでひどく充血して目が疲れてしまいます。おなじみの道の駅平谷では自販機でコーラ補給をして治部坂峠を攻略します。峠手前で片側交互通行の規制があり、車に追い立てられながらの登りには参りました。治部坂峠は今年のブルベでは平谷側から3回、飯田側から1回、計4回登っています。

↓今年3回目の平谷側からの治部坂峠。足助からの60km弱の登りは厳しい苦行です。

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治部坂峠、寒原峠とパスすると、飯田まで豪快なダウンヒルです。幸い完全なドライ路面だったので、スリップの心配はないですが、SORAの心もとないブレーキ性能では急制動に自信が持てないのでいつも以上に慎重に下ります。
下り切って左手にコメリを目印に左折して市道に入りますが、ここからPC2までの10km強の区間が登り基調のアップダウンでかなり長く感じました。PC2には17時29分に到着です。スタッフが通過チェックの為、待機してくれていました。他のスタッフ2名は私よりも早い時間に順調に通過したとのことでした。目標時間にはマイナス20分、クローズに約3時間のマージンでほぼ見込み通りです。ここで夕食を済ませます。次のPC3は74km先の岡谷にあるコンビニです。コンビニ弁当を食べていると、足助の激坂で離れたM間さんが追いついてきました。M間さんは一時、突然の胃腸不良でDNFを強いられることがたびたびありましたが、原因がNa不足と分かって意識して補給されるようになって、堅実な走りが戻ってきました。多分私と脚質が近いので、同じにブルベに出ていると一緒に走ったり、PCで再会することが多いです。
一刻も早くPC3通過後13km地点の茅野の宿に着きたいので、M間さんを待たずに先に出発します。相変わらずアップダウンの続く区間でなかなかスピードが乗りません。おまけに途中から本降りの雨になりました。たまらずコンビニ滑り込み軒先で合羽を着こみます。3km位走ると雨は止み、路面もドライになりました。合羽を着たまま走ると蒸れるので仕方なく、着たばかりですが脱ぎます。幸い大収容量のダイナパックのおかけで脱いだ合羽を余裕で収納できて助かりました。収容量に関しては、重さの問題はあるにしても大は小を兼ねます。

PC3の岡谷に行く途中で辰野市あたりで歩行者や車の通行量が急に増えました。ほたる祭りの看板が出ていました。東日本エリアでは蛍の生息数が有数のエリアのようで、先週から明日23日までが開催期間です。とにかく交通量が多く、追い抜かれる時に後ろに気を張りながら、不意に現れる歩行者に注意しながらの通行で疲れました。

PC3には22時05分に到着です。目標は21時50分だったので若干のビハインドです。補給の必要はないので飲み物だけ補給して13km先の宿を目指します。宿はルートから2kmほど外れた場所にあり、宿泊費が4500円です。あわよくば22時頃の宿到着という希望を持っていましたが、やはり現実的な予想の23時少し前に到着しました。

ここから甲府のPC4までは約60km強でクローズが6時16分なので逆算して2時半に宿を出発することにしました。宿には約3時間強の滞在です。ホテルの方は親切でロビー脇にスペースを作ってくれて、そこに自転車を置かせてくれました。部屋の設備も十分でした。これからブルベで仮眠の常宿として使えそうです。とりあえずさっとシャワーで汗を流して23時15分に床に着きました。2時に起きるので約2時間45分の睡眠です。
さっぱりした後、空調が効いた部屋でベッドでの睡眠は最高です。疲労回復は望めないですが、精神的リフレッシュの効果は絶大です。
この宿泊で2日目に全く睡魔が来ないことを祈るのみです。 ~その2に続く~