yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

撤収ライドDAY2

撤収ライド2日目の14日(月)は雨模様の天気です。7時過ぎに起床して、ホテルの朝食バイキングでしっかり朝食を摂ります。外に目をやると雨は降っていないですが、道路はしっかり濡れています。デイパックとリアキャリアーバッグにはレインカバーをして、ガーミンEDGE820Jにはビニール袋で覆ってしっかり雨対策をします。自身は合羽の上着は着ないで、下だけレインソックスに、レインシューズカバー、モンベルの合羽で完全装備です。今回ヘルメットにKABUTOのレインヘルメットカバーを装着しましたが、直接頭が濡れないのでかなり重宝しました。いつもホテルのアメニティーのビニールのヘアカバーを使用していましたが、風によるバタつき、見栄えの悪さが気になっていましたが、KABUTOのヘルメットカバーは風によるバタつきもなく、見栄えも良好でした。今後の常備アイテムの一つになりました。とりあえずホテルに長居してもしょうがないので9時前に出発します。

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ここから高山までのルートは5月末に行われた静岡の高山600kmのルートに重なります。R361で権兵衛峠を越えて木曽に入り、開田高原長峰峠を越えて高山に入るルートです。静岡の600kmの際は夕方、夜間に走った区間ですが、今回は雨の中昼間に走ります。最初の登りは権兵衛峠です。約10km、平均勾配3.9%、標高1177mの峠です。長い登りですが激坂ではないので淡々と登ります。峠よりも約4.4kmの権兵衛トンネルの走行に気を使います。最初は車を避けるために、トンネル脇の狭い段差の歩道(?)を走っていましたが、ふらついて落ちるとかえって危ないので途中から車道を走りました。伊那から木曽に抜ける国道の為、交通量があり、脇を高速で車が駆け抜けていくのはあまり気持ちいいものではありません。じっと耐えてふらつかないように走ることだけ注力してパスしました。

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権兵衛トンネルを抜けると雨が降ってきました。ウィンドブレーカーでどこまで行けるか試そうと思い、合羽の上着を着ないでウィンドブレーカーだけでしのぎます。権兵衛トンネルから先の区間が路面が濡れていて、下りでスピードが出る区間だったので、かなりリスキーでした。最近トンネルの入口、出口前後に凍結防止のために縦溝が舗装によくきられていますが、気を抜くとハンドルを取られて落車しかねないので本当に要注意です。晴れていれば豪快に下れる快走路ですが、今回は雨の中、楽しくない下りでした。下りきると、静岡の600kmでPCだったセブンイレブンに到着です。ここでコーヒーと肉まんで軽く補給します。

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ここから高山まではまだ70kmあります。最後の難関は開田高原です。開田高原は約15km、平均勾配3.7%、標高1273mです。開田高原も激坂はないですが、とにかく長い登りです。おまけに開田高原目指して登り始めると雨は本降りになってきました。開田高原を登り切った先に静岡600kmでも休憩した、自販機のある公衆トイレがあることを知っていたのでそこを目指します。道中そば祭りの幟があり、そば屋さんに立ち寄ろうかと思いましたが、合羽を脱いだりするのが大変なので断念しました。なんとか目的の公衆トイレに着いたので、ここで予備補給食の羊羹を食べて、温かいコーヒーを飲みました。ウィンドブレーカーでは風は防げても、ウェアはすっかり濡れてしまったので、保温下着を着て、乾いたウェアに着替えて、モンベルの合羽をしっかり着こみます。高山までは後60km強です。登りは20km弱で終了します。気を取直して再び走り出します。坂よりも本降りの雨に本当に参りました。最後の登りが長峰峠ですが、標高が1354mあり、標高による気温の低さが追い打ちをかけます。長峰峠から高山までの約40kmの下りが最悪でした。一気に高山を目指しても良かったのですが、昼食が補給食の羊羹だけだったので、途中朝日村の道の駅に立ち寄りました。食堂が空いていたので、鶏ちゃん定食を食べました。雨で冷え切った体にはご褒美でした。

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残りは20kmもないので、頑張って走ります。何とかスタート地点の旅館富士屋には16時過ぎに到着しました。110km位の道のりでしたが、雨のせいで随分時間がかかりました。今回11日~14日で合計650km、獲得標高9000mを走りました。11日と13日は天気にも恵まれサイクリングを楽しめましたが、12日朝、14日は雨で苦労しました。
台風が迫る中、7名が出走し、全員がDNFになったのは残念ですが、誰一人無理をせず、台風を回避したことは幸いでした。私もあわよくば台風の到達前に2日目の山梨の宿に着く可能性にかけて出走しましたが、今回の超山岳コースは悪天候で完走できるほど甘くないコースでした。1週間過ぎたいまでも台風さえこなければという思いは強いですが、貴重な経験になりました。

遠路、ブルベの運営の為に高山まで来てくれたAJ岡山の澤田さんと今回お会いできなかったですが、山内さんには、参加者の自己判断のもと、スタートさせてくれたことに感謝です。正直、当日の中止を覚悟していました。澤田さんには途中、何度も安否確認の連絡をいただき、すぐに返信できずご迷惑をかけました。また富山を過ぎて互いに励ましあった、Tさん、Fさんにも感謝です。2019年のブルベはこれで終了ですが、また2020年も性懲りもなく、たくさんのブルベを走っていきたいと思います。

↓撤収ライDAY2の14日はほぼ終日雨でした。伊那~高山約110kmを走りました。

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