yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

22BRM108いちご200kmスタッフ試走

年の瀬の12月30日(木)に来年1月8日(土)に行われるAJ静岡のBRM108いちご200kmのスタッフ試走を走ってきました。コースは2020年に開催されたいちご200kmとほぼ同じで今回は日本平を登ります。試走後のログを見ると走行距離は200.8km、獲得標高1463mでした。

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スタート時間は6時半、7時、7時半です。明るい内にゴールする為、6時半スタートで試走を行いました。スタッフ試走は先週26日に山本さんが一人先行して終えています。30日は私と小松平さんの2人で走ります。4時半に起床し、朝食を済ませてサイクルジャージに着替えて5時半に自宅を出ます。スタート地点の島田の川越広場には6時15分過ぎに到着しました。すでに小松平さんは到着していました。急いで車から自転車を降ろし、準備します。思っていたよりも気温は低くないようで安心しました。今回寒さ対策で保温のアンダーウェアを着て、両腿に使い捨てカイロを貼って、パールイズミのウィンドブレークジャージ、フリースの耳まで覆えるキャップ、冬用グローブ、シューズカバーも装着の完全装備です。6Lのドイターのバックパックを背負って、ウィンドブレーカーと、冬用グローブが蒸れてきたときに備えて、薄手のグローブも用意しました。ドリンクはサーモスの金属製の保冷ボトルに温かい紅茶を準備しました。6時半は日の出まえなのでまだ少しうす暗い感じです。

↓今回の相棒はTarmacです。ブルベ初投入です。

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ちょうど時間ぴったりの6時半に小松平さんと一緒にスタートします。明け方少し雨が降ったようで道路が濡れていました。大井川橋は車道が狭いので歩道を走ります。渡り切ってすぐの東町の交差点を横断します。感応式信号の為、車が来ていないときは押しボタンを押す必要があります。しばらく大井川沿いを走り、そして住宅街を抜けて県道81号線に入ります。登りが始まる少し手前に大代のジャンボ干支があります。昨年はコロナの為、作られなかったですが、今年は虎の親子が作られていました。

↓大代のジャンボ干支。早朝の為、人はいませんでした。絶好の写真スポットです。

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↓脇にあった大谷翔平の像のクオリティーは?でした。

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ジャンボ干支を過ぎると今回のコースでは数少ない登りの最初の登りです。登坂距離3.03km、獲得標高148m、平均勾配4.8%の登りです。体を温めるのにはちょうどいい登りです。ここは登りよりも下りが要注意です。コーナーが連続し、舗装が荒れている箇所が多いので落車の危険が高い下りです。下り切ると快走路でペースを一気に上げられます。ペースをあげようと思った瞬間、e-trexがブラケットから外れました。どうも外れない様に押さえていた輪ゴムが劣化して伸びてしまって林道の下りの段差で緩んで外れてしまったようです。止む無く手で押さえて走ります。それでもいいペースで走って33.9km地点のPC1ファミリーマート袋井月見店に8時9分に到着しました。早速マージン1時間確保です。缶コーヒとパンで軽く補給し、劣化した輪ゴムを新品のゴムに交換してe-trexをブラケットにしっかり固定します。

↓PC1ファミリーマート袋井月見店 33.9km地点

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次のPC2までは38.8kmあります。遠州のからっ風は西北西の風なので南、東に向う時は追い風になります。追い風の恩恵を受け快調です。気温もそれ程低くなく、冬用グローブでは少し蒸れるので、普通のフルフィンガーのグローブに変えて走り出します。一緒に走る小松平さんが快調なペースを刻むので、後ろを追随して走ります。数日前に股にできものができてサドルに当たると痛いので、あたらない位置を探ってペダリングしないといけないのだけ難点でした。丘を2つほど超えて、R150に出て少し走ると、PC2のセブンイレブン牧之原波津東店に9時54分に到着しました。マージンはさらに1時間半弱に拡大しました。ここではココアと赤飯おにぎりで軽く補給です。小松平さんは稲荷ずしでしっかり補給していました。

↓PC2セブンイレブン牧之原波津東店 72.7km地点

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次のPC3は日本平山頂で57.6km距離があります。追い風の恩恵でそれほどペダルを踏みこまなくても30km/h巡航できるので快走です。大井川の大平橋は交通量があるので安全の為、道路を横断して右側の歩道を走りました。焼津に向かう県道277、355号の区間もスムーズに抜け、11時には小川港に到着しました。ここにはラーメン岡田、小川港魚河岸食堂、まぐろ茶屋とグルメスポットですが、時間が早かったので立ち寄らずにそのまま走ります。焼津市街を抜けると県道416号の大崩れです。2km程の登りです。ピーク付近にセンターポールがあるので道幅が狭く、後ろから車が来た時にはプレッシャーを受ける区間です。譲りようがないので車には我慢してもらうしかありません。静岡市の看板がでてきたら、大崩れの登りは終了です。下ってしばらく走ると登場する石部の海上道路は富士山の絶景ポイントです。この日は山頂に雲がかかっていました。国道150との合流点、広野の交差点は左側に横断歩道がないので地下道で横断します。地下道に入る前に車道から歩道に入りますが、ここは段差があり、昨年スタッフ試走でスタッフの一人が浅い進入角度でその段差を乗り越えようとしてタイヤを取られて、落車し、負傷しました。地下道の直前で歩道に入る場合は注意が必要です。私は手前の段差のないところで車道から歩道に入りました。地下道で横断して国道150号をしばらく走ると安倍川を渡る南安倍川橋に差し掛かります。ここも非常に交通量が多いので歩道走行をお勧めします。私は迷うことなく歩道を走りました。橋を渡って中島の交差点を横断しますがここも危険な場所です。左折レーンがあるので、左折レーンにくる車を確認しながら、直進レーンに入り、横断しなければなりません。安全なのは手前で右側に横断して歩道を走り、横断歩道で横断するのが安全です。私たちは左折レーンに侵入してくる車に注意しながら、直線レーンに入って横断しました。海岸沿いの国道150号に出ると追い風効果はMAXになりました。たいして漕がなくても40km/h巡航できるので思わず笑みがこぼれます。ここでミスコースしました。どうも私が試走に用意したQシートが古かったようでBP駒越西の交差点まで走ってしまいましたが、27日にアップされたQシートでは120.8km地点の信号で左折して山側の国道150号を走らなければいけませんでした。当日走られる方はミスコースに注意して下さい。県道198号線に入り、日本平さくら通りに入ると日本平ヒルクライムスタートです。登坂距離4.4km、獲得標高243m、平均勾配5.5%の登りです。車の往来は少なく、激坂ではないので上りやすい登りだと思います。登りきった先の右手にある茶会館がPC3になります。普段は自転車の立ち入りは禁止ですが、1月8日はお店の人の許可を得てここに有人チェックポイントを設置します。12時40分の到着で2時間30分のマージンを確保しました。

↓PC3日本平山頂 茶会館 129.6km

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↓初日の出では日本平山頂の夢テラスは大賑わいだと思います。

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日本平パークウェイを下る途中の富士山。残念ですが山頂に雲がかかっていました。

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日本平ではトイレとドリンク補給だけすませて下ります。とりあえず、安倍川を渡った先にあるミニストップで昼食休憩することにして先を急ぎます。多分当日は日本平パークウェイの交通量はいつも以上に多いと思われるので注意してください。下りきってしばらく走り海岸にでると、往路は心強い味方だった遠州のからっ風との闘いが始まります。往路は小松平さんに牽いてもらいましたが、復路はその恩返しで今度は私が牽きます。遠州の空っ風は手強く、17~18km/h程の巡航スピードしかでません。無理に速く走ろうとすると疲れてしまうので、ひたすら一定テンポの我慢の走りです。なんとか最初の向かい風難所の海岸部の10kmTT区間を走り切りました。南安倍川橋は復路も安全第一で歩道で渡ります。渡り切ってミニストップで昼食休憩です。イートインでしばしの休息としっかり補給をすることができました。

↓例年いちご200では復路のこの海岸沿いの10kmは向かい風との闘いになります。

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向かい風基調の中、大崩れを登り、焼津市街を抜け、往路通った大井川の大平橋に差し掛かりました。復路も安全の為、歩道を走ります。ここでは時折吹く突風に煽られて何回か落車の危険を感じて思わず自転車から降りようかと思いましたが、なんとかよろめきながらも橋を渡り切りました。当日も同じような風が吹いた場合、ハイトリムのホイールの場合はかなり危険だと思います。大平橋を渡っても向かい風との闘いは続きます。国道150号を右折した所で少し向かい風から解放されました。最後のPC4ファミリーマート牧之原静波店には15時37分に到着しました。マージンは3時間弱です。ゴールまでは20km程になりました。なんとか日が沈む前にゴールできそうな目途が立ってきました。

↓PC4ファミリーマート牧之原静波店 178.8km地点

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PC4を出てすぐに牧之原台地を1kmで90m程登る、視覚的にインパクトのある激坂が登場します。視覚的なインパクトは凄いですが、勾配的には11~12%なので落ち着いて登れば問題ありません。ただここから10km以上で獲得標高が100m程ある登り基調区間なので、ゴール間近なのにペースがあがりません。194km地点までくると一転、下りとなり残り6kmはパレード走行区間です。16時55分に小松平さんと揃って無事完走しました。所要時間は10時間25分でした。日本平から折り返しての向かい風は大変でしたが、想定していた範囲内だったので助かりました。26日に試走したスタッフは気温はおそらく3度以上低く、向かい風も私たちが走った時よりも厳しかったと思われますが、早いペースで休憩少なく走る人なので10時間を切っての完走でした。

↓日没直後のゴールでしたが、まだ明るい内にゴールできました。

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ともあれ、2022年度最初のブルベを問題なく完走できて幸先のいいスタートになりました。8日はスタッフとして運営にあたります。今回は通常の運営になります。ただコロナ禍が収束したわけではないのでゴール後のふるまい等はありません。当日は参加者の方との交流を楽しみにしています。走られる方は準備万端で安全第1で頑張って下さい!