yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

2022BRM409中部300km恵那

4月9日(土)にAR中部主催のBRM409中部300km恵那を走ってきました。3週連続のブルベです。2週連続で雨に降られたので天気が心配でしたが、今回は晴天に恵まれました。コースは瀬戸~下山~長篠~浜北~熊~東栄~上矢作~岩村~恵那~瑞浪~多治見~瀬戸と走る獲得標高4400mの山岳コースです。

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私は8時スタートですが、7時スタートに知り合いが多くいるので、7時前に着くように浜松を出発しました。車で1時間半程で到着しました。最近つるんで走るNさんも7時スタートです。AJ静岡のブルベで知り合った、Fさん、Sさんも7時スタートです。顔見知りに声をかけ、見送ると、スタートまで1時間手持ち無沙汰になりました。なにげなく駐車場の方を見ると、何と特別天然記念物ニホンカモシカがいました。思わず写真を撮ります。

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徐々に8時スタートの参加者が集まります。8時スタートにも顔なじみが多く参加します。Tさん、Mさんを見かけ声をかけます。今回の相棒はSRAMのE-tapのRIVALコンポのTarmacSL7です。どうもRoubaixの方が剛性が低いせいか体に優しく、楽に走れる印象です。TarmacはS-Worksでなくても剛性が高いようで、いまいちいい感触で走れていません。それでも無線コンポなので変速は楽です。あとショートノーズサドルがブルベではあまりしっくりこない感じです。いずれにしても今回の山岳300kmブルベで検証してみようと思っています。

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ブリーフィングの後、定刻の8時にスタートです。今回もスタート直後の大集団になる前に先陣を切って飛ばして走ります。走り出して5km程で戸越峠の登りが始まります。登坂距離2.7km、獲得136m、平均勾配4.9%の坂です。走り出しではちょうどいいウォーミングアップの峠です。

↓ブリーフィング 今回のコースは健脚スタッフのKさんがルートを引いています。

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↓戸越峠のピーク この日は大型車の通行がなく助かりました。

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戸越峠をパスして藤岡、広瀬と走ります。足助手前でK77に入り、交通量の少ない山道を下山目指して走ります。登り基調ですが長閑な里山を抜ける静かな道で、天気も良く、気持ちよく走ります。Tさん、Mさんと走ります。Mさんは膝を痛めているとのことですが、走りを見るととても痛めているとは思えません。要所要所でペースについていけないので、無理して追いかけず、一定ペースで走ります。44.4km地点のPC1ファミリーマート豊田下山店には10時4分に到着しました。

↓PC1ファミリーマート豊田下山店 44.4km地点 10時4分

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喉が渇いていたので、早くもコーラ補給し、シュークリームを食べます。次のPC2まで84.6kmあるので、補給食に大福と羊羹を購入します。ここから先のR301は昔、バイクや車で良く走った道です。今回中部のスタッフの方が3名走っています。PC1を再スタートしてしばらくしてコースプランナーのKさんとTさんに追いつかれました。Kさんのペースは速く、ついていくのは厳しいのでマイペースで走ります。作手に入り、古宮城跡がある交差点を左折し、K436に入ります。K436は初めて走る道です。K436も交通量が少なく、下り基調で快走路でした。R257に出るとブルベではお馴染みのルートです。R257をそのまま有海まで出ずに、途中でK32に入るのが中部らしいルートです。K32は小刻みなアップダウンがあり、脚が削られます。長篠交差点に出て再びR257を走ります。普通は引佐の金指の交差点までR257を走り、R362を走るのが普通のルートですが、ここでも中部らしく田沢の交差点でK359、47、299、68と走ります。このルートは私がトレーニングでよく走るルートで平坦ではなく、小刻みなアップダウンが連続するルートです。R362に出てPC2まではあと少しです。途中で休憩しようかと思いましたが、何とか84.6kmをノンストップで走りきることができました。129.0km地点のPC2セブンイレブン浜北根堅店には13時33分に到着しました。7時スタートのOさんに追いつきました。ここでコンビニ弁当で昼食にします。

↓PC2セブンイレブン浜北根堅店 129.0km地点 13時33分

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Oさんの話だとついさっきまでFさんとSさんがいたようです。頑張れば追いつけそうですが、この先コースは本格的な登り区間が始まるので無理はせずにしっかり休んで、こまめに休憩をとりながら走ることに方針を変更しました。天気が良く、暑さを感じる程の気温なのでオレンジジュース1Lでしっかり水分補給し、ボトルに麦茶を補充します。ここから熊~大地野の登り区間も私のトレーニングコースで、その意味では気楽です。道の駅くんま水車の里に立ち寄らずに中設楽のファミマまで一気に走ろうかと思いましたが、自販機のジュース補給で立ち寄りました。

↓道の駅くんま水車の里 150.7km地点

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ここからピークの大地野トンネルまでは4.5km程で250m程登ります。勝手知った登りなので気楽です。ほどなくトンネルに到着し、一旦登りは終了でトンネルを抜けると10km超のダウンヒルご褒美区間です。この日も三遠南信道路の工事はしていないようで、大型ダンプの通行はなく、存分にロングダウンヒルを満喫しました。下り切った所の沿道に満開の桜並木がきれいでした。R151に出て8km程走るとファミリーマート北設楽東栄町店です。道の駅から25km程しか走っていませんが、ここでも小休止します。空になったボトルに麦茶を補充し、キレートレモンを飲んですっきりします。

ファミリーマート北設楽東栄町店 174km地点

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ここから先が今回のコースの登りの核心部です。折元峠、大桑峠、上矢作と長い登りが続きます。再スタートして5km程走り左折してK80に入ります。K80ははじめはそれ程登りませんが、津具に出る手前3km弱が勾配が10%前後ある激坂区間です。津具に出るといったん平坦になり、しばらく走ると折元峠への登りが始まります。登坂距離4.6km、200m程の獲得標高なのでゆるやかな登りで、淡々とパスします。K10ではなく並走する市道だと距離が1km短いですが、15%前後の激坂なのでそちらがルートではなく一安心です。茶臼山高原道路の入口が折元峠のピークです。ピークからフォトチェックの道の駅つぐグリーンパークまでは一気に下ります。ほどなく道の駅に到着し、指定された看板の写真を撮ります。

↓フォトチェック 道の駅つぐ高原 199.1km地点  18時30分

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↓Oさんも追いつき、自販機で缶コーヒーを買って小休止です。

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ここから先は日没となりナイトライドのスタートです。R153までの5kmは下りが続きますが、いつ道路脇から動物が飛び出してくるか分からない雰囲気を強く感じたので、減速気味で警戒しながら走ります。突然飛び出されて衝突落車すればその瞬間にDNFになります。R153に出て、2km弱走り、右折してK101に走ります。K101は走ったことのない道です。登坂距離4km、獲得標高216m、平均勾配4.9%の大桑峠の登りが始まります。平均勾配は4.9%でも要所、要所で10%超える激坂が登場します。暗いので先が見えないので、精神的に厳しい登りでした。登り切った後が実は悪夢でした。道幅が狭く、コーナーが連続し、道路沿いの山中から鹿と思われる動物の鳴き声が聞こえてきます。しばらくすると道路上に5頭ほどの鹿が群れていました。減速気味に下っていたので、まったく問題ありませんでしたが、いつ動物が飛び出してきてもおかしくない状況であることを痛感させられました。8km程の下りでしたが、昼間ならご褒美区間ですが、夜は悪夢の冷や冷や区間でした。大桑峠を下り切ると、今度は上矢作の登りです。登坂距離5.28km、獲得標高230m、平均勾配4.3%です。ここも昼間ならそれほどでもないですが、夜間登ると長く感じます。ピーク前ですが道の駅上矢作ラフォーレ福寿の里に立ち寄り、小休止します。ここからPC3までは30km程ですが空腹を覚えたので、PC1で補給食として購入した羊羹を食べます。再び走り出します。岩村を抜け、阿木小の交差点を左折し、少し登って、恵那市街へ下ります。Tさん、Mさん、Oさんの4人で走っていますが、PC3でコンビニ食だと寂しいので、少しルートから外れてかつやで遅い夕食にすることにしました。22時頃でしたが、なぜか店内は若者で賑わっていて、待つことになりました。おろしカツ定食で豚汁を大にしてしっかり食事を摂ります。結構待ったため、ここで1時間弱のロスとなりました。おかげでしっかり休憩と補給ができました。

↓かつや岐阜恵那店 店内混雑で結構な待ち時間でした。

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↓コンビニ食と違い、外食は美味しく、落ち着きます。

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再びルートを外れた地点まで戻り、ルートを走ります。8km程走ってPC3ファミリーマート恵那久須見店に22時27分に到着しました。しっかり夕食をとったのでここではレシート取得の為、缶コーヒーだけ購入します。何名か先着した参加者が休んでいました。

↓PC3ファミリーマート恵那久須見店 250.8km 22時27分

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残りは51.4kmです。PC3のコンビニが最後のPCなので後は4時前までにゴールすればいいので、余程何かトラブルが起きなければ完走が確実です。ゴールに向かって4人で走り出します。ゴールまで途中断続的に登りが登場します。途中Mさんが35km以上で引き出したので、たまらず30km程度にスピードを落としてもらい走りますが、先行していた参加者を何名か追い抜きました。R248に出て蛇洞峠を登り切り、下りきると、ゴールの道の駅瀬戸しなのはすぐそこです。0時59分、所要16時間59分で完走しました。前半は快調なペースで走りましたが、後半休憩を多くして走ったので、予定よりも1時間程時間がかかりました。力を合わせて一緒にゴールしたTさん、Mさん、Oさんに感謝です。登りの多い大変なコースでしたが、楽しく走れました。

↓深夜0時59分にゴール。AR中部らしい山岳300kmでした。

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来週はAD近畿のFleche守山です。16日(土)7時5分に三重県の桑名スタートで岐阜、福井、滋賀と360km走り、ナイスプレイスのピエリ守山を目指します。チームメンバー5人で力を合わせて楽しく、完走したいと思います。

2022BRM403名古屋200km浜名湖

4月3日(日)にRC名古屋主催のBRM403名古屋200km浜名湖を走ってきました。前日AR中部のBRM402中部200km美濃を走っているので200kmブルベ連戦です。昨日は気温が低くくても雨には降られなかったですが、3日は予報ではほぼスタートから終日雨の予報です。日付をまたぐ600km以上のブルベでは道中、雨に降られることはよくあることなので、雨の経験値を上げる為、あえて出走します。ただ問題なのは元々、土曜日に浜松を出る際には3日の終日の雨は予想しておらず、合羽を持ってきませんでした。2日夜は浜松には帰宅せず、北名古屋の実家に泊まったので、ウィンドブレーカーとサイクルキャップ位しか雨装備がないのが問題でした。ただウェアはパールイズミのウィンドブレークジャージなので何とかなると思い、丸腰で雨ブルベに臨みます。スタート地点の柳川瀬公園に到着すると、やはり参加者はかなり少なそうです。6時半スタートでしたが、参加者が少ないので6時スタートへの切り替えをスタッフの方に言われて、急遽6時にスタートすることになりました。6時スタートには昨日中部の200kmを一緒に走った和さん、Nさんがいて、2日連続で3人で一緒に走ることになりました。コースは岡崎を出発し、東名側道を走って新城に向かい、井伊谷を経由して時計回りに浜名湖を一周し、宇利峠を越えて、新城に戻り、往路と同じ道を戻るコースです。獲得標高は1800m程で、この時期風も穏やかなので雨でなければ走りやすいコースです。

↓往路

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↓復路

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6時少し前に車検が始まり、定刻でスタートします。スタート時点ではまだ雨は小雨でした。早朝の為、岡崎市街は交通量が少なく助かりました。それでも11km程は頻繁に信号停止を余儀なくされます。無駄踏みは疲れるだけなので、先の信号の変わり目に合わせてペースを加減して走ります。幸い、昨日の疲れはさほど感じることはなく、体調は良好です。

↓和さんも、Nさんも連戦です。20名程の出走で中部連戦者が多かったようです。

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雨は徐々に本降りになってきました。丸腰なのでまず足元のシューズがあっさり浸水しました。ウィンドブレークジャージのお陰で風を防げているのと、多少の防水性があるので、普通の雨ならなんとかしのげそうです。昨日よりも2、3℃気温が高かったことも幸いでした。合羽を着ていないので、合羽の邪魔くささはなく、気温さえ低くなければ丸腰作戦もありだと思いました。今回のコースは土地勘があるのでその意味では気楽です。55.9km地点のPC1ファミリーマート新城有海店には8時39分に到着しました。早速1時間強のマージン確保で順調です。缶コーヒー、パン、大福で補給します。走っている間は問題ありませんが、止まるとやはり雨で濡れているので寒さを感じるので長い休憩は駄目な感じでした。

↓PC1ファミリーマート新城有海店 55.9km地点 2週連続の雨ブルベにうんざりです。

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和さん、Nさんと再スタートします。少し冷えた体を温める為、飛ばし気味に走ります。途中長篠城址の満開の桜が目に入ってきましたが、雨では止まって写真を撮る気にもなれません。長篠の交差点を過ぎてY字路を右に進みR257に入ります。ここは完全に私のホームグランドでアップダウンは細かく知っているので、先頭で快調に走ります。井伊谷を抜け、井伊家ゆかりの龍潭寺の前を通り、気賀を抜けて浜名湖東岸に出ます。晴れなら景色を楽しめますが、雨の浜名湖では景色は楽しめません。舘山寺を抜け、弁天島を目指します。幸い風はないのでいいペースをキープしながら100.8km地点のPC2ファミリーマート浜名湖弁天島店に10時56分に到着しました。マージンは2時間弱になりました。休憩込みで平均20km/hペースできているのでまずまずです。ここで30分スタートが早かった熊さんに追いつきました。熊さんも連戦組です。途中お気に入りのパン屋に寄ったそうで、それでPC2で追いつくことができました。このコンビニにはイートインがあったので、時間が早かったですが、コンビニ弁当で昼食にしました。

↓PC2ファミリーマート浜名湖弁天島店 100.8km地点。雨は降り続けます。

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弁天島のシンボル赤鳥居もあいにくの天気で写真映えしません。

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PC2がちょうど距離の折返し地点です。昼食を済ませてしっかり補給、休憩ができたので、再び雨の中3人で走り出します。西に向かい、浜名湖ボートの前を通ります。開催日なのか駐車場に車がたくさん止まっていました。終了時にぶつかると渋滞必至ですが幸い、レース開催中のタイミングでの通過だったので渋滞はなく助かりました。R301に出て、浜名湖西岸を北上します。交通量が多く、若干のアップダウンがあるので浜イチでは残念な区間です。三ケ日まで来ると浜名湖は終了です。さらにR301を走ると宇利峠です。登坂距離2km弱、獲得118mの登りです。ピークから奥浜名湖を眼下に見渡せますが、この日は雨天なので絶景は拝めませんでした。

↓宇利峠 静岡県と愛知県の県境です。

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この宇利峠で熊さんに再び追いつきました。熊さんを交えて4人で走ります。宇利峠を下って、八名から市道に入ります。舗装がきれいな走りやすい道ですが意外にアップダウンがあり、ここでNさん、熊さんが少し遅れます。新城に入り、桜の名所の桜淵公園の前を通ります。この辺りで雨が止んできて気持ち的には明るくなりました。

↓左手に桜がある公園が桜淵公園。晴れていれば桜が最高だったと思います。

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再び往路通った長篠の交差点に戻ってきてしばらく走ると146.1km地点のPC3ローソン鳳来長篠店に13時31分に到着しました。2時間15分のマージンでです。缶コーヒーと惣菜パン、Lチキで一息つきます。Nさん、熊さんもほどなく到着しました。

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残りは57.5kmとなりました。朝来た道を帰ります。R151を12km走り、K21に入ります。K21を豊川竹下まで約12km走りますが、この道は意外に交通量が多く、アップダウンがあるので私が嫌いな区間です。途中和さんがトイレ離脱し離れますが、健脚の和さんはほどなく必ず追いついてくるので、流石です。そうこうしていると東名側道の最後の難所のアップダウン区間に入りました。夜走ると精神的につらい区間ですが、明るい昼間だと、ピークが見えるので、それにあわせてペースを上げ下げできるので思いのほか苦戦せずにパスできました。意外な難所は欠町交差点から岡崎大橋までの6km程のK26の市街地区間でした。とにかく交通量が多く、脇からの車の飛び出し、左折車の巻き込みに注意しながら、そして信号峠に苦しめられます。岡崎大橋を渡り切った残り2km弱で、ようやく気持ち的にパレードランになりました。ゴール地点のミニストップ桝塚店には16時34分に到着しました。所要10時間34分でした。コースからすると10時間切れるコースですが、200km連戦と雨の影響のせいか思いの外時間がかかりました。

↓ゴールのミニストップ桝塚店の写真を撮り忘れ遠くから写真をとりました。

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↓ゴール近くの行福寺というお寺の桜が満開できれいでした。

 

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ここから1.6km程走ると柳川瀬公園です。体育館入口脇でゴール受付を済ませます。いつものようにスタッフのK夫妻が待機してくれていました。悪天候の中、私達参加者の為にスタートとゴール受付をしていただいて本当に感謝です。ほどなく熊さんもゴールし、しばし和さん、Nさん、熊さん、そしてスタッフの方と歓談します。

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今回丸腰で雨ブルベを走りましたが、先週しっかり雨装備をしても春嵐の300kmブルベでは全く効果はなかったので、体を冷やすことを注意さえすれば、サイクルキャップで頭の濡れを軽減し、首にタオルを巻いて、ウィンドブレーカーを着て、グローブは親水性のあるネオプレーン性のものを装着し、シューズは諦めて軽装で走るメリットは大きいです。ただ気温が10℃以上ないと今回のような丸腰作戦は無理だと思います。来週は中部300kmです。天気に恵まれることを願うばかりです。

2022BRM402中部200km美濃

4月2日(土)にAR中部主催のBRM402中部200km美濃を走ってきました。当初は3月5日(土)に開催でしたが、コロナのまん防で1か月延期されての開催です。この日は天気は良かったですが、気温が低く、スタートの7時頃は5℃しかありませんでした。前日の予報で気温が低くなることは分かっていたので、冬ウェアのパールイズミのウィンドブレークジャージで走ります。グローブも冬用と3シーズン用を2つ用意し、スタート時は冬用グローブで走ります。コースは瀬戸~恵那~白川~美濃~多治見~瀬戸とスタートからゴールまで丘が連続します。獲得標高は約2800mです。

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↓エントリーは89名でしたが、出走したのは68名でした。

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ブリーフィングを終え、定刻の7時にスタートします。とにかく寒いので体を早く温めたいのと、スタート直後の大集団になることを嫌って飛ばしに飛ばします。昨年中部の400km、600kmを一緒に走ったNさんと集団から抜け出します。私を含めて4名程で抜け出します。スタート直後にR248の蛇洞峠を登ります。登り終えた頃には体が温まってきました。しばらく走ると和さんも追随してきました。前二人の若い参加者のペースはあまりに速かったので、見送って、Nさん、和さん、私の3人でいいペースで走ります。3人共、明日の名古屋200kmも走る予定なので、今日はゆっくり走るつもりでしたが、そうならないのが自転車乗りの性です。気温が低いこともあって、体を温め続ける為、ハイペースで走り続けます。50.6km地点のPC1のファミマ恵那インター店には9時4分に到着しました。早速1時間15分のマージン確保です。缶コーヒ、シュークリーム、大福で軽く補給し、一息つきます。

↓PC1ファミリーマート恵那インター店 50.6km地点

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私達が到着してしばらくして後続の参加者が続々と到着します。丘は連続しますが、厳しい長い登りは少ないので、それほど差がつかないようです。再び3人で走り始めます。走り出して4km程で今回のコースで一番標高がある中野方峠(658m)が登場しました。登坂距離11.16km、獲得標高446mです。激坂ではないですが、登坂距離があるので一定ペースで淡々と登ります。今回久し振りにRoubaixで走りましたが、私がブルベに投入しているロードバイクの中では一番軽快に登ります。峠を登り切って下ると80.1km地点のPC2セブンイレブン加茂白川店に到着しました。10時39分到着で1時間40分程のマージンを確保しました。休憩含めて平均20km/h以上のペースできているので順調です。ここでもおにぎり1個とコーラの軽い補給で済ませます。

↓PC2 セブンイレブン加茂白川店 80.1km地点

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PC2はR41沿いにありました。再スタートしてR41を10km程走ります。主要国道なので交通量があり、自転車が走る路肩の舗装があまり良くなかったのでかなりストレスでした。R41を外れると交通量の少ない山あいの道になりました。PC3までの残り11kmは折返しルートの為、先行者と行き交います、1時間早いスタートの人に混じって、私と同じ7時スタートの先頭の参加者とすれ違いました。少ない休憩で快調に飛ばしているようです。1時間早いスタートだった熊さんともすれ違います。すれ違った場所からすると、さすがに1時間差を詰めるのは無理そうです。しばらく走り、122.8km地点のPC3のファミリーマート美濃松栄町店には12時34分に到着しました。マージンは2時間40分程になりました。コンビニ弁当で昼食にします。喉が渇いていたので1Lの果汁100%のオレンジジュースを飲み干します。

↓PC3ファミリーマート美濃松栄町店 122.8km地点

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しっかり補給、休憩して再スタートします。残りは80km程で今のペースを維持できれば17時前にはゴールできそうです。しばらく走ると先に出発した参加者が見えました。自転車乗りの性で何とか追いつこうとペースをあげます。追いつくことに一生懸命になりすぎて、先を走る参加者がミスコースしたことに気付かず、しばらく走ってしまいました。折返し区間なので、往路なかったトンネルに差し掛かってミスコースしたことに気付きました。慌ててて引き返します。私の少し後ろを走っていた和さんと、Nさんは正しいルートを行ってしまったようで、姿が見えませんでした。何とか追いつこうと頑張りますが、なかなか姿が見えません。何とか登り区間で距離を詰めて追いつけました。単純ミスに思わず苦笑です。
しばらく走ると乳岩(ちいわ)神社の幟がある場所を通りました。奥の祠にご神体のお乳の形をした鍾乳石があるようですが、道からの写真だけ撮って通過します。

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写真を撮っている間に、女性のブルベ猛者のMさんに抜かれました。再スタートしてから3人でそこそこのペースで走りますが、なかなか追いつけません。川辺町を抜け、八百津にさしかかると、次はフォトチェックの人道の丘公園です。登坂距離3.32km、獲得標高133mの登りですが、ピーク手前のアスファルト舗装でなくなる区間の勾配が厳しく少しびっくりしました。15時少し前に到着しました。指定されたバス停と自転車の写真を撮り、トイレに立ち寄り、自販機でジュースを買って小休止します。

↓人道の丘公園。途中、何とかMさんに追いつきました。

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ここで160.4km地点でゴールまでは残り40.9kmとなりました。人道の丘公園も折返しルートで下る際、後続の参加者と行き交います。可児のローズガーデン周辺のK83のアップダウンを越え、多治見に入り、庄内川沿いの道に入ると残る難所は定光寺の激坂です。城嶺橋東の信号交差点を左折して程なく、定光寺の激坂、通称「瀬戸のカペルミュール」が始まります。アスファルト舗装から、コンクリートのドーナッツ舗装に変わります。ここまで190km以上走ってきているのでそれなりに疲れています。無理はせず、ペースを抑えて、ペダリングのリズムを崩さない様に、時折ダンシングも織り交ぜながら何とかパスしました。気持ち的には登りはここで終了ですが、定光寺の交差点を右折してから1km程まだ登りが残っています。激坂より気持ちが途切れたこの残り1kmの方が堪えました。下りきって中水野交差点を左折すると道の駅まで最後のささやかな登りです。2.4kmで80m程登ります。ささやかな登りでも堪えます。何とか登り切って16時49分にゴールしました。所要9時間49分でした。和さんが5分程先着して10番着、私が11番着でした、Nさんは私から5分程遅れて12番着でした。明日の200kmが控えている割にはいいペースで少し走り過ぎてしまった感じです。

↓17時前にゴールしました。遅い時間にゴールした人は雨に降られたようでした。

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道の駅のレストランの敷島が営業していたので、先着していたブルベ仲間のMさんと和さんの3人で夕食を食べてから、実家の北名古屋に帰りました。

↓敷島でボリュームたっぷりな味噌カツ定食を頂きました。

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明日の名古屋200kmはどうも天気が悪そうです。今日の疲労がどれだけ残るかも未知数ですが、一晩寝てからの200kmなので、400kmぶっ続けで走るよりは気が楽です。とりあえず200km連戦初日は脚の合うブルベ仲間と楽しく完走することができました。

2022BRM326名古屋300kmW半島

3月26日(土)にRC名古屋主催のBRM326名古屋300kmW半島を走ってきました。今年初めての静岡県外のブルベ参加になります。前日の天気予報では26日は春の嵐になるとのことで、雨と風が心配されました。600km以上のブルベになると途中で雨に降られることはよくあることなので、雨に対する経験値をあげるために出走することにしました。雨確実なので今回の相棒は前後泥除け、700×32cタイヤ、リアキャリア、サイドスタンド、機械式ディスクブレーキ装備のTREKのCROSSRIPで走ります。重量があることは難点ですが、機能性は抜群の相棒です。

↓CROSSRIPは重量があるので軽快には走れないですが、使い勝手は抜群です。

雨対策としてサイクルキャップ、モンベルのレインウェア、防水ソックス、靴底まで完全に覆うブーツカバー、ネオプレーン素材のレイングローブを準備しました。サイクルキャップだと首筋からの雨の侵入が防げないのでレインウェアのフードと併用すべきですが、鬱陶しいので最近はサイクルキャップだけです。ガーミンEdge530と拡張バッテリーパックは視認性は悪くなりますが、シンプルにビニール袋をかぶせて輪ゴムで止めて防水します。過去にノーガードで拡張バッテリーパッックが2回駄目になり交換してもらっているので仕方ありません。ナビサイコンのetrexキャットアイのフロントライトのGVOLT70、リアライトのOMNI3は水没経験はないので今回もノーガードです。

6時半スタートなので、3時45分に起床し、朝食を済ませ、浜松の自宅を4時半に出発し、5時40分位にスタート地点の柳川瀬公園に到着しました。とりあえず、受付を済ませてブルベカードをもらい、自転車を車から降ろして準備します。荒天予報に関わらず、まだ雨が降ってきていないので、思いのほか出走者はいるようです。近畿のFlecheを一緒に走るOさんがいました。前日DNSするとのLINEをもらっていましたが、とりあえず無理をせず状況次第では途中DNFすることも考えて走ることにしたとのことです。6時スタート組は定刻通りスタートし、ほどなく6時半組のブリーフィングがはじまりました。和さん、Mさん、Nさん、ワクチン接種後間もないTさんと顔なじみを多く見かけます。車検を済ませ、6時半定刻少し前にスタートしました。

↓柳川瀬公園体育館東側駐車場がスタート地点。

コースは柳川瀬公園を発着点に知多半島渥美半島の2つの半島をめぐる、登りが少ない、市街地コースです。走り終わったあとのログでは獲得標高は1600m弱でした。天気が良ければ完走しやすい300kmです。

↓獲得標高はないですが、交通量の多い区間が多く、安全第一で走ります。

予報では10時頃から雨が降り出すので、少しでも距離を稼ごうと無理のない範囲で飛ばします。最初の29.7km地点の通過チェックのファミリーマート高横須賀駅東には3番手で7時49分に到着しました。1時間10分程のマージン確保です。いつものように缶コーヒーとシュークリームで軽く補給します。程なくMさん、Nさんも到着しました。

↓最初のPC1ファミリーマート須賀駅東店 6時組は手前のセブンイレブンがPC1

Mさん、Nさんと揃って再スタートします。しばらく3人で走っていると後ろから鈴の音が聞こえてきました。和さんです。Tさんと一緒にかなり速いペースです。和さん、Tさんトレインに乗り、なんとか千切れないように必死で追随します。先頭交代に参加したいところですが、重量車のCROSSRIPでは無理があるので、悪いと思いながらただ乗りさせてもらいます。内海の手前でTさんがワクチン接種後の影響で体調がすぐれないとのことで脱落し、和さんが一人で曳き続けてくれます。

半島の突端に近づくにつれて風が強くなってきました。雨はなんとか降らずに持ちこたえています。和さんのペースについていくことがしんどくなってきたので脱落してMさん、Nさんと3人で走ります。

↓師崎手前。西側の海岸部は向かい風基調で疲れました。

Mさん、Nさんが先頭交代をしてくれて、助け合いながら81.8km地点のPC1ファミリーマートヤナギ南知多師崎店に10時12分に到着しました。1時間46分のマージン確保です。ボトルに麦茶を入れ、おにぎり2個の補給をします。予報通り雨がぽつぽつし始めました。悩みましたが、ここで合羽を着ることにしました。Edge530にもビニール袋をかぶせてしっかり雨対策します。

↓PC2ファミリーマートヤナギ南知多師崎店 ここから先で雨が降ってきました。

再スタートしてしばらく走ると雨が降り出しました。PC1で合羽を着て正解でした。ここから風だけでなく雨も加わっての闘いがはじまりました。知多半島の東側のR247は随所で車が渋滞していてパスするのに苦労しました。特に河和、半田市街は最悪でした。歩道に回避しながら進むと前に集団が車の渋滞につかまっていました。その中に6時スタート組の熊さん、Oさんがいました。車の渋滞の中を抜けるのは注意が必要です。車の右左折に巻き込まれないように気を張って慎重に進みます。110.5kmの通過チェック、セブンイレブン半田新居町店には11時51分に到着しました。マージンは2時間に拡がりました。風が強いので、雨はコンビニの軒先に容赦なく降りこんできます。コンビニ休憩中も雨から逃げられないのには本当に参りました。唯一の救いは気温が常に15℃以上はあったので、寒さに苦しめられることはなかったですが、それでも停止していると、汗冷えと、雨による濡れで体温は奪われるので長居できません。

↓通過チェック セブンイレブン半田新居町店 雨で休憩もままなりません。

ここから次の通過チェクの伊良湖クリスタルポートまでは100.4kmあります。その半分の50km位走った地点で遅い昼食をとることにして再スタートします。この日は予報通り東寄りの南からの風が強く、知多半島では西側は向かい風、東側は追い風となり、幡豆、蒲郡あたりでは向かい風気味の横風になりました。雨も本降りで厳しいコンディションが続きます。Mさん、Nさんに加えて他に2名程の参加者が加わり、走り続けます。蒲郡を過ぎたあたりでNさんがいなくなっていることに気づきました。多分何か機材トラブルがあっての脱落だと思いますが、とりあえず、160km地点まで走ってその周辺にコンビニがあれば休憩してNさんを待つことにして走ります。ちょうど161.5km地点の豊川橋北の交差点を左折するところにセブンイレブンがあり、立ち寄りました。雨風は強く天候は回復の兆しが全くありません。コンビニの軒先では雨が降りこんでくるので、交差点の歩道橋下のほうがましなようだったのでそこに駐輪します。CROSSRIPはサイドスタンドがついているので駐輪する場所を選ばず、その点は非常に便利です。雨の中コンビニ弁当を食べるのは難儀なので、おにぎり2個とみそ汁で軽く昼食を済ませました。あとでこの軽く昼食を済ませたことを後悔することになりました。しばらくしてNさんが到着しました。釘かなにかを踏んでパンクしたとのことです。雨の中、パンク修理して大きく遅れないで追随してきたNさんに感心しました。

↓161.5km地点のセブンイレブン ここでしっかり補給するべきでした。

↓コンビニの軒先では雨で濡れるので、歩道橋下に避難です。

Mさん、Nさんと3人揃って再スタートします。豊橋市内は交通量が多く通過するのに神経を使いました。途中熊さんに追い付き、しばらく4人で走ります。幸い豊橋から伊良湖に向かう三河湾側のルートは追い風基調で快調にペースを刻むことができましたが、道路脇が深い水たまりになっている箇所が多く、避けようがないので突っ込むしかなく、おかげでしっかりしたブーツカバーでも靴への浸水は防げず、常に足が水に浸かっているいる状態になりうんざりしました。何とか明るいうちに伊良湖に到着したかったので飛ばします。ペースは快調ですが、信号が少ないので長いTT状態でペダリングに変化がなく、それはそれで苦痛でした。いつも以上に伊良湖の突端までの距離を長く感じました。210.9km地点の伊良湖クリスタルポートには17時30分頃に到着しました。とりあえず写真チェックの写真を撮りました。ここはトイレも含めて17時40分で閉館するようで、ぎりぎりでトイレを利用することはできました。補給はジュースの自販機しかないので、温かい缶コーヒで済ませます。昼に軽く昼食を済ませてしまったことと、その時に何も補給食を買わなかったことを後悔しました。

伊良湖には日没前に到着。今は道の駅ではなく、17時40分に閉館するようです。

伊良湖を折返します。Mさん、Nさんに加えて先着していた和さん、後着した熊さんを加えて5人で走ります。厳しい向かい風を覚悟しましたが、そこまでではなく少し助かりました。それでも向かい風基調で、雨は相変わらず激しく、R42のアップダウンの連続でペースが上がりません。おまけに少しハンガーノックの兆候もあり、やむなく17km程走ったコンビニに駆け込みます。熊さんだけは止まらずそのままPC2に向けて走り続けました。時間ロスですがここでコンビニ弁当でしっかり夕食をとります。ここも雨が降りこむ軒下での夕食となり、全く休まりません。それでも空腹を解消できたので、元気が回復しました。PC2までの残り20kmを4人で走ります。R42のアップダウンは昼間ならピークを確認しながら走れるのでそれにあわせて走ればいいですが、夜間はピークが見えず、おまけに雨で視界が良くないので、精神的に疲れます。一人で走っていると厳しいですが4人だったのいで励まし合いながら乗り切ります。

247.6km地点の最後のPC2セブンイレブン豊橋伊古部町店には20時5分に到着しました。マージンは3時間です。相変わらず雨風は強く、このコンビニの軒下も雨が降りこみ休めません。店内にイートインスペースはないですが、少し休めるスペースがあったのでそこで温かい飲み物を飲みながら一息つきます。しばらくすると10名近い大集団が到着しました。皆走力の会う人と集団になりながらこの厳しい気象条件のブルベを走り続けているようです。

↓PC2セブンイレブン豊橋伊古部町店 店内のわずかなスペースで一息。

ここから先は北へ、そして西へ向かうルートとなるので追い風基調に変わりました。残りは52km程です。途中のコンビニで和さんはトイレに立ち寄るとのことで別れ、3人で走ります。スタートしてから15時間以上経過しているので、etrexの電池残量が心配になってきました。まだ残量警告はでていないですが、御油入る手前のR1沿いのコンビニで電池交換と最後の休憩をします。雨は小降りになってきましたが、なかなかやみません。眼鏡に水滴がつくのでたびたび視界不良になりグローブで拭いながら走ります。本宿を抜け、欠町の交差点を右折し、岡崎大橋を渡ると、残り3kmとなりパレード走行となりました。幸い雨もほぼ止みました。ゴールは300.3km地点のファミリーマート豊田上郷四通店です。23時25分に到着しました。16時間55分の苦しい300kmが終了しました。熊さんと和さんが先着していました。終始ほぼ一緒に走ったMさん、Nさんとお互いの健闘を称えます。イートインスペースがあったので、そこでブルベカードにレシートの時間を転記し、その他記載事項を埋めて、レシートも整理してゴール受付に出せる状態にします。

↓ゴール地点 ファミリーマート豊田上郷四通店 行程の約7割強は雨でした。

ここからゴールまでは2.1kmです。柳川瀬体育館入口に到着すると深夜の暗い中、RC名古屋のK夫妻が待ってくれていました。ブルベカードとレシートを渡し、写真チェックの写真を確認してもらい、無事完走となりました。しばらくK夫妻と熊さん、和さん、Mさん、Nさんと談笑します。エントリーは80名でしたが、出走したのは30名程度とのことでした。途中DNFした人もかなりいるとのことなので、最終的に何名が完走したのかは分かりません。コース的には登りが少なく、風と交通量の多い市街地走行がネックになるだけで走り易いコースなので天気が良ければ多くの人が完走できたコースだったと思います。たまたま春の嵐にぶつかってしまったことで完走難易度の高いブルベになってしまいました。同じ走力のブルベ経験豊富なメンバーと励まし合いながら終始走ったことが完走には大きかったと思います。

来週以降、6月上旬まで毎週末ブルベを走ります。体調を整えてそれぞれのブルベを走り切っていきたいと思います。

↓雨ブルベは洗濯に、洗車の後始末が大変です。ホイールの水抜きもしました。

 

22BRM319お花見300kmスタッフ試走

3月5日(土)にAJ静岡のBRM319お花見300kmのスタッフ試走を走ってきました。昨年12月のいちご200kmスタッフ試走以来のブルベです。

朝4時に起床して昼食を済ませ、5時少し前に自宅を出発して近くのGSで給油していると、車のリアタイアがパンクしていることに気付きます。早朝の寒さの中、いきなり慣れないタイヤ交換に苦戦です。なんとか交換して30分以上ロスして島田川越広場に到着します。他のスタッフ3名は6時スタートですでにスタートでした後で、私は30分遅れの6時半スタートで一人走り出します。今回の相棒はTARMAC SL7で無線コンポのSRAM RIVAL搭載車で走ります。

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コースは2019年とほぼ同じですが、当時は原田橋がまだ開通していなかったので横山から熊に登って東栄に向かうコースでした。今回は原田橋経由のコースに小変更さ400m程獲得標高が少なくなりました。

↓家山、秋葉ダム、桜淵公園、佐奈川と桜の名所を回ります。獲得標高は3100m弱。

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日中気温が17℃まで上がるとの予報だったので、今回、冬用ジャージの下に保温下着は着ないで、グローブも冬用ではなく、薄手の春秋用のものにしましたが、結果的にはまだこの時期、早朝、夜、山間部の日陰は寒く、保温下着、冬用グローブは必要でした。

何とか先発のスタッフに追いつくべく走り出します。10km程走ると最初の登り、神尾の地蔵峠が登場します。1.5km、平均勾配7.6%の登りです。ウォーミングアップにはちょうどいい登りでした。家山の桜トンネルを過ぎ、家山から三倉に抜けるK63に入ります。手前にミニストップがあります。ここから先90kmはコンビニがないので注意が必要です。K63をしばらく走ると平松峠への厳しい登りが始まります。8.2km、平均勾配5.1%です。後半の3kmは平均勾配10%超の激坂です。テンポ走で淡々と登ります。途中山の斜面に広がる茶畑の景色に気を紛らわせながら、何とか足着きなくパスします。激坂のおかげで体を完全に温めることができました。

↓平松峠のピーク 標高600m弱 最後3kmは厳しい激坂です。

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K63は登りも大変ですが、下りは舗装が悪いので注意が必要です。道路の穴やひび割れを避けながら減速気味に下ります。車の往来はない点は助かります。下りきると三倉でK58に出ます。三倉トンネル、周智トンネルで少し登ります。春野でK58からR362に入りしばらく走ると55.1km地点にPC1春野ふれあい公園に到着です。ここで休憩していた先発のスタッフ3名に何とか追いつくことができました。10時15分の関門に対して9時27分到着と45分程マージンを確保しました。ここでは駐車場にある時計の写真を撮る、フォトチェックポイントになります。

↓PC1春野ふれあい公園(55.1km地点) 自販機、トイレがあります。

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ここからはスタッフ4名で揃って走ります。気田川沿いのK286を走ります。天竜川に合流した地点からはK285を北上します。74km地点で秋葉ダムを通過します。ここは千本桜で有名なお花見スポットです。当初ルートはK285をそのまま大輪橋まで北上しますが、現在秋葉ダムと瀬尻橋区間で途中通行止めがあります。様子見で行ける所まで行ってみることにしましたが、3月末まで全面通行止めでしっかりバリケードがされていました。やむなく通行止め手前の吊り橋、峰之澤橋で対岸のR152に渡ります。吊り橋なの橋幅は狭く、眼下に天竜川が見え、高所恐怖症の人には通過が厳しいかもしれません。大輪橋を渡ってすぐ正面にある85km地点の観光トイレで小休止します。ここの水道は飲むことができるので、ボトルに給水できます。

↓大輪観光トイレにある鮎のオブジェ

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↓観光トイレに隣接して渡辺商店がありましたが、今は自販機のみです。

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大井橋の信号交差点を左折してR473に入り佐久間を目指します。静岡ブルベでは定番のルートです。途中スタッフの吉田さんが立ち止まってR473の道路下を覗いているので理由を聞いてみると、昔ここに久根鉱山という銅山があり、その名残でトロッコ軌道と坑口が残っているとのことでした。自転車は気楽に立ち止まれるので何気ない発見があります。

佐久間ではお婆さんがたこ焼き、五平餅を販売している小さなお店があって営業していることを期待しましたが、この日は休業でした。佐久間市街を抜け、原田橋を渡り、東栄を目指します。東栄温泉は施設更新で休業していました。112km地点で中設楽のファミマに立ち寄ります。ちょうど12時過ぎた時間だったので、ここで弁当を買って、併設の無料休憩施設で昼食を取ります。休憩施設は広く、ブルベではいつも重宝しているありがたい施設です。

↓中設楽のファミマ併設の無料休憩所。ブルベではありがたい施設です。

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↓ファミマ北設楽東栄町店 ここで弁当を買って、隣接の休憩所でのんびりできます。

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しっかり休憩、昼食をとって再び走り始めます。ここから設楽までのR473は交通量が少なく、道路もきれいで快走路です。設楽まで登り基調ですが、激坂はなくのんびり走れます。トンネルまでくると登りは終了です。R257に入り、しばらく下ると132.4km地点のPC2ファミマ設楽町清崎店です。2021年5月にオープンした道の駅したらに隣接しています。レシートチェックなのでファミマで何か買う必要がありますが、道の駅したらには食堂があり、露店もあり、ベンチ、テーブルもあるのでのんびりできます。私は露店でジャンボフランクを購入し、他のスタッフは焼き芋で軽く補給しました。

↓PC2ファミマ設楽町清崎店(132.4km)13:34着 1時間44分のマージン

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↓道の駅したら 食堂もありここで昼食をとるのもいいと思います。

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↓道の駅したらのシンボル 旧豊橋鉄道田口線 木製車両「モハ14型」

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道の駅したらを出発して、一路新城経由で豊川を目指します。R257を南下し田峰の信号を直進し、ほどなくK389の稲目トンネルに入ります。私はこのトンネルが大嫌いです。キャットアイがあるおかけで車道はかなり車のプレッシャーと受けます。一人なら安全の為、迷わず歩道を走りますが、今日はスタッフ4人揃って車道を走ります。幸い車の交通量が少なく助かりました。新城では桜の名所、桜淵公園の前を通ります。新城過ぎてから向かい風基調になりました。天気予報通り風が強くなってきました。172.5km地点のPC3セブンイレブン豊川末広通4丁目店には15:34に到着しました。2時間半弱のマージンです。

↓PC3セブンイレブン豊川末広通り4丁目店 172.5km地点

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PC3を出て、佐奈川沿いの道を走ります。ここもお花見スポットです。車の往来が多く、お花見の時期には歩行者も多いことが予想されるので注意が必要です。今は菜の花がきれいに咲いていました。佐奈川沿いを過ぎて、進路を東に転じると追い風になり30km/h以上で楽に巡航できるようになりました。RC名古屋のブルベではここから本坂トンネル、宇利峠経由で引佐に向かうことが多いですが、お花見300ではR362からK81へ入り、K392、303を通って福津峠(4.24km/4.9%)、陣座峠(1.7km/6%)を越えて引佐に入ります。福津峠、陣座峠は車の往来は少なく、きれいな道なので走りやすい峠です。何とか日没前にここをパスできました。小松平さんは調子がいいようで、かなりいいペースで吉田さんと2つの峠をパスしていきます。私は追随することはあきらめて自分のペースで走ります。大塩さんもここ最近走っていないとのことで自分のペースで走ります。2つの峠をパスして、奥山、引佐と走り、都田の登りの前の道路脇の自販機で小松平さんと吉田さんが休んできました。ハンガーノックになりかけたとのことで、とりあえずジュース補給でしのいでいたとのことでした。一緒に再スタートしますが都田の登り(1.07km/5.5%)でまた追随できなくなり、見送ります。再びボッチ走となりPC4を目指します。PC4のローソン浜北インター北店には18:52に到着しました。小松平さん、吉田さんは先着して夕食の弁当を買っていました。日が沈み、気温が下がり、強い風が吹いているので、止まると、汗冷えで寒さを感じます。とりあえずここで夕食をとりながら後続の大塩さんを待ちます。このコンビニにはイートインがないので、ふきっ晒しの中、屋外で寒さに耐えながらの夕食になりました。

↓PC4ローソン浜北インター北店 229.4km地点 3時間弱のマージンで確保です。

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↓風を遮る場所がないコンビニだったので、寒さを我慢しての夕食です。

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大塩さんもほどなく到着し、4人しっかり夕食を済ませて、ウィンドブレーカーも着込んで走り出します。次の最後のPC5までは残り45kmです。追い風基調は続き、夜間にも拘わらず30km/hで巡航し快調です。いい運動強度で体が暖まってきたので、途中で立ち止まってウィンドブレーカーを脱いで走ります。短調なライドが続きますが、追い風のお陰でペースは快調です。PC5のファミマ御前崎池新田大山店には21時33分に到着しました。最後のPCでゴールまで残り26km程なのでココアと大福で軽い補給にとどめます。

↓最後のPC5ファミマ御前崎池新田大山店 273.9km地点 4時間弱のマージン確保

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PC5を出発して、牧之原への最後の登り(2.72km/4.1%)に向かいます。ここでも小松平さんと、吉田さんがかなりいいペースで登り始め、またまた見送ります。進行方向が東から北になったことで、今度は強い風が向かい風になりました。20km/h前後しか出ずに参りました。ボッチ走で淡々と進みます。R473が金谷に下る島田市街の夜景が眼下に見える所に到着して、ゴールが近いことを実感してほっとしました。夜景を楽しみながら下っている途中も風が強く、最後の大井川橋は油断すると欄干にぶつかりそうな勢いの横風で参りました。それでも何とか走り切って23時15分に島田川越広場にゴールしました。所要16時間45分で完走しました。小松平さんと吉田さんは先着して自転車を車に積み終えた所でした。川越広場も暴風が吹き荒れていて、自転車を車に積むのが大変でした。最後尾の大塩さんも30分程遅れて無事試走スタッフ全員完走しました。今回最後の強風には悩まされましたが、道中小松平さんのパンク以外はトラブルはありませんでした。

まだ開催日については現時点で公表されていないですが、静岡県が21日までコロナのまん延防止が延長されたので、19日開催をしないことは確定しています。折角コースがお花見なので桜が咲く頃にあわせて3/26、4/2、4/9の日程から選択してのN2開催になる可能性が高くなっています。桜の時期に走れば間違いなく快走できるコースです。確定すればHPで公開されるのでしばらくお待ちください。

コロナの関係で私も出走予定のブルベが軒並み延期されて3月26日以降は4月末まで週末ブルベ連戦です。3月26日に名古屋300、4月2日に中部200、3日に名古屋200、9日に中部300、16日にFleche、23日に静岡400、30日に福岡1200kmを走ります。体調管理をしっかりして臨みたいと思います。

22BRM108いちご200kmスタッフ試走

年の瀬の12月30日(木)に来年1月8日(土)に行われるAJ静岡のBRM108いちご200kmのスタッフ試走を走ってきました。コースは2020年に開催されたいちご200kmとほぼ同じで今回は日本平を登ります。試走後のログを見ると走行距離は200.8km、獲得標高1463mでした。

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スタート時間は6時半、7時、7時半です。明るい内にゴールする為、6時半スタートで試走を行いました。スタッフ試走は先週26日に山本さんが一人先行して終えています。30日は私と小松平さんの2人で走ります。4時半に起床し、朝食を済ませてサイクルジャージに着替えて5時半に自宅を出ます。スタート地点の島田の川越広場には6時15分過ぎに到着しました。すでに小松平さんは到着していました。急いで車から自転車を降ろし、準備します。思っていたよりも気温は低くないようで安心しました。今回寒さ対策で保温のアンダーウェアを着て、両腿に使い捨てカイロを貼って、パールイズミのウィンドブレークジャージ、フリースの耳まで覆えるキャップ、冬用グローブ、シューズカバーも装着の完全装備です。6Lのドイターのバックパックを背負って、ウィンドブレーカーと、冬用グローブが蒸れてきたときに備えて、薄手のグローブも用意しました。ドリンクはサーモスの金属製の保冷ボトルに温かい紅茶を準備しました。6時半は日の出まえなのでまだ少しうす暗い感じです。

↓今回の相棒はTarmacです。ブルベ初投入です。

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ちょうど時間ぴったりの6時半に小松平さんと一緒にスタートします。明け方少し雨が降ったようで道路が濡れていました。大井川橋は車道が狭いので歩道を走ります。渡り切ってすぐの東町の交差点を横断します。感応式信号の為、車が来ていないときは押しボタンを押す必要があります。しばらく大井川沿いを走り、そして住宅街を抜けて県道81号線に入ります。登りが始まる少し手前に大代のジャンボ干支があります。昨年はコロナの為、作られなかったですが、今年は虎の親子が作られていました。

↓大代のジャンボ干支。早朝の為、人はいませんでした。絶好の写真スポットです。

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↓脇にあった大谷翔平の像のクオリティーは?でした。

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ジャンボ干支を過ぎると今回のコースでは数少ない登りの最初の登りです。登坂距離3.03km、獲得標高148m、平均勾配4.8%の登りです。体を温めるのにはちょうどいい登りです。ここは登りよりも下りが要注意です。コーナーが連続し、舗装が荒れている箇所が多いので落車の危険が高い下りです。下り切ると快走路でペースを一気に上げられます。ペースをあげようと思った瞬間、e-trexがブラケットから外れました。どうも外れない様に押さえていた輪ゴムが劣化して伸びてしまって林道の下りの段差で緩んで外れてしまったようです。止む無く手で押さえて走ります。それでもいいペースで走って33.9km地点のPC1ファミリーマート袋井月見店に8時9分に到着しました。早速マージン1時間確保です。缶コーヒとパンで軽く補給し、劣化した輪ゴムを新品のゴムに交換してe-trexをブラケットにしっかり固定します。

↓PC1ファミリーマート袋井月見店 33.9km地点

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次のPC2までは38.8kmあります。遠州のからっ風は西北西の風なので南、東に向う時は追い風になります。追い風の恩恵を受け快調です。気温もそれ程低くなく、冬用グローブでは少し蒸れるので、普通のフルフィンガーのグローブに変えて走り出します。一緒に走る小松平さんが快調なペースを刻むので、後ろを追随して走ります。数日前に股にできものができてサドルに当たると痛いので、あたらない位置を探ってペダリングしないといけないのだけ難点でした。丘を2つほど超えて、R150に出て少し走ると、PC2のセブンイレブン牧之原波津東店に9時54分に到着しました。マージンはさらに1時間半弱に拡大しました。ここではココアと赤飯おにぎりで軽く補給です。小松平さんは稲荷ずしでしっかり補給していました。

↓PC2セブンイレブン牧之原波津東店 72.7km地点

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次のPC3は日本平山頂で57.6km距離があります。追い風の恩恵でそれほどペダルを踏みこまなくても30km/h巡航できるので快走です。大井川の大平橋は交通量があるので安全の為、道路を横断して右側の歩道を走りました。焼津に向かう県道277、355号の区間もスムーズに抜け、11時には小川港に到着しました。ここにはラーメン岡田、小川港魚河岸食堂、まぐろ茶屋とグルメスポットですが、時間が早かったので立ち寄らずにそのまま走ります。焼津市街を抜けると県道416号の大崩れです。2km程の登りです。ピーク付近にセンターポールがあるので道幅が狭く、後ろから車が来た時にはプレッシャーを受ける区間です。譲りようがないので車には我慢してもらうしかありません。静岡市の看板がでてきたら、大崩れの登りは終了です。下ってしばらく走ると登場する石部の海上道路は富士山の絶景ポイントです。この日は山頂に雲がかかっていました。国道150との合流点、広野の交差点は左側に横断歩道がないので地下道で横断します。地下道に入る前に車道から歩道に入りますが、ここは段差があり、昨年スタッフ試走でスタッフの一人が浅い進入角度でその段差を乗り越えようとしてタイヤを取られて、落車し、負傷しました。地下道の直前で歩道に入る場合は注意が必要です。私は手前の段差のないところで車道から歩道に入りました。地下道で横断して国道150号をしばらく走ると安倍川を渡る南安倍川橋に差し掛かります。ここも非常に交通量が多いので歩道走行をお勧めします。私は迷うことなく歩道を走りました。橋を渡って中島の交差点を横断しますがここも危険な場所です。左折レーンがあるので、左折レーンにくる車を確認しながら、直進レーンに入り、横断しなければなりません。安全なのは手前で右側に横断して歩道を走り、横断歩道で横断するのが安全です。私たちは左折レーンに侵入してくる車に注意しながら、直線レーンに入って横断しました。海岸沿いの国道150号に出ると追い風効果はMAXになりました。たいして漕がなくても40km/h巡航できるので思わず笑みがこぼれます。ここでミスコースしました。どうも私が試走に用意したQシートが古かったようでBP駒越西の交差点まで走ってしまいましたが、27日にアップされたQシートでは120.8km地点の信号で左折して山側の国道150号を走らなければいけませんでした。当日走られる方はミスコースに注意して下さい。県道198号線に入り、日本平さくら通りに入ると日本平ヒルクライムスタートです。登坂距離4.4km、獲得標高243m、平均勾配5.5%の登りです。車の往来は少なく、激坂ではないので上りやすい登りだと思います。登りきった先の右手にある茶会館がPC3になります。普段は自転車の立ち入りは禁止ですが、1月8日はお店の人の許可を得てここに有人チェックポイントを設置します。12時40分の到着で2時間30分のマージンを確保しました。

↓PC3日本平山頂 茶会館 129.6km

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↓初日の出では日本平山頂の夢テラスは大賑わいだと思います。

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日本平パークウェイを下る途中の富士山。残念ですが山頂に雲がかかっていました。

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日本平ではトイレとドリンク補給だけすませて下ります。とりあえず、安倍川を渡った先にあるミニストップで昼食休憩することにして先を急ぎます。多分当日は日本平パークウェイの交通量はいつも以上に多いと思われるので注意してください。下りきってしばらく走り海岸にでると、往路は心強い味方だった遠州のからっ風との闘いが始まります。往路は小松平さんに牽いてもらいましたが、復路はその恩返しで今度は私が牽きます。遠州の空っ風は手強く、17~18km/h程の巡航スピードしかでません。無理に速く走ろうとすると疲れてしまうので、ひたすら一定テンポの我慢の走りです。なんとか最初の向かい風難所の海岸部の10kmTT区間を走り切りました。南安倍川橋は復路も安全第一で歩道で渡ります。渡り切ってミニストップで昼食休憩です。イートインでしばしの休息としっかり補給をすることができました。

↓例年いちご200では復路のこの海岸沿いの10kmは向かい風との闘いになります。

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向かい風基調の中、大崩れを登り、焼津市街を抜け、往路通った大井川の大平橋に差し掛かりました。復路も安全の為、歩道を走ります。ここでは時折吹く突風に煽られて何回か落車の危険を感じて思わず自転車から降りようかと思いましたが、なんとかよろめきながらも橋を渡り切りました。当日も同じような風が吹いた場合、ハイトリムのホイールの場合はかなり危険だと思います。大平橋を渡っても向かい風との闘いは続きます。国道150号を右折した所で少し向かい風から解放されました。最後のPC4ファミリーマート牧之原静波店には15時37分に到着しました。マージンは3時間弱です。ゴールまでは20km程になりました。なんとか日が沈む前にゴールできそうな目途が立ってきました。

↓PC4ファミリーマート牧之原静波店 178.8km地点

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PC4を出てすぐに牧之原台地を1kmで90m程登る、視覚的にインパクトのある激坂が登場します。視覚的なインパクトは凄いですが、勾配的には11~12%なので落ち着いて登れば問題ありません。ただここから10km以上で獲得標高が100m程ある登り基調区間なので、ゴール間近なのにペースがあがりません。194km地点までくると一転、下りとなり残り6kmはパレード走行区間です。16時55分に小松平さんと揃って無事完走しました。所要時間は10時間25分でした。日本平から折り返しての向かい風は大変でしたが、想定していた範囲内だったので助かりました。26日に試走したスタッフは気温はおそらく3度以上低く、向かい風も私たちが走った時よりも厳しかったと思われますが、早いペースで休憩少なく走る人なので10時間を切っての完走でした。

↓日没直後のゴールでしたが、まだ明るい内にゴールできました。

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ともあれ、2022年度最初のブルベを問題なく完走できて幸先のいいスタートになりました。8日はスタッフとして運営にあたります。今回は通常の運営になります。ただコロナ禍が収束したわけではないのでゴール後のふるまい等はありません。当日は参加者の方との交流を楽しみにしています。走られる方は準備万端で安全第1で頑張って下さい!

 

 

粟ヶ岳エベレスティング

11月5日(金)に掛川の粟ヶ岳で私を含め有志5人でエベレスティングにチャレンジしました。エベレスティングはオーストラリアのメルボルンのサイクリストグループ「HELLS500」が2014年から公式チャレンジとして設定し、はじめたものです。累積標高がエベレストの標高と同じ8848mに達するまで単一の坂を登り下りするシンプルなチャレンジです。どの坂を選ぶかにより難易度は変化しますが一般的には達成には20~24時間程かかり、獲得標高が6000mを超える辺りからは、フィジカル的に厳しくなるので、それをカバーするタフなメンタルが必要とされます。ルールは以下の通りです。

■累積標高8,848m(29,029フィート)を記録する
■ひとつの山(丘)の同じルートを使用する
■下りも登りと同じルートを使用する
■途中で睡眠を取ってはならない — 1スティントで完遂すること
■食事・水分補給・充電の休憩時間は総合タイムに含まれる
■登りは毎回必ず頂上へ到達すること
■安全に下り、無事に自宅へ戻ること
■タイムリミットはなし

この中で一番厳しい縛りは睡眠を取ってはならないというルールだと思います。

事前の情報収集では以下のHPを参照しました。

www.redbull.com

今回のエベレスティングの企画者はサイクリング仲間のF井さんです。粟ヶ岳に自転車で200回以上登頂しています。その為、粟ヶ岳がチャレンジコースに選ばれました。粟ヶ岳は休日は多くのハイカー、車の往来がある為、平日に決行することとなりました。私は1週間前にAR中部の600kmブルベを走っているのでその影響を心配しましたが、幸い3日間しっかり休息して、ダメージは手の平の打撲による末梢神経の痺れが残っているだけでそれ以外は体調は万全でした。F井さんもAR中部の600kmブルベはエントリーしていましたが、今回のエベレスティングに集中する為、DNSしていました。他の参加者は今年ブルベでSRを達成したF森さん、Sさん(挑戦者中唯一の女性)、トライアスロンをされているMさんです。

粟ヶ岳の麓にある東山いっぷく処の休憩所を基地に使わさせていただいてチャレンジします。屋根、テーブル、ベンチがあり電源もあったので、照明や電気ポットを持ち込むことが出来ました。いっぷく処のご主人にはチャレンジ中、いろいろとご配慮をいただき助かりました。粟ヶ岳は標高が532m、登坂距離が4.2km、平均勾配8.3%の厳しい坂です。普段なら登坂は1回で十分な坂ですが、その坂を25回往復して達成を目指します。

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チャレンジ前日、仕事を終えてから補給食の買い出しに行きます。5日昼は山頂のお店で食事を取るつもりですが、それ以外は自分で用意した補給食で賄わなければなりません。緻密な人は必要カロリーから補給食を準備すると思いますが、私はそこまで緻密ではないので適当に準備しました。補給食の一覧は以下の通りです。

水2L×2本/麦茶2L×1本/ポカリスウェット1.5L×1本/ドリップコーヒ1袋/ミニバウムクーヘン1袋/黒糖パン(6個入)/スティックチョコパン1袋/ロールパン(6個入)/カップラーメン/カップ焼きそば/チョコレート1袋/バナナ(5本)×3袋/柿の種(6袋入)/味噌汁(10袋) 計2,636円

結果的にほぼこれで賄えて適量でした。甘い物だけでなく、塩っ気のあるものを持っていったのが良かったです。F井さんが用意してくれた電気ポットのおかけでコーヒー、味噌汁が気楽に飲めて助かりました。補給食については、強いていえば現地に自販機がなかったのでコーラのペットボトルも用意すれば良かったと思いました。

ウェアは秋ジャージと冬ジャージ、保温アンダーウェアを、グローブは秋用と冬用を用意し、使い捨てカイロも準備しました。ブルベと違って車に積み込んでおけばいいので考えられるものは積み込んでおきました。

それ以外にはLED照明と一口カセットバーナー、マグカップ等も準備しました。

↓補給食は5日夜、6日朝の食料+αで準備しました。

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さて肝心なライドプランです。今回は5日8時にチャレンジをスタートします。粟ヶ岳は初めての登坂で私がよくいく新宮池とコースプロフィールは似ています。新宮池の実績から類推して、無理のないペースとして登りは時速9km/h程度で28分、下りは30km/h程度で8分と1往復40分弱で想定しました。3往復すると獲得標高が1000m程度になるので最初の3往復後に30分、次の3往復後に60分の休憩でその繰り返しでトータル21時間程度で達成する予定を組みました。F井さんは25時間程度の見込みでペースを組立てていました。

一通り準備が終わり、いつもと同じ23時過ぎに就寝しました。しっかり眠って4時半に起床し、朝食を済ませて、5時半に自宅を出発します。平日なので通勤ラッシュに巻き込まれない様に早めに出発しました。それでも一部で混雑がありましたが、7時前には東山いっぷく処に一番乗りで到着しました。早速準備します。今回の相棒はTarmacSL7です。S-Worksグレードではないですが、十分軽く、コンポはスラムのE-tap/Rivalです。とにかく登り続けるので普段は装備するツールBOX、ドリンクボトルは外し最軽量な状態で走ります。ブルベでは履かないビンディングシューズを持参しましたが、中敷きを入れてくるのを忘れてしまい、止む無くスニーカーで走ります。

↓今回のエベレスティングの相棒はTarmacSL7です。

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↓今回のベース基地、東山いっぷく処。後ろに見えるのが粟ヶ岳です。

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しばらくするとMさんが到着しました。Mさんは今回TTバイクでチャレンジするとのことです。ロードバイクがないので止む無しとのことで、見た感じかなり重そうで、前傾がきつそうで大変そうです。さらにF井さん、F森さん、Sさんと到着し、全員時間前に揃いました。休憩所に食料や備品を運び込んで準備し、いっぷく処の店主の方にスタート前の写真を撮ってもらっていよいよスタートです。

↓これから先の不安はありますが、スタート前なので全員元気です。

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8時少し過ぎてスタートしました。ブルベと違い自転車に何も積載がないので軽快です。粟ヶ岳は初めて登りますが、新宮池に比べると勾配が緩む区間がいくつかあり、あと眼下の景色を楽しめながら走れるので思ったよりも登り易い感じでした。想定では登坂は28分程度でしたが、スタート直後は元気なのでペースを加減しても24~26分のいいペースで登れました。登りは想像よりも登りやすかったですが、想定外だったのは下りでした。山頂から1.5km程の区間アスファルトというよりはコンクリート舗装に近い感じで荒れていて、勾配も厳しいのでブレーキを握りっぱなしの状態です。そこを過ぎると舗装は少し良くなり、慣れて来ればスピードが出せる感じでした。全般的にブラインドコーナーが多く、平日とはいえ時折、車の往来があり、常に緊張を強いられました。想定した30km/hで10分弱で下る想定は早くも破綻しました。速いスピードで下れたのはF井さんとMさんだけで、私とF森さん、Sさんは下りでも疲れる有様でした。とりあえず3往復をこなし最初の休憩を取ります。15分程休憩して次の3往復に向かいます。6往復目の山頂で予定通りお店で昼食を取ります。ちょうどお昼時だったのでハイカーでお店は混雑していました。かなり待つことになりましたが、いい休憩になると思い、のんびり山頂で遠くに遠州灘が臨める風景を楽しみながら待ちます。

↓粟ヶ岳山頂 茶祖といわれる栄西禅師の銅像がシンボルです。

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↓この日は秋晴れで、遠くまで見渡せました。朝方は富士山も遠望できました。

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↓山頂からの絶景を楽しみながら生姜焼き定食を頂きました。

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↓新宮池と異なり山頂にお店があり、テラス席があるのでのんびりできます

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お腹が満たされほっと一息いれましたが、残りはまだ19往復あります。途方もないのでとりあえずあまり考えない様にして目先の3往復をしては休むを繰り返します。F井さん一人が休憩少な目で険しい顔をしながら登坂を繰り返しています。私を含め他のメンバーは時間制限はないのでおおらかな気持ちで適宜休憩しながらチャレンジを続行します。回を重ねるごとに登りのペースは徐々に落ちて30分前後になりました。ただ下りは慣れるにつれてペースを上げられたので、トータルでは日が沈む前の明るい時間帯はほぼ想定通りで進行しました。17時近くなり日が沈みはじめると、ライトを点灯しての走行になります。途端に下りでライトが届かない先の舗装が確認できないので大幅減速になり、1往復の時間がかなりかかるようになりました。それについてれ3往復毎に休憩する計画が崩れて、1往復すると都度休憩になりました。気温も下がり、下りや停止している時には汗冷えで寒さを感じるようになりました。カップ麺とパン、バナナ、味噌汁で夕食をとり、睡魔に襲われない様にブラックコーヒーを飲んで一息つきます。秋ジャージでは寒くなり始めたので保温アンダーの上下を着て、さらに冬ジャージに着替え、両腿のアンダーウェアの上にカイロを貼り付けました。私は脚から冷えてくるタイプなので両腿カイロはかなり効果的です。夜間の気温は10~13℃程で一桁まで下がらず助かりました。12往復を過ぎ、ほぼ半分が過ぎた辺りから、夜間走行になったことも加わり、精神的に残りの往復が重くのしかかってきました。ブレーキ握りっぱなしの下りには本当にうんざりしました。Mさんは門限があるので10往復程度して21時過ぎに離脱しました。残された4人の中でF井さんはエナジードリンクの力も借りて一人休憩少な目でも黙々と走り続けます。F井さん以外の私を含めた3人は1往復毎にしっかり休憩、補給して、励まし合いながらチャレンジを続けます。当初の想定では午前5時に達成予定でしたが、多すぎる休憩と夜間の下りの大減速で計画は大幅に狂い、まだ5往復残っていました。エベレスティングの壁と言われる、6000mを過ぎた辺りでもブルベで鍛えられているおかげか、脚にまったく痛み等はなく、睡魔も襲ってこなかったので時間さえかければ何とか達成できそうな見通しが立ってきました。日の出となり明るくなったことで、下りのペースを上げることができて助かりました。ペダルを踏みこむ力が落ちてきて登坂に30分以上かかっていますが、あと少しといい聞かせながら頑張ります。休憩少な目で走ったF井さんに最大2往復差つけられましたが、最後の追い込みで1往復差にまで縮めました。F井さんは所要25時間で9時ごろに1番に達成しました。それを見届けた後、最後の1往復に挑みます。とにかくパワーが落ちているのでダンシングで自重を使って、テンポ走で何とか登り切りました。慎重に下ってF井さんから遅れること1時間の26時間で無事10時頃達成しました。とにかくここまで長い苦しい道のりでしたが達成できてほっとしました。私より多く休憩したSさん、F森さんも苦闘しながら2時間後に無事達成しました。4人達成は快挙だと思います。

↓最後の下り。F井さんの奥さんが撮ってくれました。顔に余裕がありません。

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↓214km、総獲得標高9108m 達成に26時間もかかりました。

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↓4人無事達成です。第1回となっていますが、第2回の予定はありません。

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多くの方のご協力と応援のおかげで、初挑戦でしかも初めて登る粟ヶ岳でエベレスティングを達成できて感慨ひとしおです。

帰宅して一眠りしてからネットで調べた申請要領に従い、無事HELLS500のエベレスティングの殿堂HALL of FAMEに記録が登録されました。 

↓申請の際、下記HPの情報が役に立ちました。

indoor-roadbike.com

↓HELLS500の公式サイト ここのHALL of FAMEに記録されます。

everesting.cc

 

↓無事、HELLS500のエベレスティングの殿堂に入ることができました。

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↓申請するとStravaのアクテビティに主宰者のAndyさんからコメントがきます。

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私が申請した11月6日時点では世界で8671名、日本で314名の達成者が殿堂入りしていました。その中で日本人の女性はSさん含めて僅か12名でした。粟ヶ岳でエベレスティングを達成したのは私達4人が初めてのようです。

エベレスティングは選択したコース次第で難易度はかなり変わると思います。粟ヶ岳は登坂距離4.2kmで獲得標高が354m、平均勾配8.3%です。25往復で達成できるので登りは効率がいいですが、下りは舗装が悪く、ブラインドコーナーが連続し、車の往来があるので安全を考えると、基本スピードが出せません。エベレスティングでは車の往来があまりなく、下りはノーブレーキで緊張感なく下れる坂が最適だと思います。あとスタート地点か坂のピークにトイレがあることが必須だと思います。コンビニ等があれば補給も心配ないのでさらに最適です。コースさえ選べば20時間かからないで達成できると思います。

走行記録を振り返ると私の場合は移動時間が17時間50分で26時間で達成しています。達成するのに実に8時間も休憩したことになります。多分休憩多すぎだと思います。F井さんは私の半分程度の休憩でした。登りで私より3時間近く余計にかかっていますが、下りで1時間早く、休憩の少なさで大きく挽回して私よりも1時間早く達成しました。

達成に向けて大きな力になったのはどんな厳しい状況でも弱音をはかない仲間と励まし合って走ったことです。一人での挑戦だとかなりハードルがあがったと思います。とりあえず、今現在の自分の走力がどの位置にあるのかを客観的に確認できました。

私のブルベは年内シーズンオフですが、また2022年度はブルベを中心にいろいろなチャレンジをしたいと思います。