yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

19BRM921静岡400南アルプス試走2/2

PC3茅野のコンビニから南アルプス市のPC4のコンビニまでは54.3kmです。富士見峠まで4.3km/平均1.8%の緩斜面の登りがあります。この登り区間は舗装が荒れていますが、今回はSLATEなので650B×42Cのタイヤとフロントサスペンションが振動を緩和してくれます。

富士見峠を登り切ればPC4まではほぼ下り基調で快走できます。ただ今回残念だったのは花火大会帰りの乗用車の多さです。R20の区間は韮崎まで絶えず後ろから車がくるので、車道の端を後ろを気にしながらスピードを抑え気味に下ることになりました。過去のブルベで夜間走行した時は乗用車の通行は少なく、時折トラックが走っている程度で、それほど後ろを気にすることなく飛ばしに飛ばすことができました。

途中白州の道の駅に立ち寄りました。ここは水汲み場があり、南アルプス天然水を汲み放題です。ボトル2本に残っていた水を捨てて、水汲み場で新鮮な水に入れ替えました。当日走る人もここでボトルに水を汲み直すことをお勧めします。


PC4には22時42分に到着しました。3時間弱のマージンです。このPCで電動アシスト自転車に乗っている年配の人に声を掛けられ、お約束の質問をされました。どこから来てどこへ行くのかと訊かれたので、静岡の島田を出発して、飯田、茅野を回ってこれからまた静岡に戻る途中で400km走ることを伝えると、びっくりされました。2,3日旅をしているのかと言われたので24時間程度で走り切ると言うとさらにびっくりされました。
ブルベをやらない人からすると信じられない話なのでしょうがないですが、スタッフ試走のようなボッチ走だと人と話すことも少ないので、気分転換になります。

PC4ではエナジーゼリーを2パック飲んで軽いエネルギー補給だけして出発しました。PC4以降で時折小雨になる区間があり、心配しましたが、道路を少し濡らす程度で限られた区間だけだったので助かりました。PC5までは約90km弱です。大きな登りはないですが、富士川沿いのR52の対岸のK9の区間は平坦ではなく、適度にアップダウンがあります。PC4は小休憩だったので身延駅で休憩します。生憎施錠されていて駅構内には入れませんが、駅の入口の階段に座って、自販機でジュースを購入して、残っていた予備補給食もミニあんぱんを食べます。

↓深夜の身延駅。当然人影はなく、自分一人です。

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強烈な睡魔は襲ってこないですが、さすがに300km以上走っているので、少し睡魔を感じます。深夜なので人がいないこと幸いに大声で歌を歌いながら睡魔を飛ばして粛々と走ります。e-trexはたまに振動か何かの拍子に画面表示がフリーズすることがあります。その時は右上にあるBACKボタンを押せば復帰しますが、うっかりフリーズしていることに気づかず、富士川を渡る場所を間違えて2km程度オーバーランし、4km程度ロスしました。終盤のミスコースは精神的に堪えるので注意が必要です。
この日は夜になり気温は下がっていますが、湿度が高いので、昼間程でないまでも喉が渇きます。ボトルの生温かい水ばかりでは飽きてしまうので、R52に出る前の富士見峠の登りの前に自販機休憩をしました。お腹を壊してもおかしくないくらいジュース補給をしていますが、PCでのヨーグルト補給の効果か胃腸は快調です。ラス2の登りの富士見峠も登り切ると、R52を興津まで一気に下ります。この辺りもQシート、ナビがなくても走れる区間です。

清水のPC5のコンビニには3時46分に到着しました。ここからゴールの焼津のコンビニまでは約23km程です。何回か静岡のブルベでPCで使用しているコンビニですが、あまり愛想の良くない店員さんがいるので、個人的には好きではないコンビニです。商品を購入してもありがとうございましたの言葉はなく、店頭で補給していると、自転車を自転車置き場に移動するように注意されました。今回試走が終わった後に、コースを設定したスタッフにこのコンビニをPCにする必然性がないのなら、別のコンビニにした方がいいと伝えました。他の試走したスタッフも同じ印象を持ったようで、当日のPC5は清水ではなく、興津のコンビニに変更になりました。

しばらく補給しながら休んでいると、スタッフが1名追いついてきました。1名のスタッフは途中蜂に刺されてDNFしたとのことですが、残り2名は後ろを走っているとのことでした。

↓PC5のコンビニ。店員さんにもランドヌールに理解のある人とない人様々です。

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 スタッフ1名を残して先にPC5を出ます。残り23kmには風がなければ快走路のいちご街道と最後の登り大崩れ海岸があります。いちご街道を走っていると、後から出たスタッフに追いつかれ、追い抜かれました。大崩れ海岸の海上道路を走っていると先行したスタッフが写真を撮っていました。富士山がきれいだとのことで、私も1枚写真を撮りました。

↓大崩れ海岸の海上道路から見た夜明け間近かの富士山

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 2人で一緒に大崩れ海岸の登りをパスします。大崩れ海岸は標高90m弱の登りです。早朝なので交通量は全くありません。一気に登りをパスして下り切るとゴールのコンビニに到着です。5時18分の到着で、所要時間は23時間18分でした。猛暑と花火大会の交通量がなければ、多分22時間は切れたと思います。

↓ゴールのコンビニ。すっかり夜が明けました。

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 今回のブルベはここで終了ではありません。ゴール受付の為、ここから18.5km離れた島田の川越広場まで走る必要があります。暑くなる前に帰宅したいというスタッフの強力な牽きで40分程度で川越広場に戻ってきました。足は問題ないですが、徹夜で走ったことによる睡眠不足のダメージがあります。時間に余裕があるので、のんびり撤収作業、着替えをして、島田蓬莱の湯に行きました。6時から営業していて、7時過ぎの入場は550円の早朝料金でした。しっかり炭酸泉に浸かって疲れを取って、大井川橋近くのジョイフルで朝食を採って帰路に着きました。

今回の400km完走で2年連続の4SRを達成できました。来週は秋王滝で100kmを走ります。春王滝は今一つだったので、秋王滝ではしっかり走りたいと思います。