yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

19BRM921静岡400南アルプス試走1/2

9月7日(土)に9月21日(土)に行われるAJ静岡のBRM921南アルプス400kmのスタッフ試走に行ってきました。当初はR152、通称秋葉街道を諏訪湖まで兵越峠地蔵峠分杭峠杖突峠と超級山岳を4連続で超えるコースでしたが、地蔵峠周辺の道路の通行止めが解消されない為、大幅に変更になりました。

変更されたコースは島田を出発し、天竜二俣、佐久間、富山村、飯田豊丘、杖突峠、富士見高原、韮崎、身延、興津、清水、焼津と走るコースです。島田をゴールにすると400kmを20km程超えてしまうので、焼津のコンビニがゴールとなり、ゴール受付の為ブルベとは関係なく島田まで18km強走る変則コースになりました。

超級山岳を4連続で超えないことで総獲得標高は試走した結果では400kmでは標準的な約4500m弱になりました。それでも前半の杖突峠までに登りが集中するので、登りの集中区間でいかに力をセーブするかが完走の鍵です。

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今回スタッフ試走には私を含めて5名が参加しました。本番当日と同じく6時に島田川越広場をスタートします。日曜日の台風が心配ですが、何とか試走中は雨は回避できそうな予報です。朝6時の川越広場はひっそりしています。

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今回の相棒も先週の上越400kmに続きSLATEです。上越400kmで問題になったシートポストへのリアキャリアの固定はゴムをシートポストに巻いた上から取付金具を取り付けて左右にぐらつかないようにしました。雨の可能性が完全にないわけではないので荷物になりますが、合羽もしっかり持って行きます。R152からR473に左折する71.9km地点まではQシートを見ないでも土地勘があるので走れます。掛川山中のK81の登りで軽く足慣らしをすると、44.1km地点のPC1には8時04分に到着しました。早速1時間以上のマージン確保です。いつもと同じようにシュークリームと缶コーヒーで軽く補給します。78.7km~104kmの天竜川沿いのK1は全く補給ができない区間の為、今回は事前にミニあんぱん5個を補給食として用意しました。PC1から先は補給食を買えるお店はないので、事前に用意してこなかった場合はこのPC1で補給食を買う必要があります。水についてはK1区間にいくつか水場があるので、自然水に弱くなければその水場で補給は可能です。

R152、R473は快走路なので快調に飛ばします。K1に入ると秘境区間のスタートです。K1は道幅が狭く、基本交通量の少ない道ですが、途中採石場があり、運悪くダンプに出くわすと最悪です。佐久間ダムの手前から富山村までは何回か照明のない舗装の悪い濡れたトンネルを通過します。ライトをしっかり点灯して、注意して走る必要があります。ただ景色は秘境感を満喫でき、道に適度なアップダウンの変化があるので走っていて飽きない道でした。トンネル以外も路面が濡れている箇所が多いので、自転車はかなり汚れました。木陰が多いので徐々に日差しが強くなる中でも快適に走れました。

25km程走るとちょとした休憩ができる場所があります。お店が営業していれば何か食べ物を買えそうですが、試走の時には休業でした。自販機がありますが、売切れが多く、当日がここで自分が買いたいジュースを買えるかは未知数です。トイレはきれいな掃除されたトイレでした。

↓K1の富山村までの区間はこのような景色を楽しみながら走れます。

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↓ここでトイレ休憩、ジュース休憩ができます。売店が営業しているかは未知数です。

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しばらく走ると富山村ですが、富山村も補給はあまり期待できません。123km地点で天龍村の平岡に到着しますが、ここに日帰り温泉があり、食事もできます。実際スタッフ2名はここで休憩・食事をしていました。私は暑さが厳しくなってきたので、余裕があるうちに先に急ぎます。

↓平岡ダム。今回のコースはルート上にいくつかダムがあります。

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泰阜村に入ると強烈な登りが登場しました。3.5km程の登りが2回連続で登場します。最初の登りが平均勾配5%、次の登りが8.2%と破壊力満点でした。しかもこの登りは日陰のない区間なので暑さが追い打ちをかけます。近づきつつある台風の影響か想定外の強烈な暑さです。ここ以降、頻繁に自販機補給や体に水をかけての走りとなりました。暑さと格闘する中で166.1km地点のPC2のコンビニに到着しました。試走ではPC2はコンビニでしたが、当日はその手前にあるきれいな道の駅に変更になっています。暑さのせいか食欲がないので、冷たいそばとおにぎり1個、ヨーグルトで軽く昼食を済ませて、2Lの水を購入して2本のボトルに入れて、余った分は体にかけました。おかげで体が少し冷やされて元気がでました。

↓試走段階のPC2は5月の高山600kmでもPCになったいたコンビニです。

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PC2には14時43分に到着でマージンは2時間半弱確保です。PC3は火山峠、杖突峠を越えた先の69km先にある茅野のコンビニです。PC2以降から日没前までが暑さとの戦いで、日陰の自販機を見つけると止まってジュース補給を繰り返すことになりました。
K18を走っていると通行止めの看板が出てきました。完全に道路がバリケードで閉鎖されていて迂回せざるえない状況です。やむなく、ナビを見ながらルート近くの道を探して少し迷走しながらパスしました。試走ならではのハプニングです。当日のルートではこの区間はしっかり迂回されているので問題はありません。

↓こんな時にはE-TREX30X様様です。少し迷いながらも回避できました。

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↓猛暑の中ハッピードリンク自販機に道中助けられました。

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16時を過ぎてくると少し日差しが和らいできました。火山峠は4.7km/平均勾配5.2%の登りですが、緩斜面系の登りで助かりました。長いの登りの杖突峠に入る前に高遠のコンビニで休憩しました。コンビニにはサイクリストの先客がいてなぜか上半身裸です。声をかけるのははばかられたので、何も会話しないでヨーグルト補給だけ済ませて先を急ぎます。このコンビニ到着が17時52分で日没直前でした。

↓火山峠は道がきれいな走り易い峠でした。

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杖突峠突入前の高遠のコンビニ。大きな登りは杖突峠と富士見高原を残すのみです。

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杖突峠は峠の入口まで緩やかな登りを走ります。実際の登りは5.5km/平均勾配5.2%で激坂はない登りです。いつもなら夜間交通量はない区間ですが、なぜかこの日は杖突峠の頂上を目指す乗用車に数多く抜かれました。夜間で涼しくなり日中に比べると随分走り易くなりました。ただ湿度が高いのか爽やかな感じはしません。杖突峠は標高1237mありますが、この日の試走では下りでも寒さはまったく感じませんでした。

杖突峠に向かう途中にあるかかし?オートバイだとと思わずスピードを落とします。

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杖突峠の頂上の展望台で休もうと思いましたが、なぜか駐車場に車が一杯でした。止む無く素通りして下りに入ると、乗用車が多い理由が分かりました。諏訪湖の花火大会です。下っている途中に少し花火を見られました。下ってすぐの場所にPC3のコンビニがあります。19時42分に到着しました。約2時間のマージンです。この地点で約235km走ってきました。長い夜の走りに備えて夕食を取ります。あまり食欲がないので助六寿司と漬物、パイナップルジュースのさっぱり系で済ませました。それにしても富山村手前の休憩場所で他のスタッフと別れてからはまったくのボッチ走です。先週の上越400ではいろんな参加者と交流しながらの走行で励まされましたが、試走は高い確率でボッチ走になるので、精神的にはかなりトレーニングになります。いつもながら文章が長くなったので、これ以降は2/2で書いていきます。