yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

19BRM511中部400km南信州

5/11土にAR中部主催のBRM511中部400km南信州に参加しました。コースは瀬戸~平谷~伊那~辰野~伊那~飯田~南木曾~土岐~瀬戸で獲得標高がルートラボで7000m弱の超山岳ブルベです。(ゴール後ガーミンでは約6500mでした。)

3時半に自宅を出て、5時過ぎに道の駅瀬戸しなのに到着しました。受付をすますと、顔馴染みのSさんとIさんがいました。しばらく歓談していると5時半すぎにコース説明が始まりました。中部のコースは市道区間が多いのでナビなしでは完走が難しいと思います。コースの難易度が高い割には天気がいいせいか50名程度出走する感じです。

f:id:yamakeirns:20190513195829j:plain

 

スタートから中間地点の富士見パノラマまでは以下のようなコースです。

f:id:yamakeirns:20190513195027p:plain

この区間だけでも雨沢峠(508m)、大間渡峠(626m)、治部坂峠(1197m)、寒原峠(1085m)、飯田山本(656m)、杖突峠(1237m)、富士見パノラマ(999m)と登りがてんこ盛りです。ルートラボ上は獲得標高は3800mです。

超山岳コースは体調も含めて何が起こるかわからないので、あまりのんびりせずに走ります。平均時速18.5kmhで22時間前後での完走を目指します。4月末の岡山1000km以降は自転車に乗らなかったので、体調は万全です。70km弱先の平谷の道の駅まで5番手内で平均20kmh以上で走れました。道の駅でトイレと水分補給をして出発して1km程走ってボトルを飲もうとしたら、ボトルを道の駅に忘れてきたことに気づきました。仕方なく引き返します。往復で2kmのロスです。途中引き返す途中でRC名古屋代表のKさんとすれ違いなぜ逆走しているのか怪訝な顔をされました。ボトルは自販機の近くにありました。すぐに出発し治部坂峠への登りを再開すると前方にKさんが見えてきました。ただ追いつくことはできず、先は長いのでマイペースで走ります。

↓雨沢峠を登りおえてしばらく走ると登場するのが世界一の狛犬です。

f:id:yamakeirns:20190513200943j:plain

↓県道33の大間渡峠のピークには石仏があります。道中の無事を祈願しました。

f:id:yamakeirns:20190513201102j:plain

↓道の駅平谷 ここでボトルを忘れて2km/10分程度ロスしました。

f:id:yamakeirns:20190513201253j:plain

↓今年はこの時期でも山間部は花桃がきれいに咲いていました。

f:id:yamakeirns:20190513201430j:plain

何とか治部坂峠、寒原峠の最初の標高1000m超の峠をパスして103.8km地点にある最初のPCの通過チェックのコンビニに11時11分に到着しました。早いですがここで昼食を取ります。予定より30分早く到着です。次のPCまで約50km弱で大きな登りはないですが、ちいさなアップダウンが断続するペースが上がらない区間です。この日は天候に恵まれた為、伊那市に入ると中央アルプス南アルプスの山並みがきれいに見えました。

↓治部坂峠 中部、名古屋、静岡のブルベでは本当に走る機会の多い峠です。

f:id:yamakeirns:20190513202048j:plain

↓治部坂峠の後、2km弱登る寒原峠。ここからダイナミックなダウンヒルです。

f:id:yamakeirns:20190513202222j:plain

↓最初の通過チェックのコンビニ。超山岳コースの為、相棒は軽量なRoubaixです。

f:id:yamakeirns:20190513202422j:plain

伊那市に入ると左手に見える中央アルプスの山並みが疲れを癒してくれました。

f:id:yamakeirns:20190513202629j:plain

151km地点にあるPC1の高遠のコンビニには13時47分に到着しました。CLOSE時間には2時間程のマージンです。ここでも水分、バナナ3本、ヨーグルトと少し補給します。天気がいいので昼間の気温はガーミンの表示だと25度前後あって暑さを感じます。この後標高1237mの杖突峠が待ち構えます。なぜかいつもブルベの時に100~150km辺りで乳酸がたまってペースが失速します。杖突峠は激坂はないですが、高遠側からだと15kmを超える長い登りです。今回も失速区間ではペースがあがらず、杖突峠のピークで休憩しました。

杖突峠は高遠側からだとこの看板が見えればピークです。

f:id:yamakeirns:20190513205949j:plain

杖突峠にある軽食屋。トイレ、水分補給、気分転換で立ち寄りました

f:id:yamakeirns:20190513210043j:plain

杖突峠展望台からの諏訪湖遠望。天気がいいので周囲が見渡せました。

f:id:yamakeirns:20190513203722j:plain

杖突峠の次は20km先にある富士見パノラマを目指します。私はMTBにも乗るので一度行ってみたいと思っていた場所ですが、まさかブルベで立ち寄ることになるとは思いませんでした。富士見パノラマは写真チェックポイントです。今回のコース設定者のAR中部スタッフのMさんが待機します。富士見パノラマは冬はスキー場なので、R20の入口から結構な坂を2kmも登る場所にありました。16時30分に到着しました。ここに来る途中に一番手の人とすれ違います。1時間程度差がついているようです。
待機していたMさんに我々を待っている間にMTBで何本か下ったか質問すると、登山と1本下ったとのことでした。なぜここが写真チェックのPCになっているか納得です。

↓富士見パノラマでもまだ2時間程度マージンを確保できました。

f:id:yamakeirns:20190513204250j:plain

↓富士見パノラマまでの想定外の激坂にアルパカに恨みごとを言う参加者続出でした。

f:id:yamakeirns:20190513204629j:plain

富士見パノラマでSさんにキャッチアップされました。Sさんは休憩時間がミニマムで私にはマネできない走りです。富士見パノラマからはしばらく長い下りですが、寒冷地によくある荒れた舗装でパンクを気にしながらの走りになりました。

富士見パノラマからゴールまでの212kmは以下のコースです。

f:id:yamakeirns:20190513205250p:plain

この区間にも有賀峠(1064m)、飯田峠(1266m)、大平峠(1349m)、馬籠峠(788m)と引き続き登りがてんこ盛りです。獲得標高はルートラボで3141mあります。最初の登りの有賀峠が最悪でした。ほぼ10%前後の勾配が切れ目なく続く激坂峠です。今回数ある峠の中で有賀峠が破壊力No1でした。登坂途中で車から小さな子供の声で頑張れ!とエールをもらいました。なんとか気持ちを強く持って、カーボンの軽量な車体とコンパクトクランク+リア34Tギアの機材に助けられながら走破しました。

茅野市側からだと有賀峠は激坂峠です。明るいうちに走破できました。

f:id:yamakeirns:20190513205825j:plain

PC2の227.9km地点の箕輪のコンビニには18時38分に到着しました。ここでRC名古屋代表のKさんに再会しました。この先しっかり食事がとれる保証はないので、ここで夕食をとります。今回のブルベが初400kmという参加者と歓談しましたが、自分はまだまだだと言っていたので、Kさんと二人でこの時間でここに到着していれば十分早いと苦笑しました。CLOSEに対してのマージンは2時間半です。夕食をしっかりとって出発します。

↓227.9km地点のPC2で日没を迎えました。ナイトランの開始です。

f:id:yamakeirns:20190513210957j:plain

次のPC3までは60km弱あります。しばらく大きな登りのない平和な区間です。ただ交通量は多く、車を気にしながらの走行です。道中いい感じの外食店が複数あり、夕食をコンビニ食で済ませてしまったことを少し後悔しました。30km程走ってトイレでコンビニに立寄っていると、後続の4名程のまとまって走っている参加者に追い抜かれました。再出発をすると追い抜いていった参加者に追いつくべくペースを上げます。乳酸がいったん抜けて復活です。快調に飛ばして途中の登り区間で追いつくことができました。しばらくして後ろを振り返ると私に追随してくる参加者はいませんでした。284.3km地点の飯田のPC3のコンビニには21時45分に到着しました。このコンビニの後、大平街道の飯田峠、大平峠を越えることになるので、サンドウィッチで補給しましたが、後から考えるともう少ししっかり補給すべきでした。

1266mの飯田峠、1349mの大平峠は20kmを超える長い登坂でしたが幸い5~7%程度の緩い勾配で想定よりも苦しまずに登ることができました。また他に参加者が数名前後して走っていたこともいい励みになりました。今年は夜間の寒さに苦しめられるブルベが多いですが、飯田峠、大平峠も5度以下の気温で寒さに苦しめられました。ただ今回は上着だけ保温シャツを用意してきたので、足の寒さだけで済みました。

何とか飯田峠、大平峠をパスすると馬籠峠です。馬籠峠は登坂距離は10kmは超えないですが勾配は要所で10%前後あり、私は苦手な峠です。今回も途中何回か休憩し、ハンガーノックになりかけたので、自販機でコーラ補給してしのぎました。

342.7km地点にある最後のPC4には2時25分に到着しました参加者が数名いましたが、皆一様に寒い、寒いと言っていました。ここで最後の補給をして残り60kmを走ります。幸い今回睡魔の訪れはなく、なんとかゴールまで仮眠なしで行けそうです。ここでボトルへの補給用に購入したジャスミンティをなぜかボトルに入れずにコンビニに忘れてくるという失策をしました。今回は気づくのが遅くれ、引き返さずに走りました。

途中3名程参加者が追いついてきて一緒に走ります。市道区間で夜間の為、何回かミスコースしている中で残り40km地点で後輪がパンクしました。ペースが上がってきた中でのパンクで精神的にかなりがっくりでしたが、なんとか修理してゴールを目指します。幸いその後パンクはなく6時27分に無事ゴールしました。24時間27分です。超山岳コース、寒さ、パンクのトラブルがあった中で51連続完走できたことは幸いでした。

私でちょうど20人目くらいのゴールで半分位でした。最終的には超山岳ブルベにも関わらず、天気が良かったこともあって出走者の4分の3の人が完走しました。参加者の多くがコースの厳しさを知って参加してい猛者揃いだったようです。

来週5月18日はRC名古屋の600kmを走ります。今の所、天気が良くない予報ですが、しっかり準備して52回目の完走、2019年SR達成を目指したいと思います。