yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

19SDA秋王滝100km-2/2

3時にプレ整列を終えた後、朝食をとります。最近ブルベでもそうですが、朝食は黒糖パンとバナナです。マーガリンが入った黒糖パンは6個も食べれば1000kcal近いカロリーになります。朝食を済ませるとハイドレーションパックに水を入れて、フラスコにパワージェルを入れます。フラスコ1本に4袋分入れられて500kcal弱になります。それを2本用意します。以前は3本用意していましたが、毎回1本はほぼ残るので、今回は2本にしました。あとは塩分補給のタブレットを10個程ジャージのポケットに忍ばせます。自転車整列までにまだ30分以上あるので、また寝袋に入って軽く寝て4時半少し前にスタート地点に行きました。もう大勢の人が待機していました。整列競争は一瞬で終わります。先頭から100台以内の位置には並べられたと思います。

 ↓4時半のスタート整列競争は一瞬で終わります。

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常連は自転車整列を終えると王滝名物のトイレ行列に並びます。私は並んでも用を足せないことが多いので最近は並ばず、レース後に用を足しています。今回はこのことが裏目に出ました。ともあれ6時のスタートまで1時間以上あるので、サイクルジャージに着替えて、日焼け止めを塗ったりして準備をします。5時45分頃スタート地点に行き、恒例の御嶽神社の神主さんによる安全祈願に参加します。今日はかなり天気には恵まれそうです。

↓ずらりとMTBが並ぶスタート地点は圧巻です。ここから最後尾は見えません。

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6時になりスタートです。林道までの4km程の舗装路は先導車が先導します。800名近い参加者が走るので、先導車の先導も結構なペースです。途中はやった参加者がいきなり道路脇からはずれて落車して、先頭集団が分断されました。林道区間に入り先導車が外れると本格的にレーススタートです。王滝の特徴として第1関門までの区間に長い厳しい登坂があり、ここで選手が自然にふるいにかけられます。自分の実力以上に前からスタートしたので、抜かれるばかりです。王滝の100kmは獲得標高が2500mあります。全体ならせば平均勾配は2.5%ですが、実際は半分の50kmで2500mを登るので平均勾配は5%です。舗装路ではないので、ガレている坂ではグリップしないのでダンシングができず大変です。登りがつらいのはもちろんですが、下りも瞬時に走行ラインを見極めて、穴や岩をよけながらMTBから振り落とされないようにブレーキコントロール体重移動しながら下らなければいけないので、登りとは違った苦しさと落車の危険との戦いになります。

今回は天気に恵まれすぎたので、暑さとの戦いになりました。何も考えずにハイドレーションの水をがぶがぶ飲んだのでコース半ばでなくなってしまいました。38kmの第1関門、68kmの第2関門は1時間半程度のマージンで通過です。いつものように弱虫ペダルの渡辺先生には10kmも満たないところであっさりパスされました。先生も王滝の常連です。

私はとにかく一定ペースで関門では休憩しないで走ります。第2関門を過ぎて83kmの第3関門の10km程手前で水がなくなりました。さすがに水分をとらないで走るのは危険なので、ちょっとした水場になっている天然エイドステーションに期待しますが、なかなかありません。林道から外れた場所に水が汲めそうな場所があったので、藪をかき分けながらなんとかたどり着きハイドレーションに給水します。前半水を飲みすぎたせいで、お腹が少しゆるくなって山中で用を足さざる得なくもなり、貴重な時間をロスします。

第3関門でも時間は1時間半弱のマージンのままです。残り17kmですが、7kmはまだ登りがあります。この途中でもまた山中で用を足す羽目になりました。けして胃腸を壊しているわけではないですが、前日夜、カロリー確保で大食いしたことが裏目にでたようです。次回のいい教訓になりました。今回2回の不要な停車で30分以上は時間をロスしたと思います。

70kmを過ぎたあたりから、ちょとした段差を乗り越える際にバランスを崩してしまうことが多くなりました。ペダルを踏みこむ力が弱くなってトルクを出せなくなってきたからです。苦しめられt登りもあと2つ程度なのでダンシングも駆使しながら、淡々と走ります。最後の登りをなんとか登り切るとゴールまでは10kmのダウンヒルです。ガレた林道の下りなので必死にMTBから振り落とされないようにしがみつき駆け下ります。結局14時15分過ぎにゴールし、8時間15分で完走しました。


速報だと198位でした。700名弱のエントリーで当日何名が100kmを出走したかわかりませんが、多分上位3分の1には入っていると思われるので、苦戦したわりには順位は悪くありませんでした。30分の時間ロスが残念です。次回に向けた教訓がまたいろいろ得られたのは収穫でした。

去年からブルベを走る本数を大幅に増やして、超LSDをしているので走り切る体力には問題ありません。初めて参戦した時はゴール後は全身疲労で1週間疲労回復に大変でしたが、今回は1日程度で疲労は回復しています。そういう意味ではまた力を出し切っていないのかもしれません。

いつも実感していますが、私には絶対スピードが不足しています。50歳近い年でパワーを上げることは難しいので、今度は王滝前にせめて5㎏程度減量して臨みたいと思います。また下りは速い速度で駆け下りる為にはサドルに腰を下ろさず中腰をキープする必要がありますが、私はどうしても途中で足がしんどくなって腰を下ろしてしまうので、何とか中腰姿勢がキープできるようふくらはぎの筋肉を地道に鍛えたいと思います。

いつも通り、楽しくも、苦しい王滝でしたが、晴天の中、少し噴煙が上がる御嶽山を見ながら、王滝の自然を満喫できたことは最高でした。来年の春はもっといい走りができるように頑張ろうと思います。

 

↓ゴール後、会場に戻ってきて今度は王滝近くのカレー屋さんのカレープレートで昼食
 をとりました。

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↓信州は秋の気配です。王滝村ではコスモスがきれいに咲いていました。

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