yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

19BRM330名古屋400km塩尻

3月30日(土)にRC名古屋主催のBRM330名古屋400km塩尻に参加してきました。豊田⇔足助⇔稲武⇔治部坂峠⇔飯田⇔伊那⇔塩尻とR153を往復する獲得標高は5500mのコースです。

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このコースの最大の難所は往路も復路も標高1200m弱の治部坂峠越です。特に復路は深夜通過することになるので低温が心配です。しかも30日は南信州地域は雨予報です。天気が良くないこともあって60名程のエントリーがありましたが、当日の出走は40名程でした。

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出走前に静岡のブルベで顔なじみのMさん、そして猛者の和さんと談笑します。やはり話題は雨がいつ降ってくるかと、氷点下前後が予想される夜間の治部坂峠越えです。スタート時間の7時になり、誰もスタートを切らないので、私が先頭でスタートを切ります。今回は三船さんが参加されていてスタート早々に抜き去られるかと思いましが、三船さんは最近走ったSR600の疲労が抜けていないようで、30km先の足助あたりまで後ろ姿を見ながら走れました。

PC1、3は阿智駒場の同じコンビニで折返し地点はPC2の塩尻のコンビニです。各PC間は100km以上離れています。PC間の中間地点を目安に適宜休憩しながら走ります。
最初の休憩はスタートから50km弱の稲武の道の駅でトイレと飲み物補給で立ち寄ります。空模様はいつ雨が降りだしてもおかしくない感じです。

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80km地点の平谷村まではマイペースで順調に走れましたが、ついに平谷村で恐れていた雨が降ってきました。昼前に雨が降ってくるのは正直想定外でした。ここからほぼ12時間近く雨になりそうなので気が重くなりました。とにかく気を取り直して、何事も経験と言い聞かせて合羽を着て20km先のPC1を目指します。

往路なのでまだ元気で難所の治部坂峠、寒原峠も問題なく登り切りました。今回残念だったのはどのPCのコンビニにもイートインスペースがなかったことです。PC1では雨を気にしながら仕方なく、寒いコンビニの軒先で弁当を立ち食いして昼食を済ませます。

最初のPC1の前でMさんと合流し、成り行きで一緒にPC2の塩尻を目指すことになりました。ぼっち走ではないので心強い限りです。天気は雨が小やみになったり、強く降ったりでとぎれることのない最悪の天気です。しかもR153の市街地区間は交通量が多い上に、舗装が悪く、ペースがあがりません。
Mさんと二人でひたすら淡々と走っていましたが、折返しの塩尻迄あと15km程度の所でMさんがついてきていないことに気づきました。仕方なく一人でPC2を目指し、予定よりも1時間遅い18時半少し前にPC2に到着しました。ここでコンビニ弁当で夕食を食べているとMさんが30分程度遅れて到着しました。パンクしたとのことです。Mさん以外にも何人かパンク修理をしている参加者を見かけました。雨の日はちょうど道路の端の自転車の走行ラインにごみが溜まるので要注意です。
皆、雨の寒い中でもパンク修理をしてほとんど復帰するのでランドナーの精神力の強さに改めて感服です。

Mさんの出発までコンビニで待とうと思いましたが、この悪天候の中、私もそれほど余裕があるわけではないので、結局、明朝ゴールでの再会を約して、先行しました。
ここから飯田市街までの約80kmは完全なボッチ走になりました。PC3まで距離があるので途中のコンビニで休憩すると店員の年配の女性に声を掛けられました。今400km走るイベントの途中で豊田まで帰ると話すと、かなりびっくりされました。コンビニの店員さんだけでなく、交差点で止まっているとドライバーにも話しかけられます。ぼっち走で途中、見知らぬ人に話かけられるとちょっとした気分転換、励ましになります。

飯田市街に入ると知らない間に追いついてきたランドナー3人とPC3の手前まで走ることになりました。私が先頭で牽く形になりましたが、そこそこ疲れているので信号ストップで休みたいのにこういう時に限って信号峠に捕まらず、結構な距離をタイムトライアルする状態になりました。私は気分転換も兼ねて牽けるかぎり牽こうと頑張ると飯田市街を抜ける頃にまた単独走になりました。最後のPC3には日付が変わる前に何とか到着できました。ここで補給をしっかりとって、防水グローブが雨でびしょびしょで用をなさないので、急遽作業用のビニール手袋を購入し、ここから先の復路でも難所の寒原峠、治部坂峠越に備えます。15km程の延々続く登りで深夜の苦行の始まりです。
気温は氷点下0.6度まで下がりました。幸い道路の凍結はなく、治部坂峠を登りきると今度は長い下りです。

後ゴールまで100kmを切っているので、途中人気のない所では大声で歌を歌いながら眠くならないようにして淡々と走ります。往路と同じく稲武の道の駅でトイレとドリンク休憩です。ここでずっと先を先行していると思っていた和さんにばったり会いました。和さんは睡魔が酷くて道の駅の休憩所で仮眠していたとのことです。和さんいわく後残り50kmですが、まだ意外に登りがあるので気が抜けないとのことでした。和さんが出発した10分後に私もゴールに向けて再出発です。

ラスト30kmの足助に入ると予想外の雨で参りましたが、とにかくゴールまで気を抜かずにマイペースで走ります。何とか7時過ぎに無事ゴールしました。所要時間は24時間8分で、なんと私が5人目のゴールでした。和さんは4番着で10分程前にゴールしていて、お互い無事ゴールできたことを喜びました。スタッフの方たちも今回は参加者がなかなかゴールしないので、いつも以上に温かく迎えてくれました。和さん、スタッフの方を交えていろいろとブルベ談義で楽しく談笑していると、6番目に女性が、7番目にMさんがゴールしました。パンクさえなければMさんとは一緒にゴールできたと思いますが、とにかくゴールで再会できてお互いの無事と健闘を称えあいました。

スタッフの方には本当に寒い中運営でお世話になり、ゴールでは温かく迎えてくれてただただ感謝です。今回は雨と寒さで大変なブルベでした。スタッフの方のツイッターを見ると結局半分以下の17名しか完走しなかったようです。三船さんのブログを見ると、あの三船さんも雨と低温の悪コンディションに苦しめられたようです。雨が降っていなければ、完走者の数はもっと多かったと思います。

今週末は4月20日(土)に行われるAJ静岡の伊豆400の試走を走るつもりです。4月27日(土)に行われる岡山1000もエントリーしたので、またいろいろ走り方を工夫して経験値を高めたいと思います。