yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

BRM714宇都宮600km伊那(2日目)

BRM714宇都宮600km伊那の2日目です。クローズ時間設定のある最後のPCまでの距離が235kmある為、12時間程かかると予想して3時まで寝る予定でしたが、予定より30分早く眼が覚めてしまい、準備をして3時前に出発しました。伊那パークホテルはとても快適でした、5000円出費しましたが、おかけですっかり1日目をリセットして2日目の300kmに臨めます。

イメージ 1

いきなり宿から30km弱進むと標高1247mの杖突峠が待ち構えます。以前走ったことのある峠で登坂距離はありますが、激坂はないので淡々と登ります。途中宿泊せずに仮眠でやりすごしたと思われる他の参加者を何名か追い抜きました。私は宿泊組なので多分最後尾に近く当分参加者に会うことはないだろうと思っていたのでびっくりです。まだ日が出ていないので涼しく走り易い気温です。周りは薄暗く朝もやが漂っています。杖突峠はなんなくパスできました。睡魔は微塵もなく、まだ疲労感は少なく快調です。

イメージ 2

杖突峠を下ってから、今回のブルベのハイライトの麦草峠に備えてコンビニで朝食を取ります。ここに先着者が数名いましたが、皆疲労感が顔に出ていて、一部の参加者はすでに完走を諦めているようです。このコンビニから麦草峠までは約20kmで1200m登ります。標高は2127mで私のブルベ史上、最高標高です。350km弱走ってきてのヒルクライムの為、標高1400m超えた辺りから、見栄は張らず、モチベーション維持の為、100m登っては休むようにしました。激坂ではないですがとにかく登坂距離が長く、無限に感じられます。ただ救いは20度以下で涼しく、助かりました。頂上にたどり着くと駐車場は観光客で一杯で少し興ざめでした。頂上付近の峠の看板の写真を収めてご褒美のダウンヒルを楽しみます。

イメージ 3

1000m以下になった時にまた暑さが襲ってきました。2日目も暑さとの戦いがスタートです。下りきってすぐに国道299号の標高1351mの十石峠です。約700mほど登りますが、ここは激坂でさらに暑く苦戦しました。登りきった後、国道が通行止めの為、林道を下るルートでしたが、この林道が急勾配で、舗装が悪いため、ブレーキを常に当て効きしながら下らなければならず、麦草峠の下りと異なり、なぜかぐったりでした。

イメージ 4

十石峠を下ると最後の登りの標高780mの志賀坂隧道です。登坂距離は6km弱ですが、ここが最悪でした。日影がなく常に直射日光の高温でおまけに10%以上の勾配が連続する地獄坂でした。ツーリングバイクの通行が多く、耳障りな爆音で休まることがなく参りました。登坂の苦しさはは標高だけでないことを痛感しました。

イメージ 5

志賀坂隧道を登りきるとあとは平坦基調の150kmです。ただこの平坦150kmが曲者でした。36度を超える酷暑と途中渋滞箇所もあった市街地走行です。秩父、伊勢崎、熊谷、舘林(土地勘がないので順番が滅茶苦茶だと思いますがご容赦を)などよくニュースで耳にする酷暑地帯です。途中クールダウンをしっかりしなかったら大幅なペースダウンになりました。やはり20km毎にコンビニに立ち寄り、2Lの水かけ、ボトルに氷を入れ、ドリンク補充、氷タオルの首巻は酷暑の中必須です。最後のPCに行く途中で偶然、信号で止まった時に脇を見たら石田三成が水攻めで落とせなかった忍城跡がありました。立派な模擬天守に違和感を覚えましたがとりあえず写真に収めました。

イメージ 6


最後のPCはゴール手前約70km弱のコンビニですが、CLOSE30分前の到着になりました。これで何とか完走が見えました。ただ最後の70kmの市街地走行も気楽なウィニングランではなく何回も休みながら、苦戦して21時3分にゴールの宇都宮森林公園自然休養村管理センターに到着しました。1時間も余裕がないですが完走です。月曜日に公表されたリザルトを見ると18名完走、39名リタイアの完走率約30%の過酷なサイバイバルブルベでした。他人のペースを気にせず、ペースを抑え、中間地帯でしっかり宿泊し、慎重にコンビニでクールダウン、給水したことで熱中症、睡魔に悩まされることなかったのが完走の大きな要因です。

これでトリプルSRを達成したので欲を出してAJ近畿主催の300km、400km、600kmに参加してフォーSRをやってみようと思います。次は7/28の高岡300です。今回の酷暑ブルベ経験を活かして完走しようと思います。