yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

19BRM427岡山1000km中国山地 最終章

877km地点の通過チェック「神石郵便局」の次は917km地点の通過チェック「吹屋郵便局」です。最後の133kmは獲得標高1180mで、距離に対しては標準的な登坂です。吹屋郵便局までは428m、510m、510mの3つの登りがあります。

f:id:yamakeirns:20190505114240p:plain

トンネルの中で着替えを済ませてから再び走り出しましたが、雨は土砂降りから幾分弱くなりましたが、止むことはありません。予定では70時間切っての完走でしたが、この感じだと72時間前後になりそうで吹屋郵便局があるべんがらの古い町並みは少し明るくなってから通過できそうです。最初の2つの登りは大したことなかったですが、吹屋に向かう最後の登りはなかなかでした。路面が落ち葉で汚れていて、自転車のフレームに落ち葉がびっしりついてしまいました。苦労して登り切ると吹屋の古い街並みに到着しました。時間が早朝の5時過ぎだった為、当然人通りはなく静かです。
とりあえず吹屋郵便局の入口に自転車を立てかけて、写真を撮りました。街並みの写真も撮りました、まだ明るくなりきってないので写真では伝わらないですが、赤で統一された古い街並みは一見の価値があると思います。

↓昼間ならこの写真の撮り方はできないと思います。

f:id:yamakeirns:20190505115724j:plain

↓夜明け前なのでべんがらのきれいな街並みが写真では伝わらず残念。

f:id:yamakeirns:20190505115905j:plain

吹屋の街並みはかなり不便なところにあります。車だと心細くなるような道を通ってくる必要があります。登りも苦労しましたが、下りも細い、落ち葉のある濡れた道を下るため、細心の注意が必要でした。おまけにこの下りの途中で強烈な睡魔が襲ってきました。途中1km置きに止まって体操や背伸びをして睡魔を押さえました。なんとか吹屋の集落から下って道が広くなったあたりで自販機をみつけてブラックコーヒーを飲んで少し休憩すると睡魔が解消できました。

最後の通過チェックは965km地点にあるコンビニです。途中標高400mほどの登りがありますが今までの登りに比べれば大したことはありません。最後の通過チェックのコンビニには8時54分に到着しました。私が到着した前後に3名程度の参加者がいました。ここでサンドイッチとヨーグルト、クラムチャウダーで最後の朝食補給を行います。ようやく雨も止んできました。

最後の40kmは971km地点に標高268mの小さな登りがあるだけです。何事もなければ11時前後にゴールできそうです。ここまでの長い道のりを振返り、感慨に浸りながら走りました。


ゴールはスタートの早島町ゆるびの舎近くのコンビニです。11時14分に無事ゴールしました。72時間14分で完走です。50回目のブルベも無事完走できました。ブルベを始めてDNS、DNF0の無傷記録を更新できました。

ゴールのコンビニにはスタッフの山口さんが待機されていました。最後の買い物をしてレシートを取得して、ブルベカードとレシートを山口さんに提出しました。私はうっかり失念していたのですが、本当はブルベカードにレシートの時間を自分で記入する必要がありました。山口さんは嫌な顔せず、レシートの時間を転記してくれました。あと写真チェックの写真を確認してもらってゴール受付は終了です。1000kmの完走メダルは2年前のAD近畿の四国1000kmで取得済でしたが、やはり1000kmは自分にとってまだ特別なので今回もメダルを購入しました。

リザルト公表前ですが、20名中14名が完走されたようで私は6人目位のゴールでした。一番着の人は52時間で完走されたようです。走力はもちろんですが、睡魔をどうやりすごしているのか聞いてみたい気がします。

私がゴールした後、続けて3名の参加者がゴールしました。行く先々のチェックポイントで先着したり、後着したりしてよく見かけて、情報交換した方達です。皆、幾多の困難をくぐり抜けてのゴールなので晴れやかな顔をしています。

今回の岡山1000kmは例年よりも通行止めの関係で3000m程獲得標高が少ないとのことでしたが、天候は最悪で雨と寒さが完走の大きな障害になりました。
体のダメージは2年前と違って少なく、左手の中指、小指、足の両親指に痺れがありますが、これは長距離ブルベではしょうがないです。時間の経過で治癒すると思います。前回の1000kmで悩まされた股ずれは軽微で登りで無理をしなかったので膝に変な痛みもありません、やはり昨年4SRを達成して、今年も同じペースで走り込んでいる効果が絶大なようです。

ゴール後ゆるびの舎に戻って片づけをして、ゆるびの舎のお風呂に入浴して休憩室で2時間程仮眠しました。28日のホテル以来で足を延ばしてゆっくり眠れました。睡魔がしっかり抜けたので、岡山で嫁さんに合流すべく移動します。

30日は岡山に1泊して、翌日、秀吉の水攻めで有名な備中高松城跡、現存12天守備中松山城倉敷美観地区を観光して帰路に着きました。前回四国の際は帰路の高速がかなりつらかったですが、今回は全く問題なく、自身の経験値、走力値がかなり上がっていることを実感しました。

GWに1000kmを開催していただいたAJ岡山のスタッフの方、道中お互いに励ましあいながら走った参加者の方には本当に感謝です。機会があれば中国山地1000kmレギュラーコースも走ってみたいと思います。

5月は11日に中部の400km、18日に名古屋の600km、25日に静岡の600km、6月は1日に中部の600km、9日にMTB王滝100km、22日に静岡600kmと走り込みます。準備、体調を万全にして臨みたいと思います。

備中高松城跡。豊臣、宇喜多、毛利勢の布陣地もしっかり残っていました。

f:id:yamakeirns:20190505124514j:plain

 ↓備中松山城は登城が大変な山城でした。これで現存12天守全制覇できました。

 

f:id:yamakeirns:20190505124707j:plain

↓現備中松山城主「さんじゅうろう」。お城より人気を集めていました。 

f:id:yamakeirns:20190505130919j:plain

倉敷美観地区。1日のんびり散策できそうな雰囲気のある観光地でした。

f:id:yamakeirns:20190505125005j:plain