yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

19BRM601中部600km高野山②

BRM601中部600km高野山2日目です。4時15分に起床し、素早く荷物をまとめてチェックアウトをして4時半にホテルを出発です。とりあえず1時間の睡眠で睡魔はとれたようです。ただSLATEのサドルはサドル幅が私の適性幅よりも広いので前乗りしがちで、お尻の粘膜が炎症気味で、乗り出しで痛みを感じるようになり、痛みが麻痺するとペダリングがしっかりできるような状態です。

↓まだ夜が明けきらぬ4時半にホテルを出発です。僅か1時間半弱の滞在でした。

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ちょうど奈良市役所の交差点でルートに戻った時に一人の参加者が先行し、もう一人が私の後ろから来ました。PC3の関門時間が気になるのでとにかく飛ばせるだけ飛ばします。途中何名かの参加者を追い抜き、想定どおり関門30分前に到着しました。ここでしっかり朝食を摂ります。他の参加者も前後して大勢到着していました。しっかり仮眠して元気な人と、余裕無く到着した人と様々です。

昨夜蔵王峠の下りを一緒に走った2名のOさんとYさんに再会しました。奈良健康ランドで2時間仮眠したとのことです。高野山の長い登りで一緒に登った600km初挑戦の参加者のAさんとも再会です。ここからPC4までは100km程ですが、大きな登りは無いので睡魔やトラブルがなければ余裕があるので関門時間ぎりぎりまで滞在しました。

↓373km地点の和束にあるコンビニPC3。私が到着した時多くの参加者がいました。

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OさんとYさんとは成り行きで一緒に走ることになりました。出発してほどなくしてAさんも追いついてきました。湯船の緩やかな登りを登り切ると長い下りの快走路です。ここから4人で自然にトレインを組んで飛ばしに飛ばします。PC3に先着し、先行していた多くの参加者を追い抜くことができました。

琵琶湖湖岸は補給箇所がないとのことなので湖岸道路に入る前のコンビニでドリンク補給します。OさんとYさんはブルベ経験豊富な猛者で、Aさんも600km初挑戦ながらまだ余裕がある感じで、かなりの走力の持ち主です。休憩が終了すると再度4人の高速トレインでPC4を目指します。しばらく走ると休憩中に追い抜かれた参加者を再び追い抜くことができました。

↓信号で止まった時に瀬田の唐橋の写真を撮りました。

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琵琶湖岸を走るのは初めてでしたが、開けた景観と走りやすい道路で快走できました。琵琶湖大橋で西岸に渡った所で、Yさんが睡魔で離脱しました。その後、Oさんがかなり長い距離を快調なペースで牽いてくれました。私もロードバイクなら躊躇なく牽くのですが、グラベルロードとロードバイクの中間のSLATEでは分が悪いので申し訳ないと思いながるつかせてもらいます。かなり時間に余裕ができたのでPC4の途中でもう一度コンビニ休憩をしました。Oさんは中部や名古屋のブルべでよく見かける方です。話を聞くと私のようにブルベを連戦しているとのことでした。睡魔で離脱していたYさんもこのコンビニでキャッチアップしました。しっかり休憩してPC4を目差します。 PC4の到着前に2つトンネルをパスしますが、1つ目のトンネルには入口手前の案内看板で歩行者、自転車はトンネル内は右側の歩道へと表示が出ていたので従ったらトンネル内の歩道が濡れていて、泥はねで自転車やサドルバッグ、ジャージがひどく汚れて、気持ちが少し下がりました。大した交通量ではなかったのでそのまま車道を行くべきだったと後悔しました。2つ目のトンネルは迷うことなく車道を走りました。

PC4には快速トレインのお陰で関門時間に2時間の余裕を持って到着できました。ここでしばらく走って外食にするか、コンビニで昼食を取るか4人で議論しましたが、この先外食できる店があるかどうかわからないので、コンビニで済ますことになりました。PC4からは北国街道経由で関ヶ原を目指します。

↓最後の関門481.9km地点の近江塩津のコンビニPC4。

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この北国街道区間に思わぬ伏兵がいました。強い向かい風です。向かい風がなければ30kmh以上で巡航できそうですが、25kmh巡航が精一杯です。この向かい風区間は私が先頭を牽きます。この向かい風区間でも先行者を何名かパスしました。サイクリストの性で前に走っている人がいると追いつこうとついペダルを踏み込んでしまいます。

この区間は賤ヶ岳、小谷城姉川関ヶ原と私の大好きな戦国時代ゆかりの地を通るので、私一人なら写真を撮りながらゆっくり走りますが、4名の高速トレインなので、脇目もふらずとにかく先を急ぎます。昼食がコンビニだったのでしきり直そうということでルート上の垂井のすき屋に立ち寄りました。今回のブルベで唯一の外食です。まぐろ漬け丼をしっかり食べました。ここで休んでいると、木之本でパン屋さんに立ち寄って離脱したYさんが追いついてきました。Yさんもかなりの猛者ですが、2日目は睡魔に悩まされているようで、かなり苦戦されているようです。

垂井から先は江南のサイクリングロードまでは、小刻みな信号峠が続く市街地区間です。さすがにここは飛ばせないので車に注意してペースを抑えて走ります。サイクリングロードに到着すると、解き放たれたようにハイペ―スで走ります。サイクリングロードが終わった後で、Yさんが復活し、強烈な牽きでペースを上げます。危うくちぎれそうになるハイペースでしたが、途中自販機とトイレのある所で休憩することになったので助かりました。

ここで糖分のない炭酸水を飲みましたが、これが失敗でした。サイクリングロードの激走で思いのほか糖分を使っっていたようで、犬山の途中でペースが上がらなくなり、快調に飛ばす、OさんとAさんについていけなくなりました、私とYさんで少しペースを抑え気味に追随します。春日井の登り前でハンガーノックのような感覚を覚えたので止まってもらって自販機で急遽コーラと缶コーヒーで糖分補給をしました。この糖分補給のおかげで、再び力が出るようになりました。最後ゴール地点の道の駅せと品野の微妙に長いのぼりをパスしてゴールしました。走っている時のペースは快速でしたが、ブルベ談義に花を咲かせて長めの休憩を多くとったので、39時間を少し切る時間でゴールしました。

今回途中で足の合う参加者の方と一緒に助け合いながら、休憩ではブルベ談義で盛り上がり、楽しいブルベとなりました。Oさん、Yさん、Aさんとはまだどこかのブルベで再会することが楽しみです。

総獲標高が5500mで600kmにしては少なかったので、少し甘く見ていましたが、高野山蔵王峠の登りの厳しさは想像以上でした。ホテルも1時間半程度しか滞在していないので、本来失敗でしたが、2日目はなぜか睡魔が来なかったので、1週間前の静岡の600kmでホテルで2時間半睡眠で睡魔に悩まされ続け失速したのが不思議です。宿泊は結果的には成功だったのかもしれません。

今回の完走で初めて中部のブルベでSRを達成できました。例年静岡のブルベと日程が重なることが多いので達成できていませんでした。今年はこの時点で3SR達成です。

来週はSDA王滝100kmを走ります。お尻の炎症を1週間で治して万全の準備で7時間切が達成できるように頑張ろうと思います。

中部のスタッフの皆さんには200、300、400、600kmとお世話になりました。いずれも中部らしい厳しいコースでしたが、天気に恵まれ楽しめました。来年また参加させていただきますので宜しくお願いします。