yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

18BRM728近畿300km高岡

7月28日(土)にAD近畿主催のBRM728近畿300km高岡に参加してきました。当初コースは高岡~八尾~有峰~上宝~荘川~白川~五箇山~砺波~高岡で獲得標高が5000mのコースでしたが、7月初めの豪雨により荘川~白川間のR156の通行止めが解消されず、迂回ルートでの開催になりました。おまけに台風12号の進路次第では中止の可能性がありました。なにはともあれ高岡に2泊ホテルを予約しましたので27日(金)に午後半休をもらい出発します。夕食は東海北陸自動車道のひるがの高原SAのけいちゃん丼です。曇天の為、山々が見えず残念です。

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先月BRM616近畿600km高岡に出ているので、利便性を優先して、今回はスタート、ゴール地点の新高岡駅南口の近くの東横インに連泊です。南口の駐車場は24時間で600円で連泊駐車では助かります。21時前に到着し、近くのイオンで朝食とブルベの為の小物を買い物して、宿にチェックインです。
ホテルの部屋からスタート地点が見えるのでかなりのんびりできます。AD近畿のスタッフの方と他の参加者の方も宿泊していました。北陸新幹線は2015年3月開業で駅周辺はまだ再開発の途上のようです。駅舎は新しく立派です。

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28日(土)は朝5時のスタートですが、4時過ぎから順次参加者が集まります。コースが国道156号の通行止めで大幅に変わったこと、台風12号の接近、連日の猛暑のせいかエントリー74名に対して出走は43名でした。最終的に完走は32名で完走率は74%でした。今回迂回ルートの情報が参加案内のE-mailに添付されていたルートラボの暫定の参考情報だけで、Qシートの情報はなかったのでかなり不安でしたが、ほぼ暫定参考ルートと同じとのことで少し安心しました。ただブリーフィングでスタッフの方がルート上の岐阜県富山県暴風警報が発令された場合は途中で中止する可能性がある旨説明を受けて、かりに完走できてもブルベが成立しない可能性があるので、そこは運任せです。

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今回のBRMは300kmで獲得標高が5000m弱あるので、完全な山岳ブルベです。スタッフのコース難易度評価では「超級」でした。最初に登場する超級山岳が有峰湖です。車は1900円通行料がかかりますが、自転車は無料の有峰林道を約17km弱登坂します。頂上の有峰湖は1135mの高度にあります。有料林道の為、車の交通量は少なかったですが、台風の影響か有峰湖あたりから雨が降ってきて、折角の絶景がもやの中でした。有峰ダムの写真はHPからの転載です。晴れていれば雰囲気も良く、爽やかな快走路だったと思います。雨だったのが残念です。ここは写真チェックポイントで指示の通り、有峰ハウス前で写真をとって、自販機でジュース補給をしてそうそうに出発です。気温が17度で肌寒い感じです。暑さを警戒していたので、寒いのは想定外です。

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今回のBRMの最高標高が1468mの飛越トンネルです。AD近畿のHPのコース説明の通り、勾配はそれほどではなかったですが、この後下って登った標高1174mの山吹峠のほうが直登の坂が多く勾配が厳しく、苦戦しました。山吹峠を下ると111.1km地点にあるPC1のデイリーヤマザキですが、そのお店が品ぞろえが良くなく、補給が厳しいお店でしたが、とろろ冷やしそばと、100%果汁のオレンジジュース、ヨーグルトを補給し出発です。PC1から先はQシート情報はなく、ガーミンに事前に落としてきた参考迂回ルートに従って走ります。Qシートで走る人は当日事務局が配布した迂回ルート地図(印刷が少し不鮮明で見づらい)と、自分で用意した地図をみながら走ることになります。

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迂回ルートではいったんR41を富山方面に戻り、八尾ま経由で白川郷を目指すルートです。当初のルートでは1WAYで荘川白川郷五箇山の合掌ラインを走るのがおそらく景色のハイライトだったはずなので、折返しルートになったのは残念ですが、折返しルートのいいところは途中で参加者と行き違うことができることです。行き違うたびにお互いエールを交わします。
今回は厳しい山岳ルートなので観光はしなかったですが、とりあえず五箇山の菅沼集落だけ写真に収めました。

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五箇山から白川郷までは約15kmで写真のような集落の間を走る合掌ラインがルートです。今回迂回ルートになったことでPC2、3がなくなり、最初の有峰ハウスでの写真、PC1、そしてPC4の白川郷デイリーヤマザキの3か所のみです。PC4は白川郷の入口にあるコンビニでしたが、22時前にゴール地点の東横インに戻りたかったので夕食を済ませて、集落にいかず折返しました、この段階で6番手でした。終始マイペースでしたが順調です。残りは80km弱です。
最後ゴール15km手前の写真ポイントは標高454mの鉢伏山ですが、今回迂回路になったことで十分300kmの距離は満たしているので必須ではなくなりました。PC4の段階で余力があったので当初ルートでゴールを目指します。

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となみ夢の平の展望台は鉢伏山の頂上にありますが、漆黒の山道を約4km弱、平均勾配6.8%でなかなかでした。途中道路脇から飛び出してきた野ウサギを轢きそうになったり、道路のいたるところにカマドウマやキリギリスがいて、道路脇には獣の物音が頻繁に聞こえる野性味ある道で参りました。おまけにあまりにも漆黒で肝心の展望台が発見できず、ただ自己満足で無駄に登坂しただけになりました。夕日の頃に行けば下記のような景色が広がるビューポイントのようです。

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ゴールの高岡に近づくにつれ強烈な北風が向かい風となり参りました。どうも富山にも台風の影響が出始めたようです。新高岡駅周辺は建設現場が多く、そこから砂が舞って目に入ってくるのにも苦しめられましたが21時41分にゴールに到着し、16時間41分で完走しました。1番着はもちろん三船さんで12時間35分でした。ゴールに着いたら三船さんはすでにさっぱりされていてビールを飲んでいました。私は9番着で、その段階で鉢伏山を登って帰ってきたのは私だけでした。私の後ゴールした人の中に折角だからと同じように鉢伏山を登って帰ってきた人がいたようです。
スタッフの今野さんから私がゴールするよりかなり前の段階で岐阜県富山県暴風警報が発令されたようですが、現時点で中止していないことを聞きました。今日AD近畿のHPを見るとリザルトが掲載されているので多分ブルベは成立したと思われます。

今回登坂の多いコースですが、当初のルートを走れていれば、かなり景色のいいところを走れたと思います。AD近畿の京都班の今野さん主催のBRMのコースは本当に景色のいい、走りやすい所をルートにしてくれているので、他の参加者の方も言っていましたが、厳しいコースにも温かさがあります。

次は8月18日にまた今野さん主催の妙高高原発着の400kmに参加します。はじめての深夜スタートのブルベです。トリプルSRは達成したので、気負うことなく楽しんでこようと思います。