yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

19BRM静岡400km伊豆試走

4月6日(土)に4月20日(土)に開催されるAJ静岡のBRM420伊豆400kmのスタッフ試走に行ってきました。先週の名古屋の400kmとは異なり、雨の心配は全くなく、気温も昼間は20度近くになる予報です。
家を4時に出発して、途中スタッフのYSさんをピックアップして島田川越広場に向かいます。
スタート時間の6時より20分程早く着いたので、準備をしながら時間を待っていると、同じくスタッフのYMさんも到着し、3人で6時定刻にスタートします。
伊豆400は島田~焼津~清水~富士~修善寺~下田~松崎~土肥~沼津~富士~清水~焼津~島田、獲得標高4,100mのコースです。ポイントは登りが集中する修善寺~下田~沼津の伊豆区間をどう走り切るかです。

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島田からPC1までのフラット区間は途中追い風区間もあって休憩を含んで平均20km以上ペースをキープして11時前に到着しました。ここで私とYSさんはこれからを登りを考えてしっかり補給します。YMさんはパンを購入して休憩せずに再スタートです。PC1でお花見300の参加者の方に偶然会いました。400に備えて修善寺~仁科峠の一番の登り区間を試走するとのことです。20分程度休憩してここから30km先の標高約900mの仁科峠を目指します。県道18号、西伊豆スカイラインのルートです。修善寺は天気が良かったこともあり多くの観光客でにぎわっていました。伊豆にはたびたび来ていますが、修善寺に来たのは初めてです。温泉街の雰囲気のある場所でした。

    ↓PC1はイートインのあるコンビニです。西伊豆スカイラインは補給ができないので、
     ここでしっかり備する必要があります。
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    修善寺は雰囲気のある観光地でした。ブルベなのでのんびりできないのが残念です。
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修善寺の温泉街を抜けるとひたすら登ります。まずは西伊豆スカイラインの入口の戸田峠を目指します。激坂はなく5~8%の坂が10km続きます。交通量は少なく走り易い道でした。私は今回夜の気温を心配して冬寄りの服装だったので、ガーミンの気温が20度近くを示していたので、坂の途中で暑さでたまらず、上のジャケットを脱いで、保温のアンダーシャツのみで登りました。今回のような昼間の気温だと私の服装は昼間は大失敗でした。

   ↓PC1から戸田峠までの約10kmは長いですが、登坂を楽しめる坂です。
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戸田峠の手前にあるレストハウスが最後の補給ポイントです。ここからPC2までの40kmは補給場所がありません。私はPC1でしっかり補給したので、立ち寄らずに西伊豆スカイラインに入ります。
西伊豆スカイラインはダイナミックな景色が飽きない快走路ですが、自転車には要所要所で激坂が登場する難所です。車は少なかったですが、オートバイの通行はかなりありました。今回の相棒もSLATEです。どうも変速ワイヤーが初期伸びでローにギアがはいらず、変速レバーを押し続けないと使えない状態で激坂では余計な操作が必要で苦労しました。ブルベでは事前点検が重要なことを改めて実感しました。

   ↓オートバイなら戸田峠からあっさり来れますが、自転車だとたびたび激坂に苦戦します。
    西伊豆スカイラインはダイナミックな景色が目の前に広がる絶景区間です。
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仁科峠から県道59号線で松崎町に一気に下るのが伊豆400のルートですが、県道59号線は道幅が狭く、舗装は荒れ気味で、不意に対向車が来るので気が抜けない下りです。対向車と道路のガレに注意しながらゆっくり下ります。松崎町のPC2のコンビニには14:42に到着しました。ここでまたしっかり補給します。ここから下田のPC3まではPC2に先着していたYSさんと一緒に走ります。この後県道121号線を走りました。初めて走る道でしたが、交通量が少なく快走路でした。途中蛇石峠がありますが、適度な登りで登り切ってしまえば下田まで下り基調です。
下田市街の渋滞を心配していましたが、渋滞はなくPC3の下田白浜のコンビニには16:52に到着しました。ここは伊豆急ホテルの近くで下田白浜が目の前にあるコンビニで多くの観光客で賑わっていました。

   ↓下田白浜はきれいな白砂の浜辺です。防砂柵が設置されていました。ここで1日ぼんやり
     過ごすのもいいかもしれません。
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PC3からは下田で国道414号に入り北上し、途中県道15号に入り松崎町を目指します。県道15号も交通量が少なく快走路でした。途中温泉のある道の駅を通過しますが、自転車なので素通りです。
松崎町に出ると国道136号西伊豆の海外線を北上します。PC4には19:42に到着しました。夜西伊豆を走ると昼間以上に感覚的に断続的に登場する登りが長く感じられますが、忍耐強く一つづつパスします。土肥のPC4でしっかり補給して最後の難所の戸田~大瀬崎の県道17号線の4つの登りに挑戦します。昨年600の試走では真夜中に通過し、睡魔と坂に苦戦した区間ですが、今回は深夜ではないので睡魔はなく、意外にあっさりパスできました。PC4~PC5は100kmあるので途中真ん中の三津のコンビニで休憩します。一緒に走っているYSさんが睡魔が襲ってきたこともあって少し長めに休憩してPC5を目指します。ここから先は往路と同じ平坦区間です。YSさんと先頭交代しながら、風もほぼ無風でPC5には1時58分に到着しました。いつもは交通量の多い国道150号線も交通量は少なく車のストレスは全くなく走れました。さすがにこの時間になると360km走ってきたこともあり、少し睡魔が来るのと同時に平坦区間が多いせいでお尻も痛くなってきました。PCで休憩してから走り出すとお尻が痛くて参ります。しばらく我慢して走っていると痛みが麻痺するのか気にならなくなります。
向かい風が心配された久能海岸の国道150号線もほぼ無風で走れました。今回は風については味方になってくれた感じです。

最後の登りの大崩に入る前でYSさんの前を突然何の前触れもなく猫が横切りあやうく轢きそうになりましたが、紙一重接触しないですみました。YSさんのすぐ後ろを走っていたので私もかなりびっくりしましたが、おかげで眠気がすっかり飛びました。
大崩れの登りも難なくパスしてゴールを目指します。最後の15km位の市街地平坦区間が非常に長く感じられました。私は適度に登りがあって起伏に変化のあるコースの方がお尻が痛くならないので好きです。

4時20分に無事YSさんと一緒に完走しました。今回はボッチ走ではなかったのでYSさんと協力しながら、休憩もしっかりとった中で22時間20分とまずまずの時間で完走できました。
本当にゴールまで天気に恵まれ、随所で桜の満開を見ながら春の伊豆を満喫できました。総獲得標高は400kmで4100mなので山岳ブルベには思えないですが、修善寺~仁科峠はなかなかの破壊力なので当日、参加者の方も苦戦すると思います。

来週は中部の300kmを走ります。300kmなのに今回の試走した400kmとほぼ同等の獲得標高なので本格的な山岳ブルベです。ただコースは土地勘があるので、安全第一、トラブル回避でしっかり完走しようと思います。