yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

21BRM1030中部600km小松

10月30日(土)にAR中部主催のBRM1030中部600km小松を走ってきました。私にとっては今年最後のブルベです。元々は6月開催がコロナ禍で延期され10月末の開催となりました。コースは2週間前に走ったBRM1016中部400km福井と重なります。道の駅瀬戸しなの→本巣→木之本→マキノ→小浜→敦賀→越前海岸→小松→白峰→九頭竜→白鳥→郡上→美濃加茂→多治見→瀬戸しなのと走ります。後半に大きな登りがありますが、AR中部にしては総獲得標高が少ないコースです。(走行後のログは4,924mでした。)

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朝5時と早朝スタートの為、3時間程度の睡眠で2時に起床し、2時半に浜松から車で瀬戸しなのに向かいます。4時過ぎに到着し、自転車を車から降ろして、とりあえず受付を済ませ、コンビニでパンを買って朝食をとります。徐々に参加者が集まってきます。後日AudaxJapanのHPでリザルトを見るとエントリー100名中58名の出走だったようです。いつもの顔見知りを何人か見かけ言葉を交わします。この日の朝は寒く気温は10℃前後でした。私はパールイズミの10℃対応のウィンドブレークジャージ、タイツで臨みます。念のために使い捨てカイロと保温アンダーウェアも準備し、荷物が増えた分やむなく小さなデイパックを背負うことにしました。幸い雨の心配はなさそうなので合羽は荷物から外しました。北陸は舗装が良くないのでグラベルロードのSLATEで参加するつもりでしたが、今回は軽さを重視してRoubaixで走ることにしました。程なくブリーフィングが始まり、定刻の5時となりスタートです。混雑回避で前の方で走ります。

↓日の出前の為、真っ暗です。この日は10℃前後の寒い朝でした。

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走り出しこそ寒かったですが、そこそこのペースで走っていると寒さは気にならなくなってきました。早朝なのでまだ車の交通量は少なく快調です。私の後ろをまだ鎖骨骨折で金具が入っていて無理できないMさんがペースを加減しながら追随します。各務原に入った辺りで後ろで声がしたので振り返ると、Mさんのレックマウントのブラケットが破損してライトがもげてしまうトラブルが発生しました。とりあえず、ライトを回収してPC1のコンビニで対応することになりました。何人かの後続の参加者に抜かれ、前回400kmを一緒に走ったNさんが追いついてきました。ここから私とMさん、Nさんの3人で走ります。63.4km地点のPC1ファミリーマート山県伊自良店には7時38分に到着しました。早速1時間半強のマージン確保で順調です。缶コーヒーとシュークリームで軽く補給し、補給食に3個入りの大福を2袋購入しました。Mさんにetrexの飛び出し防止で使っている大きいゴムバンドを提供してそれでハンドルにライトを固定して応急処置をしました。幸いMさんのハンドルはエアロ形状で平ぺったいので上手く固定することができました。

↓PC1ファミリーマート山県伊自良店 63.4km地点 7:38着(関門9:12)

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PC1からしばらく走ると2週間前走った400kmのコースを逆回りに木之本まで走ります。400kmの時は雨模様の天気の中、夜間睡魔を感じながら走りましたが、今回は秋晴れの中、昼間走るので、前回楽しめなかった風景を楽しみながら走ります。八草トンネルの登りを登る前に道の駅夜叉ヶ池の里さかうちで小休止します。400kmではここでトイレ前の風除スペースで休憩しました。トイレとドリンク補給だけ終えて走り出します。あさっり八草トンネルの登りもパスできました。

↓道の駅夜叉ヶ池の里さかうち 105.3km地点

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↓八草トンネル 標高535m

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八草トンネルを過ぎると木之本までの約15kmは下り基調です。快調に下って程なく木之本に到着しました。400kmでPCだったIC近くのセブンイレブンの前を通過し琵琶湖に向かいます。琵琶湖手前で右手に賤ケ岳山頂に向かうリフトが見え古戦場の看板があったので、とりあえず自転車に乗りながら写真を撮ります。この後交通量が多く、路側帯の幅が狭い賤ケ岳トンネルを通過するのに緊張しました。賤ケ岳トンネルは通らず脇に逸れて山越えした方が気が楽ですが、ルートなので車のプレッシャーに耐えながらなんとかパスしました。賤ケ岳トンネルを抜けると琵琶湖湖岸に出ます。左手に琵琶湖を見ながら走ります。途中湖北ほくほく亭で熊さんと和さんが昼食をとっているようでしたが私たち3人はマキノあたりで適当な店があればそこで昼食にすることにして先を急ぎます。琵琶湖湖岸ではブルベ参加者以外のサイクリストを何名か見かけました。

↓右手の山に賤ケ岳へ向かうリフトがあります。

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↓琵琶湖 塩津付近 竹生島も小さく見えています。

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マキノまであと2km程の所で後ろでタイヤがパンクする音が聞こえました。Nさんが何か突起物を踏んだようです。立ち止まって修理します。修理で立ち止まっていると先ほどラーメン屋で自転車をみかけた和さん達にパスされます。時間は十分なので落ち着いて修理し、走り出してほどなくフォトチェックポイントのメタセコイアの並木道に到着しました。写真映えする風景なのでブルベ参加者以外にも多くの観光客の方が思い思いに写真を撮っていてちょっとしたカオス状態になっていました。お題の写真を撮り、たまたま見かけたそば屋さん「お食事処蓮」で昼食にします。奮発してお蕎麦、天ぷら、鯖寿司等がセットになっている1900円の得々セットを注文しました。私の場合、基本ブルベはコンビニ食が多いので、のんびり、しっかりした食事をしたのは初めてかもしれません。

↓フォトチェック メタセイコイアの並木道 160.5km地点

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↓並木道のすぐ近くにあったお食事処蓮で昼食にしました。

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↓得々セットはさっぱりしていてボリューム満点でしっかり補給できました。

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パンク修理とのんびり昼食の間に後続の参加者にかなり追い抜かれてしまったようです。しっかり昼食をとって元気になったので、また3人で揃ってそこそこのペースで走り、追い抜かれた参加者を途中で何名かパスします。通称鯖街道を西上し、小浜市に入り、PC2のローソン小浜駅前店に14時45分に到着しました。たくさんの参加者が休憩していました。ここでマージンは3時間半になりました。ここではコーラのドリンク補給だけしました。ここから芦原温泉までの約130kmは海岸沿いを走ります。

↓PC2ローソン小浜駅前店 199.4km地点 14:45着(関門18:16)

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↓左手に若狭湾三方湖を眺めながらひたすら海岸線を北上します。

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福井の海岸線はアップダウンがそれほどなく景色もよく、快走できました。敦賀市内に入る頃には日が沈み暗くなりはじめました。敦賀市内ではハロウィンで大騒ぎしている若者達を見かけました。夕方で交通量が多く、車に注意しながら走ります。PC3のファミリーマート敦賀あけぼの店には17時45分に到着しました。マージンはさらに4時間弱に拡大です。ここでコンビニ弁当で夕食にします。ここでも多くの参加者が休憩していました。登りが少ないのでそれほどばらけない感じです。

↓PC3ファミリーマート敦賀あけぼの店 250km地点 17:45着(関門21:40)

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ここからナイトライドの開始です。次のフォトチェックポイントの越前岬灯台までは45.9kmあります。3人でそこそこのペースで走っていると先着している参加者を何名か吸収しました。このあたりから向かい風基調でなかなかペースがありがりません。ふと後ろを振り返ると私を先頭に20名近い大集団になっていました。車の交通量は少ないですが大集団だと迷惑をかけるので、なんとか小集団にしようと分断を試みてペースを上げますが、向かい風のせいでうまくいきません。結局越前岬灯台の登り口まで大集団で到着しました。越前岬灯台は1kmで獲得標高80mの短い登りでしたが、ドーナッツ舗装の区間の勾配が15%以上で自転車に乗って登るのを早々にあきらめた参加者が何名かいました。私はなんとか足は着くまいと根性で登り切りました。灯台の看板前には写真を撮るために参加者の行列ができていました。順番を待って写真を撮り、下りますが、荒れたドーナッツ舗装と、急勾配が危険で大人しく自転車から降りてパスしました。

↓越前岬灯台 295.9km地点

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↓フォトチェックのお題の看板。ここまで僅か1kmですがとんでもない激坂でした。

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ここでOさんが合流し、4名で走ります。ここから次の小松のPC4までは76.2kmあります。激坂の疲れもあり、25km程走ってコンビニで小休止します。休憩していると途中一緒に走り、千切れた女性単身で走るTさんが通りがかりました。声を掛けるとこれから大聖寺のホテルまで向かうとのことで、エールを送って見送りました。我々4人はホテルを取らなかったので時間の制約はなく、気ままでした。さすがに夜は止まると汗冷えで体が冷えてきます。少しでも体を温めようとカップヌードルを食べました。PC4までは残り50km程です。4人力を合わせて走ります。睡魔に襲われないようたわいもない話をしながら進みます。途中他のコンビニで休憩している参加者のグループを見かけました。前方で少しふらつきながら走っている参加者を追い抜くとそれは熊さんでした。睡魔が襲ってきているようです。我々にも前日仕事が忙しかったNさんに睡魔が襲い掛かり始めました。とりあえず先行している参加者に追いつくことをモチベーションに4人で頑張って走ります。何とかPC4のセブンイレブン小松日の出2丁目店には日付が変わった0時43分に到着しました。マージンはついに5時間になりました。

↓PC4セブンイレブン小松日の出町2丁目店 372.1km地点 0:43着(関門5:48)

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ここから先、油坂峠までの約120kmが山岳区間で今回のルートの最難所になります。宿をとった参加者はおそらくこの小松周辺でとった人が多いと思います。私も当初小松の駅近くのホテルを予約しましたが、時間に拘束されずに走りたかったので直前でキャンセルしました。ここまでかなりいいペースできているのでホテルで4時間以上ゆっくりできたと思いますが後悔はありません。とりあえず中途半端な仮眠はせずに74km先の大野の最後のPCまで走り通そうといこうことになりました。まずはその途中のフォトチェックポイントの27.8km先の道の駅瀬女を目指します。気温を心配しましたが、想定内の寒さでした。車の往来がほとんどない人気のないR360を4人で淡々と走ります。登りなのでペースは上がりません、2時間程かけて道の駅瀬女に到着しました。深夜2時46分の到着です。参加者は誰もいませんでした。道の駅の店舗前の風除室が外からの風を遮れたので、ここで30分仮眠することにしました。私はここで保温下着と冬ジャージに着替え、両腿と腰に使い捨てカイロを貼って寒さ対策をします。風を遮れるといっても、床はタイルなので横になると床から冷気が伝わってきますが、何とか仮眠できました。

↓フォトチェック 道の駅瀬女 399.9km地点 

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あまり長居してもしょうがないので最低限眠気がとれたところで意を決して4人揃って再スタートします。ここからまだ20km程緩やかな登りが続きます。OさんとNさんがやや遅れがちにはなりますが、何とか先に進みます。淡々と登っているとて手取川ダムを通過し、さらに先に進むと谷トンネルに到着し、登りが終了しました。

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谷トンネルを過ぎると最後のPCがある大野までは下りです。舗装が良くないので下りも気が抜けません。心配した気温が一番冷え込むと予想した小松からここまでの区間で一番低かったのは7℃程度で助かりました。約25km程下りPC5のファミリーマート大野中挟店には6時35分に到着しました。マージンは4時間で小松のPCから1時間ロスしました。日の出を過ぎてすっかり明るい時間に到着しました。ここでラーメン、ホット紅茶、焼きおむすびで朝食をとります。

↓PC5ファミリマート大野中挟店 446.8km地点 6:35着(関門10:48)

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ここが最後のPCなので残り156kmを14時間半以内で走り切れば完走で、かなりの余裕ができました。ここから44km先の油坂峠をまでたどり着けば最大の難所も走破となります。PC5を出発してしばらく走ると2週間前の400kmで走ったコースの逆コースが始まります。勝手を知っているだけに登りの長さが堪えます。嘆いてもしょうがないので淡々と登ります。2週間前はまだ九頭竜湖周辺も紅葉は始まっていませんでしたが、今回はきれいな紅葉を見ながらのライドとなりました。

↓大野から九頭竜までは長い登りで途中トイレのある駐車場で小休止しました。

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九頭竜ダム手前6kmの道の駅九頭竜まで何とか走り、道の駅併設のコンビニで軽く補給し、小休止します。他の参加者もここで小休止した人が多いと思います。道の駅のシンボルの恐竜の写真を撮ろうかと思いましたが、少し歩くので止めました。

ファミリーマート道の駅九頭竜店 472km地点 9:13着

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再スタートしてほどなく、OさんがMさんのリアディスクブレーキに前輪をぶつけてしまい、パンクしてしまいました。Oさんは歴戦の猛者なのでタイヤも予備で持参していてタイヤとチューブを交換しますが、少し慌てたせいかチューブのバルブを壊してしまい、さらに予備のチューブを使うことになりました。ともあれ無事修理して走り出します。右手に九頭竜ダムが見えてきたので、少し減速してトップチューブバックからデジカメを取出して走りながらダムの写真を撮ります。最近ようやく走りながら少し写真が撮れるようになってきました。

九頭竜ダム ロックフィル式の雰囲気のあるダムです。

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九頭竜ダムを通過しても登り基調の道は続きます。途中右手に自販機が見えて止まろうかと思いましたが、通過したら後の3人は立ち寄ったようで、ボッチ走になりました。とりあえず油坂峠のピークまで行って3人を待とうと走ります。九頭竜側からの油坂峠は登坂距離がそれほどではなくなんなくパスできました。とりあえずトンネルの写真と白鳥市街を見下ろす絶景の写真を撮ります。ほどなく3名が追いついてきました。

↓油坂トンネル(白鳥側) 九頭竜側からの登りは大したこありませんでした。

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↓油坂峠から白鳥市街方向の眺望

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4人揃って油坂峠を下ります。途中AR中部で公開されたブルベツールのルートは自転車通行禁止のループを通っていましたが、ブリーフィングで400kmで走った道を走って下さいとの訂正があり、間違いないように注意して走ります。下り切って道の駅清流の里しろとりに到着しました。時間は十分あるので道の駅に隣接したカンナミというラーメン屋さんで昼食を取ることになりました。岐阜のローカルフードの鶏ちゃんとラーメンのセットを注文しました。ボリューム満点で味も最高でした。

↓道の駅隣接のラーメン屋さんで昼食。美味しいお店でした。

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↓またボリューム満点のお得セットを注文しました。

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お腹が満たされて、残り約100kmを走り抜く元気が出てきました。ここからは大きな登りもなく実質的なパレードランだと思っていたらとんだ間違いでした。しばらく走ると一人の参加者に追いつきました。戦友のTさんです。400km地点でリアの変速ワイヤが切れたとのことで、タイラップで応急処置をしてシングルギアで走っているとのことでした。それでもガシガシと踏んでアッという間に見えなくなりました。R156に入り郡上市を過ぎた辺りで後ろで声がしたので振り返ると、Oさんが睡魔で危うく落車しそうになったとのことで、ここでOさんは安全の為、しばらく仮眠してから走ることになりました。Oさんと別れ3人で走ります。昼食をとったばかりでちょうど睡魔に襲われやすいタイミングで、Mさんが眠気を飛ばすため、全力疾走するとのことだったので、Mさんとも別れ、Nさんと二人で走ります。郡上から美濃までの約30kmのR156区間が最悪でした。車の交通量が多く、トンネルも多く、適度なアップダウンもあるので走破に苦労しました。たまらずデイリー美並インター店で小休止します。そこでNさんと休憩しているとOさんが追いついてきました。3人揃って走ります。何とかR156地獄を走破し、一息つきました。残りは55km程です。ここからゴールまでコースプロフィールをよく見ると細かくぎざぎざした地形です。断続的にそこそこの勾配の丘が現れ、苦しめられました。全然パレード走行ではありません。3人で励まし合いながら最後の力走をします。道の駅瀬戸しなのへの登りは37時間切ってゴールできそうだということで、全力で駆け上がりました。おかげで18時59分でゴールし、36時間59分でぎりぎり37時間切ってのゴールとなりました。

↓18時59分、36時間59分で無事完走。後半が厳しい600kmでした。

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先行したMさんは途中、道の駅で待っていたようですが、私たちがその手前のコンビニで休んだ為、合流できず、ボッチ走で40分程先行してゴールしていました。今回の600kmもブルベ仲間と最初から最後まで行動を共にし、楽しいブルベとなりました。今回の完走で2021年度ブルベはトリプルSR達成となりました。AudaxJapanのリザルトを確認すると58名出走し、53名完走で完走率は約91%でした。AR中部の600kmでは異例の完走率の高さです。
2022年度のブルベは12月下旬のAJ静岡のいちご200のスタッフ試走から始める予定です。今回道中声を掛け合った参加者の方、そして開催、運営してくれたAR中部のスタッフの方に感謝です。

BRM1016中部400km福井

10月16日(土)にAR中部主催のBRM1016中部400km福井を走ってきました。10月2日(土)にAD近畿の上越400km、10月7日(土)にAJ静岡の北遠南信300kmと3週連続のブルベです。中部400kmは111名のエントリーでしたが、16日の予報が雨確実だった為、当日出走したのはほぼ半数の53名でした。

発着点の道の駅瀬戸しなのまでは浜松からは車で1時間半弱ほどかかります。8時スタートなので余裕を持って7時前後に到着するよう4時半に起床して朝食を済ませてサイクルジャージに着替えて5時半に家を出ます。予定井通り7時過ぎに到着し、自転車を車から降ろして受付を済ませます。今回の相棒はTREKシクロクロス車crossripです。前後に泥除けを装着していて、TOPEAKのリアキャリア、リアバッグを搭載し積載性も十分で、スタンドも装着しているので使い勝手は抜群です。ただ重い為、ペース配分をしっかりしないと、後半疲労が襲ってくるので無理ができません。

中部のブルベなので顔なじみの参加者が多く、スタートまで談笑します。出走はしないですが、ikarugaさん、Kさんも見送りにだけ来ていました。スタート時点は晴天でとても雨が降ってくる雰囲気ではなく、ひょっとして予報が外れて雨に降られないのではと淡い期待を持ちました。

コースは瀬戸を出発し、郡上に向かい、九頭竜川沿いに大野、福井に向かい、福井で折返してR365を南下して木之本に向かい、揖斐川町を抜け、瀬戸に戻ってくるコースです。RideWithGpsでルートを引いた際には獲得標高は6000m超で本格的山岳コースかと警戒していましたが、ツイートで土地勘のある方が登りの少ない走り易いコースとつぶやいているのを見て安心しました。実際走り終わっての走行ログを見ると総獲得標高は3494mでした。今まで7年間の中で走ってきた400kmブルベでは一番登りの少ないブルベになりました。

↓標高1000m超の登りはなく、AR中部のコースでは異例の平坦基調の400kmでした。

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コロナ禍の為、車検とブリーフィングはありません。スタート時間の8時になるとそれぞれが走り始めます。一斉スタートなので私はスタート直後の混雑を回避する為、先頭の方で走り始めます。

↓ブリーフィング、車検はなく、簡単な説明の後、8時定刻でスタートします。

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スタートから関までの約50kmの区間は市街地走行の為、信号での一時停止を余儀なくされますが、大きな登りはなく快調です。スタートしてほどなく三船さんと追随する参加者の快速トレインにいつものようにあっさりパスされます。カーボンディスクロードの軽量なRoubaixが相棒なら少しは三船さんのトレインについて行こうかと思いますが、Crossripでは無駄に疲弊するだけなのでその気にすらなりませんでした。後ろから声を掛けられしばらく女性の健脚のMさんと平坦が速いIさんと一緒に走ります。関市内に入ると刃物祭りの交通渋滞に捕まりました。幸い歩道が走れそうだったので、歩道に逃げて、歩行者の人に注意しながらゆっくりパスします。関市を抜けると市街地走行は終わり、車の交通量も少なくなり、信号もあまりないので走り易くなりました。寺尾の登りでMさんが先行し、Iさんはマイペース走でボッチ走になりました。板取川沿いのR256に出ると清流沿いの快走路です。アユ料理のお店が何店かあり、一瞬立ち寄ろうかと思いましたが、道中いつ雨が降ってくるかわからないので、雨が降ってくる前に進めるだけ進む必要があるので素通りします。ほどなくPC1のモネの池第1駐車場に到着しました。駐車場の時計台の写真を撮って通過チェックとするPCです。制限時間はありませんが、11時20分到着で早くも1時間半強のマージン確保です。

↓PC1モネの池第1駐車場の時計台 73.6km地点

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↓モネの池には行きませんでしたが、HPには絵画のような写真が掲載されていました。

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お題の写真を撮り、自販機でドリンク補給をして、次のコンビニPCまで40km程あるので、ハンガーノックを警戒して持参した補給食の羊羹を食べて再スタートします。スタートしてすぐにタラガ峠ですが、RWGではトンネルの標高を山頂で拾ってしまうせいで標高723mだったので警戒していましたが、実際は400mもないようで、大した登りではなく、難なくパスできました。タラガ峠を下ると郡上八幡です。長良川沿いを走ります。鮎釣りをしている釣り人を多く見かけました。淡々と走っていると和さんにパスされ、郡上八幡の手前でさらに一人の参加者にも追い抜かれました。そしてクマジャージのクマさんにもパスされました。疲れていたわけではないので何とかクマさんには追いつこうと頑張ってペダルを踏みこみます。熊さんも時折力強いダンシングで加速し、なかなか追いつきません。それでもしばらく頑張って走っていると何とか追いつき追い抜くことができました。ほどなくPC2のファミリーマート白鳥バイパス店に到着しました。13時9分で2時間半以上のマージンを確保しました。かなりいいペースです。ここでカルビ焼弁当で昼食をとり、整腸剤として飲むヨーグルトで喉の渇きを潤します。ここから大野までは補給困難区間の為、予備補給食として塩大福、ミニ大福、バームクーヘンを買いました。このコンビニで名古屋、中部のブルベで時折顔を合わせて言葉を交わしていたNさんと合流しました。Nさんとはここからゴールまで一緒に走りました。ボッチ走ではなく道中助け合える心強い援軍です。

↓PC2ファミリーマート白鳥バイパス店 115km地点

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Nさんと一緒に再スタートします。当初運が悪ければこの辺りから雨も覚悟しましたが、この時点でも雨が降る気配はなく、運が良ければ折返し地点の福井まで雨に降られずに行けそうな気がしてきました。走り出してほどなく今回のコースで最高標高(760m)の油坂峠の登りが始まります。峠のプロフィールは登坂距離5.03km、獲得標高319m、平均勾配6.3%です。Nさんと談笑しながらの登坂で眼下に白鳥の街並みを見下ろしながら、いいペースで登りきれました。先行していた参加者の方を何名か追い抜きました。トンネルが見えて油坂峠の登りは終了しました。

↓油坂峠のピーク(白鳥側)

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トンネルを抜け、下り切ると左手の眼下に九頭竜湖が見えてきました。ここから約10km程のダム湖沿いのR158は絶景区間でした。ただ降雪地帯なので舗装が荒れていて、舗装状態を確認しながら走らないといつ舗装の割れ目や穴にはまってパンクしかねないので走行中は景色を楽しみながらも気は抜けませんでした。

九頭竜ダム ダム湖の景観は素晴らしかったです。

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↓九頭竜は山深い秘境国道です。昼間は絶景ですが、夜間走行は大変だと思います。

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しばらく走り続けるとNさんのサイコンのプラスチック製のブラケットが路面の悪さからくる絶え間ない振動のせいか破損しました。振動はネジの緩みや樹脂製パーツが疲労で破断したりするので注意が必要です。白鳥から秘境のような区間を50km弱走ってきてようやく福井県大野市までたどり着きました。左手にきれいな道の駅が見えたので小休止で立ち寄ります。今年の4月下旬にOPENしたばかりの道の駅越前おおの荒鳥の郷という道の駅でした。モンベルショップも道の駅内にある、きれいな大きな道の駅でした。ここでトイレとドリンク補給をして一息入れます。道の駅にはサイクリングラックも整備されていましたが、この日はこの後雨が予想されるせいかサイクリストは誰もいませんでした。スマホで天気予報を確認するとどうも18時過ぎから雨が降りだしそうな予報です。今のペースならちょうど200km程で折返し地点になるPC3の福井のコンビニまで雨に降られずに到着できそうです。

↓道の駅越前おおの荒鳥の郷(道の駅HPより) 162km地点

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↓道の駅には立派なモンベルショップが併設されていました。

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ここから福井市のPC3まではまだ40km程あります。市街地でも車の交通量は少なく走り易いですが、相変わらず路面の舗装はあまり良くないので、スピードを出して走ろうという気にはなかなかなれません。一定ペースで淡々と走ります。追い風のおかげでかなり体力をセーブして走れました。PC3まで残り2.7kmは往路、復路重なるので先行する参加者数名とすれ違いました。PC3ファミリーマート福井下馬店にはほぼ日没後の17時30分に到着しました。マージンは4時間弱まで拡がりました。ここで金沢風カレーと飲むヨーグルト、コーラでしっかり補給します。ボトルにも麦茶を補充します。以前はポカリスウェットを補充することも多かったですが、金属製の保冷温ボトルではポカリスウェトは酸性で良くないとの記事を見たので、それ以降はもっぱら麦茶をドリンクボトルに補充しています。

↓PC3ファミリーマート福井下馬店 199.6km地点

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まだ雨は降ってきませんが、スマホで天気予報を確認するとこのあとしばらくして雨が降りだし、振り続ける予報です。とりあえず再スタートした時点では雨はまだ降ってきませんでした。ここまで天気が持ってくれたのは幸いでした。鯖江市、越前市と走りR365に入る前の225km地点でついに雨がパラパラと降ってきました。ちょうどトンネル近くだったので、トンネル内で立ち止まって歩道に自転車を上げて合羽を着込みます。15℃対応のジャージを着ていたのでその上から合羽を着るのは暑い感じだったのでジャージは脱いでアンダーウェアーの上から合羽をきました。今回靴が完全に濡れない様に底がしっかりあるシューズカバーとネオプレーン性のグローブを新たに用意しました。また以前はヘルメットカバーを装着していましたが、ヘルメットのリアランプが見えなくなるので、最近はサイクルキャップをかぶってその上からヘルメットをかぶって雨対策しています。直接雨に濡れないし、キャップの庇のおかげで眼鏡が雨に濡れにくいので視界も十分に確保できます。

↓ネオプレーン性グローブは親水性が高く、手を冷やさずに済みます。

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↓フラペにしか使えないですが、靴底も完全防水カバーは靴を濡らさずに済みました。

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パラパラの雨が次第に本降りになり、トンネル内で合羽に着替えたのは正解でした。しばらくNさんと2人で淡々と雨の中を走っていると本格的に山間部に入る前に一人の参加者に追いつきました。先行していたTさんです。雨のせいでヘルメットの防風シールドが曇って失速してしまったようです。Tさんを吸収して3人で栃ノ木峠を目指します。合羽を着てのヒルクライムで蒸れるせいか、意外に喉が渇きます。Nさんがボトルの水が心もとなくなってきて喉の渇きを我慢してのライドになりました。R365の栃ノ木峠はstravaのセグメントで走行後に確認すると登坂距離15.44km、獲得標高421m、平均勾配2.7%のロングヒルクライムでした。激坂はないですが、緩斜面の登りが延々と続きます。夜間の漆黒の闇の中を走っているのでとにかく長く感じます。ただ3人で走っているので時折談笑して気を紛らしながらパスします。ピークは余呉高原のスキー場です。ピ-クを過ぎて少し下って登り返したところで道路脇に水の看板がある汲水場所がありました。そこでしっかりボトルに水を補充して、Nさんの水切れ問題も解消できました。PC4のコンビニまではほぼ下り基調です。私とTさんはディスクブレーキなので下りでも全く心配ないですが、リムブレーキのNさんは雨が降りだしてからブレーキがあまり効かなくなったので減速して慎重に下ります。木之本に近づくにつれ雨も小雨になりました。PC4のセブンイレブン木之本インター口店には21時44分に到着しました。マージンは4時間半になりました。少し雨で寒さを感じたのでホットコーヒで体を温めて、パンで軽く補給します。アンダーウェアの上に合羽では少し寒さを感じたので、ここでジャージを再び着込みました。

PC4セブンイレブン木之本インター口店 276.8km地点

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雨は完全に止んだわけではないので合羽はまだ脱げません。とりあえず合羽は脱がないで再スタートします。しばらく走ると土倉鉱山に向かう登りが始まります。雨がぱらぱら状態なので思い切って街灯のある場所で立ち止まって合羽を脱ぐことにしました。合羽を脱ぐとすっきりして走りが軽くなりました。土倉の登りは長い登りではないのでほどなくパスして一気に下ります。途中305.7km地点の道の駅夜叉ヶ池の里さかうちに立ち寄り休憩します。睡魔には襲われていませんが、ここまでそれなりのペースで走ってきて十分なマージンがあるので、無理せず30分程しっかり休憩します。休憩所はないですが、トイレ前に少し広い屋内スペースがあり、自販機でホットコーヒーを買ってしばしNさん、Tさんと談笑しながらそこで休憩します。後続の参加者も私たちと同じように道の駅に立ち寄り、それぞれ屋外のベンチで仮眠したりしています。土曜日の夜はまだ寒くなる前だったので外気温は17℃前後あったので、屋外でも十分寝れる感じでした。ここから最後のPCのPC5までは50km程です。この休憩で少し元気になったので、3人で再び走り出します。ここからは大きな登りはないので気が楽です。幸い再び合羽を着なければならない程の本降りの雨は降ってこないので助かりました。ただ路面は所によりかなり濡れている箇所もあったので、通過のタイミングでは雨に降られる可能性はありました。PC5のセブンイレブン岐阜太郎丸新屋敷店には2時40分に到着しました。ここでマージンは5時間になりました。このペースなら朝6時前後のゴールになりそうです。深夜ですが小腹が減っていたので豚カルビ弁当を食べて、コーラとまたもや飲むヨーグルトを飲みます。今回のブルベは飲むヨーグルトをよく飲みました。そのせいかゴールまで快腸でした。

残りは50km弱です。最後の50kmは市街地走行で登りもなく、一定ペースで走れますが、少しづつ睡魔が襲ってきます。走行に支障が出る程の睡魔は危険なので無理せず途中コンビニで休憩して、極力談笑しながら3人で力を合わせて走ります。最後の道の駅瀬戸しなのの登りをパスして5時53分にゴールしました。AR中部のゴール受付はブルベカードのQRコードを読み取り機に読ませれば、ゴール時間が記録され、大型の液晶画面に表示されます。その画面で確認すると53名が出走し、私たち3人は11番目の完走者でした。一番着は三船さんが16時間7分でぶっちぎりでした。そこそこ休憩した割に早いゴールになったのは、どうも他の参加者は稼いだ時間のマージンを仮眠に充ているようでした。私たち3人もバラバラで走っていたらそうしていたと思いますが、3人で揃って走った強みでうまく睡魔をコントロールしながら走破できました。Nさん、Tさんに感謝です。

↓5時53分/21時間53分で無事完走しました。

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私たちがゴールしてからほどなく、和さん、クマさん、Mさんが揃ってゴールしました。とりあえず自転車を車に積んで着替えて、ゴール受付でスタッフの方、Nさん、Tさんと談笑しながら、今年フレッシュを一緒に走ったOさんを待とうと思いましたが、1時間以内にゴールしそうではなかったので、帰ることにしました。

AR中部のスタッフの皆さんと道中声を掛け合った参加者に感謝です。浜松の自宅ではなく北名古屋の実家に立ち寄り、一眠りしてから、合羽や自転車の片づけをしましたが、リヤホイールの汚れを落としているとスポークが1本折れていることに気付きました。走行中リアに違和感は感じませんでしたが、運が悪ければ走行に支障が出るトラブルになりかねないのでびっくりしました。リアキャリアの積載と悪路での下りの振動で折れてしまったようです。ただスポーク本数の多い堅牢なホイールだったので1本程度のスポークの折れは問題にならなかったようです。

↓リアホイールのスポークが1本折れていました。

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今年の参加ブルベはあと10月30日のAR中部の600kmのみとなりました。完走すればトリプルSR達成です。10月末で寒さ対策がキーとなると思いますが、有終の美を飾るべくしっかり走り切りたいと思います。

BRM1023静岡300kmスタッフ試走

10月9日(土)にBRM1023静岡300km北遠南信のスタッフ試走を走ってきました。N2BRM方式で開催されるため、参加者は10月16日(土)、23日(土)、30日(土)から走る日を選択できます。16日の前にスタッフの誰かがコースを走って状況を確認した方がいいので、晴天でもあり私一人で走ってきました。

4時に起床して、朝食を済ませ、サイクルジャージに着替えて5時過ぎに浜松の自宅を出発します。新東名を使って約50分で島田川越広場に到着しました。急いで準備して6時スタートで走ります。

島田川越広場 6時にスタートします。今回の相棒はSLATEです。

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コースは当初予定されたコースから、大雨による道路の通行止めにより再三変更されました。最初のコースは下長尾、山住峠、兵越峠、新野峠と獲得標高の多い、超山岳コースでしたが、山住峠に春野から向かう途中の門桁が通行止めとなり、兵越峠も現在道路の法面崩壊により通行止めです。結果、島田~倉真~天竜~佐久間~富山~新野峠~阿南~泰阜~平岡~富山~佐久間~天竜~倉真~島田と走るコースになりました。獲得標高は少なくなりましたが、無補給区間の秘境といってもいい佐久間ダム湖沿岸のK1、K426からの新野峠、R151の阿南までのアップダウン、何気に坂が厳しい泰阜と完走には厳しい要素が織り込まれています。

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スタートしてK81に入ると最初の登りが始まります。登坂距離3km/獲得標高150m/平均勾配5%の登りです。トンネル手前が勾配が厳しい登りですが、足慣らしにはちょうどいい登りです。ピークはトンネルを過ぎてしばらく走った地点です。ここは登りよりも下りが要注意です。舗装が悪く、コーナーが連続するので、過去ここで落車した参加者が多くいます。スピードを抑えて、路面の状況を確認しながら慎重に下る必要があります。下り切るとK40に出るまでは快走路です。途中工事の為、迂回指示がありますので、指示に従って走って下さい。K40に出てからは天竜に向かう際よく使われるAJ静岡の定番ルートです。
PC1は44.3km地点のファミリーマート天竜山東店です。8時6分に到着しました。早速1時間マージン確保です。ここから先、食べ物の補給が難しいので、ミニ大福、羊羹を買って十分な補給食を確保しました。缶コーヒーとシュークリームで軽く補給します。

↓PC1ファミリーマート天竜山東店 44.3km地点 

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↓ここからコンビニは阿南までないので補給食をしっかり確保しました

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しばらくは平坦快走区間です。R152をひたすら北上します。この日は天気が良く、サイクリング日和でした。途中走りながら秋葉ダムの写真を撮りました。今回もトップチューブバックにデジカメを入れて写真での時間ロスを極力抑えるようにしています。

↓秋葉ダム この日は放水していませんでした。

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トイレに立ち寄りたかったのと、ジュースを飲みたかったので、70km地点の渡辺商店(現在は自販機のみ)で立ち止まりました。隣接した公衆トイレ脇の水道は飲めるのでここで水の補給ができます。私は水の補給はしないで自販機で麦茶を買ってボトルに補充し、炭酸飲料で渇きを癒しました。天気がいいので、注意しないとドリンクはすぐになくなってしまいそうです。ウェアは先週上越の400kmで暑かったので今回は薄手の長袖ジャージと夏用のタイツにしました。

↓渡辺商店 70km地点 今は自販機のみの営業です。隣に公衆トイレがあります。

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ここまで登りがあまりなく、信号もないので快調です。大井橋の交差点で左折し、R473に入ります。多少のアップダウンがありますが、ペースが落ちる程ではないので快調キープです。右手前に龍の彫像のある中部の交差点を右折し、佐久間市街に入ります。ここでボトルにしっかりドリンク補充をする必要があります。私は渡辺商店で補充し、少し飲んだ状態だったので補充しませんでしたが、後で後悔することになりました。いつもはY字路で原田橋に下りますが、今回は佐久間ダム方向へ右に進みます。佐久間ダムまでは結構登ります。途中トンネルもあります。車の交通量はあまりないのでストレスはありません。ほどなく佐久間ダムに到着しました。

佐久間ダム ここから秘境区間の始まりです。

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佐久間ダムから愛知県の富山村までの佐久間ダム湖沿いを走る20kmは秘境区間です。幅の狭い、照明の暗いあるいはないトンネルが大小含めて13あります。特に走り初め最初に登場するトンネル4つは長さがあるので、運悪く車に出くわすとかなりのプレッシャーです。ダンプが通ることもあるので注意が必要です。基本、車が通るには狭い道路なので普通の車は入ってきませんが、土地勘のない県外ドライバーが知らずに入ってくることがあるので、車と出くわしたら安全第1で先に行かせた方が賢明だと思います。

トンネル内は路面が濡れていることが多く、砂溜まりや、穴があったりするので走行には注意が必要です。秘境だけあって走行中眼下に見えるダム湖の景色は絶景です。

佐久間ダム湖のK1からの景色。まだ紅葉はしていないですが絶景です。

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↓K1は1.5車線の道路です。対向車、動物(鹿・猿等)に注意です。

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この区間は往路も、復路も通ります。往路はやや登り基調です。非日常的な景色を楽しみながら淡々とパスして下さい。103.4km地点でK426へ左折します。ルートから外れてここを右折して500m程いくと自販機とトイレがあります。ボトルが空になってしまった場合は補充できる貴重な自販機です。私は左折した後、左手にトイレがあったので立ち寄り、新野峠への登りに備えて、買っておいた大福で補給しました。

↓103.4km地点で左折し、K426を走るとトイレがあります。ここで少し休憩しました。

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116km地点で右折すると、今回のルートで最強の登りが登場します。登坂距離7.1km/獲得標高578m/平均勾配9.1%のスペックです。3部構成で前半と後半が10%以上の厳しい登りで、真ん中で勾配が緩み一息つけます。ここから新野峠手前までは大型ダンプカーの土砂運搬路のようでたびたび対向、後ろから大型ダンプが来ます。ただどのダンプもスピード控えめで走っていて強引に自転車を抜く運転はしないので、その点は安心でしたが、それでもたびたび立ち止まって先に行かせる等の必要がありました。

↓激坂であることを示すようにいきなり入口で10%勾配の標識が登場します。

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↓激坂のピークはトンネルです。標高は889mです。

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折角登りましたが、ここで下ります。少し下って新野峠への第2の登りがスタートします。第2の登りは普通の登りです。登坂距離8.5km/獲得標高412m/平均勾配4.2%です。ここも大型ダンプが走行します。私が通過した時は昼休みで道路脇でダンプは休憩していて助かりました。この登りの途中でボトルが空になりそうになりました。佐久間市街で補充しなかったことを後悔です。最悪130km地点の道の駅まで我慢するしかないかと思っていたら、何とか123km地点に自販機があり、ぎりぎりで補給できました。

↓123km地点にようやく自販機がありました。

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第2の登りを登り終えR151に出て、過去ブルベで良く走った見知った光景になりました。新野峠から少し信州側に下った場所での合流でした。右折して通過チェックポイントの道の駅まで一気に下ります。道幅を広げる工事中で途中片側交互通行規制がありました。

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通過チェックの道の駅信州新野千石平には13時19分に到着しました。新野峠の登りに思いのほか時間をとられ、1時間20分のマージンでした。(PCではないので時間は関係ありません。)フォトチェックで道の駅の道路看板の写真を撮ります。

↓通過チェック 道の駅信州新野千石平 129.8km地点 道の駅シンボルの神楽像

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↓Qシートでは道の駅の道路看板の写真を撮るように指示があります。

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道の駅で昼食を食べようかと思っていましたが、駐車場が満車な程の賑わいで雰囲気的に待たされそうなので諦めて、トイレだけ済ませて早々に出発しました。ここから先のR151は過去ブルベで何回も走ったことがある区間でアップダウン、トンネル、車の往来がそこそこある区間であまり好きではない区間です。今回は飯田までは行きませんが、下条村あたりまでは行きます。しばらく走ると片側交互通行規制がたびたび出てきます。その都度停止して車を先に行かせて走ります。あまりのんびり走ると時間切れで対向車が来てしまうので、それなりのペースで走ることを強いられるのでうんざりです。平坦区間ならまだしもアップダウンのある区間での片側交互通行なので参りました。途中迂回指示があって、大きくルートからはずれてしまうことを心配しましたが、すぐにR151に戻る迂回だったので迂回によるロスはなく助かりました。我慢強く走って道の駅で食事できなかったときに昼食場所に予定していたファミリーマート信州阿南店に到着しました。143.1km地点です。チンジャオロース丼と野菜ジュースで昼食をとります。ついでに麦茶をボトルに補充しました。生ぬるいドリンクは飲みたくないので今回もサーモスの保冷ボトルです。

ファミリーマート信州阿南店 143.1km地点 13時58分

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お腹が満たされて再スタートしてしばらく走るとようやくR151の登りが終了しました。程なく右側に峰竜太は下条村が故郷ですの看板が見えてきました。飯田側からも阿南側からも厳しい登りの後に出てくる看板なので皆その看板を見て悪態をつきます。

↓この看板が見えると今回のコースではR151の登りは終了です。

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151.4km地点のひさわの信号交差点で左折して村道に入ります。ここから通過チェックポイントの泰阜ダムへ向かいますが、細い道で入り組んでいるのでルートが分かりづらい区間です。下り切って天竜川を渡り、飯田線沿いに少し登ると通過チェックポイントの泰阜ダムに到着します。泰阜ダムのダム名を入れて写真を撮る必要があります。

通過チェック 泰阜(やすおか)ダム 156.2km地点

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通過チェックですが2時間弱のマージンです。ここで折返します。この後2kmちょっとの登りが登場しますが、平均勾配が8.9%あり、意外にてこずりました。K83からK1に合流したところでその登りは終了します。

↓意外にてこづった泰阜の登りのピーク。(157.1km~159.3km)

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ここから先の区間は何年か前に走った中部300kmの区間とラップします。今回のコースはその逆回りですが、知っている風景を見るのは安心します。淡々と走り続けていると右手に平岡ダムが見えてきました。ほどなく平岡駅に隣接した龍泉閣に到着し、トイレを済まし、自販機でコーラを買って一息つきました。ここから先はGWに静岡のスタッフでサイクリングした際のコースで勝手を知っています。

↓平岡の龍泉閣で小休止。176.9km地点。トイレ、自販機があります。

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20km程進むととみやまの里という売店と自販機、トイレがあります。売店は必ず営業しているわけではないのであてになりませんが、秘境区間にあって自販機がある場所で貴重です。ボトルが心もとなかったら迷わずここで確実に補充しましょう。ここから500m進んで左折すると往路きたルートになります。復路のK1は下り基調で走り易いです。ここから12km程進み、橋を渡るとPC2の大嵐駅です。PCですので時間制限があります。私は16時50分に到着しました。2時間のマージン確保です。駅舎を含めてしっかり駅舎正面の時計の時間がわかるように写真を撮る必要があります。残念ですがここに自販機はありません。トイレがあり、待合室で休憩できます。私は6時スタートでグロス18km/hのペースで明るい内に到着できましたが、スタート時間が遅い人、ペースが速くない人は暗くなってからの到着になる可能性が高いと思います。

↓PC2大嵐駅 194.4km地点 雰囲気のある駅舎です。

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トイレを済ませ、駅舎の待合室で補給食の大福を食べて、佐久間ダムまでの約20kmの秘境区間に備えます。駅舎を折り返して対岸に戻りK1を再び佐久間ダムに向けて走ります。17時半前には周りはすっかり暗闇になりました。こんな時間でも県外ナンバーの運転がぎこちない車の往来があります。先に行ってほしいのでペダルを止めて減速しても察しが悪いのかなかなか追い抜かないのでストレスです。追い抜いても何故か途中自転車の自分が追いついてしまうこともあって本当に参りました。私ならK1のような道は車で通ろうとは絶対思わないです。今回は晴天が続いたせいか路面も濡れている場所が少なく、砂利のバラマキも少ないようで、過去通った時よりは走り易いコンディションでした。何事もなく佐久間ダムまで到着し、秘境区間を走破して一安心です。ここから先は勝手を知った道です。途中往路でも休憩した渡辺商店で小休止し、256.3km地点のPC3ローソン天竜船明店には19時54分に到着しました。マージンは3時間になりました。ゴールまで45km程あるので、ここで夕食にして牛丼を食べて、整腸剤として飲むヨーグルトを飲み、ボトルにジャスミンティーを補充しました。

↓PC3ローソン天竜船明店 256.3km地点。最後のPC。

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後は安全運転でゴールを目指すだけです。天竜、森町と勝手知った道を巡航し、最後掛川の倉真の登りの前に自販機で一息入れて、登坂距離4km/獲得標高200m/平均勾配5%の最後の坂を登ります。一定テンポでダンシングを織り交ぜながらパスし、一気に8km下り、残り5km平坦を走り、22時29分に島田川越広場に無事戻ってきました。所要時間は16時間29分でした。走行ログとしての獲得標高は3,686mでした。補給が限られるコースですので、事前に補給計画をしっかり立てるか、十分な補給食を用意して下さい。夜間のK1はかなり寂しい区間なので脚が合う参加者がいれば一緒に走るのも手だと思います。安全第一で無理なく完走目指して走って下さい。

私は10月は今年度のブルベ最終月間で2日上越400、9日に静岡300、16日に中部400、30日に中部600kmとブルベだけで月間1700km走ります。全て完走できればトリプルSR達成です。とりあえず来週の中部400km完走を目指します。

BRM1002近畿400km上越 こしぬけ武士

10/2(土)にAD近畿主催のBRM1002近畿400km上越 こしぬけ武士を走ってきました。BRM801名古屋200km浜名湖以来2か月振りのブルベです。8月下旬に出されたコロナの緊急宣言の影響で9月に走る予定だった200km、300km、1000kmの3本のブルベが全て延期となりました。満を持してのブルベ再開です。

前日有休をもらってのんびり浜松から上越まで車で移動する予定でしたが、仕事の都合で半休しか取れず、午前中何とか仕事を終えて慌ただしい移動となりました。このことでとんでもない忘れ物をすることになりました。

浜松から上越までは約370kmです。浜松から飯田山本ICまでの120kmは下道移動となる為、5時間程かかります。何とか14時半に自宅を出発し、上越には19時過ぎに到着しました。新井PAで下りて、隣接する道の駅内にある食堂ミサで夕食をとります。白みそラーメンが有名な地元の人にも人気のあるお店です。がっつり食べたかったので鳥スタミナ焼定食を食べました。お腹が満たされて、コンビニで明日の朝食を買い、ホテルに向かいます。

↓道の駅あらいにある食堂ミサ 上越のブルベ参加の際の私の定番のお店です。

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↓ボリュームたっぷりな鳥スタミナ焼定食をいただきました。

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今回は上越妙高駅西口にある東横インに宿泊しました。20時過ぎにチェックインし、のんびりします。金曜日は東横インの駐車場に駐車しましたが、土日はあてにしていた西口にあった24時間300円で駐車できる駐車場がなくなったので、急遽ネットで調べて、東口の近くで24時間330円の駐車場を見つけ、土日の2日間予約を入れました。
今回PCを持ってきていたのでホテルのWIFIに接続し、JSPORTSオンデマンドで先週ベルギーで行われた世界選手権を観て、アラ・フィリップの熱い走りに感動しながら、缶チューハイを飲んで、22時過ぎに床につきます。普段しない晩酌をしたことが仇になってなかなか寝付けません。失敗したと思いましたが、後の祭りで結局浅い眠りで4時に目を覚ましました。

↓2年前には東口のアパホテルだけでしたが、西口に東横インがオープンしました。

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上越妙高駅の東口には上杉謙信の騎馬像があります。

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昨日購入した、おにぎり3個、野菜ジュース、味噌汁で軽く朝食を済ませます。J1プロテクトを膝裏とサドルと接する股、お尻に塗り、顔に日焼け止めを塗って、サイクルウェアに着替えます。今回は400kmなので一晩走ることになるので、15℃対応のパールイズミの長袖ジャージ、タイツで臨みます。寒さ対策の為、保温用のアンダーウェア上下もサドルバッグに詰め込んできました。5時少し前にホテルをチェックアウトし、昨日予約した駐車場に移動します。駐車場で自転車を下ろし、サドルバッグを取り付けようとすると、なんとサドルバッグが見つかりません。どうも慌てて出発して家に忘れてきてしまったようです。サドルバッグの中には予備チューブ、パッチ、ブート、保温アンダーウェア、ウィンドブレーカー等が入っていました。合羽もサドルバッグにくくりつけようと思っていたので、それもできず、400kmの走行中にパンク、雨、夜の寒さに襲われた時に何も対応できない丸腰状態になってしまいました。幸い、ボトルゲージのツールBOXに携帯ポンプ、e-trexの予備電池はあったので、何とかトラブルがなければ走り切れると思い、思い切って軽量化できたとポジティブに考えるようにしました。

上越妙高駅の東口には5時過ぎに到着しました。スタートは6時です。受付を済ませ、スタッフの方と談笑していると、ぽつりぽつり参加者が集まってきました。今回エントリー18名中出走したのは14名です。顔見知りは中部のブルベによく参加されているM下さんだけです。あとの参加者は面識がなく、ただ一見すると健脚揃いのようです。スタート時間まで待機していると雨が激しく降ってきました。台風一過太平洋側は晴天予報なのに、これから走る上越、魚沼、只見、南会津は雨予報の時間帯もあり、いつ降られてもおかしくない天気です。

↓サドルバッグを忘れたのでリアがすっきりしています。

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↓参加者は14名でした。健脚揃いでした。

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ブリーフィングが始まり、PCのコンビニで1か所21時に閉店するので、その場合は周辺の写真を撮ってくるように説明がありました。今回のコースは2年前に走った山形まで行って帰ってくる600kmのコースと只見までルートが重なります。最大の難所は只見から田子倉までの60里越えです。地名の由来は距離は6里(24km)しかないが越すには、その十倍の60里(240km)ほどに感じる程、厳しいとの由来です。激坂区間ではないですが、只見線に並行して山深い国道R252の長い登りが続く区間です。折返しルートの為、往路走った道を南会津で折り返して戻ってくるルートで、コースプロフィールを見る限りでは平坦区間は少なく、アップダウンが連続するルートです。

↓獲得標高は4790mでした。60里越えがコースのハイライトです。

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↓スタート前に雨は止みましたが、再びいつ降りだしてもおかしくない天気です。

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幸い雨はスタートの6時前に止みました。6時きっかりにスタートします。今回は雪国の舗装路面の悪さを想定して、自転車はSLATEにしました。650B×42CのエアボリュームのあるタイヤとフロントのLEFTYサスペンションで悪路からくる振動を少しでも軽くするのが狙いです。サドルバッグがないのでいつもよりもリアが軽快です。それでもロードバイク程の軽快さはないので、バイクにあったスピードで無理なく走ります。しばらく走ると何人かのロードバイクの参加者にあっさり抜かれました。上越から魚沼へ向かう道は信号が少なく、車の往来もなく快調です。ただ路面は舗装が割れている個所が多く、SLATEで正解でした。最初のPC1は48.0km地点のファミリーマート道の駅まつだい店です。途中300mから400m程の標高の登りが4か所程あります。長い登りではないのでそれ程苦しめられずにパスできました。37km地点に星峠があり、棚田の展望が有名な場所のようですが、展望所に立ち寄る余裕はないのでパスします。今回トップチューブバッグにデジカメを入れて、走行中の写真はそのデジカメで写真を撮って、止まっているときはスマホで写真を撮ることにしました。今まで立ち止まって写真を撮って、時間をロスしていたので、この方法でかなりロスがなくなりました。星峠から10km程走って最初のPCに到着しました。

↓19.6km地点の最初の登りの中条のピーク。舗装は濡れていて、割れています。

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PC1の10km手前の星峠ピーク周辺。棚田の眺望が有名なようです。

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レシート時間は8時16分で、1時間強マージンを確保できました。PC1のファミリーマート道の駅まつだい店は駅につながる建物内にあるコンビニでコンビニの前に仮眠できそうな休憩エリアがありました。帰路もその休憩エリアが利用できれば最高です。それほど空腹ではないのでドリンクとシュークリームで軽い補給を済ませ出発します。

↓道の駅まつだい。鉄道のほくほく線まつだい駅に隣接した道の駅です。

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↓PC1ファミリーマート道の駅まつだい店 45.3km地点

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PC1を出発して程なく道は登りとなり、トンネルが6連続する区間がとなりました。国道の為交通量もそこそここあり、おまけに登り基調でかなりのストレス区間になりました。今回のコースで個人的には一番厳しかったのは往路のこのトンネル区間でした。トンネル区間を何とか無事にやり過ごし、ほっと一安心です。

↓PC1を出てほどなく現れた連続トンネル地獄には参りました。

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PC2は93.3km地点のコンビニです。PC1からPC2では400m弱の登りが2つあります。信号がほとんどないのでストップアンドゴーが少なくペースは快調ですが、あまり休めないので、たまにストップできるとほっとしました。日中の気温は曇天ながら30℃近くなる時もあり、15℃のウェアでは暑すぎました。やむなく昼間はほぼ終日、上着のファスナーを下ろして前をはだけて走りました。PC2に向かう途中でM下さんに追い抜かれました。土曜日も宿泊を予約しているとのことで、とにかく早くゴールするためにいつもよりも早いペースで走られているようです。参加者が14名と少ないので、PC以外はほぼボッチ走でした。PC2には10時29分に到着しました。マージンは2時間弱に拡大しました。昼食には早いので次の53.1km先のPC3まで持つだけの補給をして再スタートします。

↓PC2ローソン広神並柳店 93.3km地点

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↓PC2もドリンク補給とデニッシュパンの軽い補給で済ませました。

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曇天ですが、何とか天気はここまで大きな崩れはなく持ちこたえています。PC2を出てから10km程で今回のコースの60里越えがスタートです。田子倉湖まで只見線と並走するR252を約24km、平均勾配は3.1%の長い登りです。冬は雪の為、閉鎖される区間です。車の往来も少なく、秘境感が漂います。紅葉シーズンは景観がかなり楽しめると思いますが、まだ始まっていませんでした。途中いくつもスノーシェッドをくぐり抜けて行きます。

↓60里越えではスノーシェッドが連続します。

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↓60里越えは何もない山深い国道をひたすら6里(24km)走ります。

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淡々と長い登り基調の秘境国道を一人走ります。自販機も全くないので、ドリンクも節約して飲みます。ペダルを回していればどんな長い坂でもゴールにたどり着きます。ピークのトンネルが見えた時にはほっとしました。

↓60里越えの魚沼側ピーク。実際はもう少し先がピークです。

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↓ピークを過ぎると右手眼下に田子倉湖を見下ろせます。

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↓見返してのスノーシェッド。紅葉が始まれば絶景が広がると思います。

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PC3のコンビニまで約20kmは下りです。田子倉湖の景観を楽しみながら下ります。長い登りで苦労した分、この下りはご褒美区間です。ほどなくPC3のヤマザキショップ只見松屋店に到着しました。13時40分の到着でマージンは2時間のままです。ここで遅い昼食をとります。帰路はここはPC5になります。PCクローズは23時12分ですが、お店は21時に閉店してしまいます。今のペースなら閉店前に戻ってこれそうです。

↓PC3ヤマザキショップ只見松屋店 146.4km地点

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しっかり補給でき、55.9km先のPC4の南会津のコンビニを目指します。60里越えの次は今回のルートの最高標高地点の駒止峠です。30km程走って道の駅きらら289に立ち寄りドリンク補給とトイレを済ませます。トイレが広くて入口入ったところに休憩スペースがあるので、ここも仮眠所に使えそうですが、帰路は眠くなる前の通過なので今回はお世話にならないと思います。

↓道の駅きらら289 176km地点 日帰り温泉も併設した道の駅です。

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道の駅きらら289を過ぎると駒止峠の登りが始まります。登坂距離約10km、平均勾配4.6%の登りです。60里越えと違ってここは車の交通量がそこそこありました。ピークは標高900mを超えるので、少し会津側に下ったところにスキー場があります。激坂ではないので、一定テンポでクリアします。ピークはトンネルの先です。

↓駒止トンネル出口 R289は交通量が多い国道でした。

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↓駒止峠は標高923mでした。この日は気温は低くなく寒さは感じませんでした。

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駒止峠を6km下り、平坦区間を7km程進むとPC4のコンビニに到着です。下り切ってしばらくすると、一番手の参加者とすれ違いました。道中、一瞬一緒になる時がありましたが、まったくついていけない健脚の人でした。少し遅れて2番手の人ともすれ違いました。追い風なのか微妙に下りなのか平坦区間は快調でした。PC4を見落として数百mオーバランしましたが、すぐに折り返してPC4のセブンイレブン会津田島店に到着しました。16時43分の到着で3時間弱のマージンを確保しました。ここで夕食までではないですがおにぎり3個でそこそこの補給をします。先着した参加者が何名かいました。

↓PC4セブンイレブン会津田島店 202.2km地点

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2年前の600kmでは山形までいったので会津若松、喜多方を通ったので、会津に来た実感がありましたが、この折返し地点は何の特徴もないセブンイレブンで正直、実感が全く湧きませんでした。ここまで想定の休憩含めたグロスで平均18km/hを上回るペースできているので快調です。帰路もこのペースをキープできれば22時間以内にゴールできそうです。折返しコースなので今まで走ってきた道を戻ります。途中後続の参加者の方数名とすれ違いました。18時頃になるとは完全に日は沈みナイトランのスタートです。夜になると気温は15度前後になりました。ここにきてようやくウェアと気温が一致して走り易くなりました。往路を戻るの道の様子も距離感も把握できているので気が楽です。駒止峠も無理なく一定ペースでパスし、下りに入ります。

↓復路の駒止峠。日が沈みすっかり闇の中です。この後下りで雨が降ってきました。

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下りの途中で雨がパラつき始めてほどなく合羽を着ないとずぶ濡れになってしまう程の雨になりました。無駄に体を冷やすわけにはいかないので、急遽往路立ち寄った道の駅のトイレの休憩所に避難です。そこそこ濡れましたが、ずぶ濡れ手前で避難できたので運が良かったです。スマホで雨雲レーダーを確認すると1時間程は雨が降り続きそうな感じです。合羽があればここで合羽を着て再スタートですが、ないので無理せず雨が止むまでここで休憩することにしました。時間を有効に使うため、etrexの電池交換をしたり、雨に濡れた電装品の水滴をふいたりして再スタートに備えます。30分程経過して雨雲が抜けて雨が止み始めました。再び降りださないともかぎらないですが、意を決して再スタートします。想定外の停滞で予定が狂いましたが、まだPC5のコンビニには閉店の21時前には到着できそうなので、そのことをモチベーションに一人夜道を走ります。先ほどの雨のせいで道路の至る所に水たまりが出来ていて参りました。何とかPC5のヤマザキショップ只見松屋店に20時02分に到着しました。マージンは3時間です。ここでスナックパン2個とドリンクで補給しました。夜間に自転車に乗った人間が立ち寄るので店主の人が不思議そうな顔をしていたのが印象的でした。

↓PC5ヤマザキショップ只見松屋店 258.1km地点

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後からリザルトを見ると完走者は全員このPC5を21時の閉店前に通過できたようです。健脚揃いだったことを実感です。ここで道中PCでよく会った東京から参加された参加者のかたが程なく到着しました。土砂降りの雨はどうだったか訊くと、駒止峠の登りの途中でやられて、すっかりびしょ濡れになってしまったとのことで、ここで靴下を買って履き替えていました。早くゴールしてもしょうがないので上越妙高駅近くの日帰り温泉が営業する7時以降にゴールするつもりとのことでした。私は睡魔がこなければとにかく先に進むつもりで、お互いの健闘を祈って、私は先発して別れました。PC5を出るとほどなく60里越えです。ただ魚沼側からと違って登りの距離は短く助かりました。夜になると60里越の秘境感は倍増します。

↓60里越ピークのトンネル出口。誰もいない漆黒の闇です。

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漆黒の闇をただひたすら進みます。幸い土砂降りの再襲来はなく、時折、弱いぱらぱら雨程度で助かりました。ただ雨のせいで幾分気温が下がったようで、15℃を下回り13℃前後になりましたが、今回の選択したウェアでは何とか寒さを強く感じる程ではなかったので助かりました。PC6のローソン広神並柳店には23時10分に到着しました。マージンは3時間半になりました。暖かいものを食べたかったのでカップヌードルを食べて、お腹の調子は悪くはないですが、整腸剤代わりに飲むヨーグルトで軽く補給しました。

↓PC6ローソン広神並柳店 311.2km地点

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最後のPC7までは45.3kmで往路苦労したトンネル連続区間が待ち構えます。幸い深夜なので昼間と違って車の往来はなく、また往路は長い登り基調だったのがここも帰路はそれほどの登り基調ではなく助かりました。ただ逃げ場のない長いトンネルを走るのは精神的にストレスを感じて疲れます。長いトンネル地獄をパスして最後のPC7には1時53分に到着しました。4時間弱のマージンになりました。何となく自然なものが食べたかったのでやむなくコンビニの1本100円するバナナとinゼリー、ピルクルで補給します。昼間に仮眠所に最適とおもった休憩所はロープが張られて立ち入り禁止になっていました。一人の先着していた参加者は外のベンチで仮眠するようです。私はまだ睡魔には襲われていないので補給を済ませて再スタートします。

↓PC7ファミリーマート道の駅まつだい店 356.5km地点

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ゴールまで残り48.8kmです。往路超えてきた小さな登りが4つありますが、大きな登りはないので、後はパンク等のトラブルを回避して安全運転で走破します。さすがに2時を回ったあたりで少し眠くなってきましたが、周りに誰も人はいないので、大声で歌を歌ったりして眠くならないように頑張ります。ゴールまで後20km程の最後の登りのピークで一人の参加者がガードレールに自転車を立てかけて、縁石に座って休んでいました。よく見るとM下さんでした。どうもあと一息というところで睡魔により停滞を強いられているようです。あと一走りですから頑張りましょうと声をかけて通り過ぎます。ようやく上越市に入り遠くにゴールの上越妙高駅西口の東横インが見えてきて安心しました。東横インには5時1分に到着しました。残念ながら22時間以内ゴールはできませんでしたが、サドルバッグを忘れた以外、大きなトラブルなく無事ゴールできました。

↓ゴール地点 上越妙高駅西口東横イン

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スタッフのK野さんはロビーで待機してくれていました。ブルベカードとレシートを渡し受付終了です。今回は400kmのメダルとAD近畿特製の400kmピンバッジを記念に購入しました。しばらくK野さんと先着した参加者と談笑しました。程なくM下さんも無事ゴールしました。後日アップされたリザルトを見るとエントリーが18名、出走14名、完走12名でした。私は5番着だったようです。1番着は19時間を切っていました。スタッフのK野さんをはじめ道中声を掛け合った参加者の方に感謝です。今年は後300km、400km、600kmを各1本走ります。

 

 

BRM801名古屋200km浜名湖

8月1日(日)にRC名古屋主催のBRM801名古屋200km浜名湖を走ってきました。元々は2月下旬開催予定でしたが、コロナ禍により2回延期されて、ようやくの開催となりました。コースは非常にシンプルで豊田の柳川瀬公園を発着点に浜名湖まで行って帰ってきます。短い登りはいくつかありますが長い登りはなく、総獲得標高は実測値で1691mでした。

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ブルベでは距離が一番短い200kmで参加者が多いため、スタート時間は5時30分から30分置きに4組に分かれています。私は7時の最終スタート組でした。
朝4時に起床し、軽く朝食を済ませて、金属保冷ボトルに氷とウーロン茶を入れて、サイクルジャージに着替えて、自転車を車に積み込み5時に自宅を出ます。柳川瀬運動公園には6時過ぎに到着しました。自転車を車から降ろし、準備を終えて顔なじみの参加者と談笑します。先週の600kmより参加者はもちろん多いですが、いつもの200kmにしては少ない感じです。暑さの中走ることと、ちょうどコロナのワクチン接種後でDNSした人が多かったようでした。

↓印象的にいつもの200kmの参加者の半分程の人数でした。

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知り合いの和さん、K原さんは今回はミニベロで走るようです。他にも何人かミニベロ参加者がいました。私は少しでも体の負担を減らして、速く走る為、CAAD12をブルベに初投入しました。軽量化の為、ダブルボトルは見送り、サドルバックも装着しません。etrex、Qシートがなければ、完全な普通のサイクリング仕様です。右足親指の痛風が治ってきたので、最近定番のスニーカーではなく、SPDビンディングシューズで久しぶりに走ります。走り出す直前に出だしのスタートから北野町交差点までのルートが修正前のルートで引いてしまっていることに気付きました。やむなく、Qシートの距離を見て走ることにします。

7時定刻にスタートします。距離を確認しながら走り、いつものK230に出ましたが、どうも微妙に走行ルートは違っていたようです。それでも見慣れた北野町の信号交差点にたどり着き、いつもの岡崎市街地を走ります。7時スタートだったので車の交通量を心配しましたが、それほどでもなく助かりました。走り出して15km程は市街地なので信号峠が続き、我慢の走りです。市街地を抜け、走り易い区間に入るとペースを上げます。いつもより装備を減らしたので快調です。無理のないペースで飛ばします。7時スタートは人数も少なく、ペース抑え気味の人が多いのか、誰も追随してきません。30km程走ると先行してスタートしたミニベロの参加者数名に追いつきました。R151に出てしばらく走るとPC1のファミリーマート新城有海店に到着しました。レシートの時間は9時22分でした。早速1時間20分のマージン確保でまずまずです。到着した時には30分前にスタートした和さん、T中さんを見かけましたが、レジで並んでいる間に再スタートしたようで声を掛けられず残念でした。9時を過ぎた辺りから暑さが厳しくなってきました。PC1ではがりがり君、シュークリーム、ドリンクは900mlのポカリスウェットを購入してボトルにしっかり補充して、残りを飲み干します。程なくして先週600kmを走ったMさん、昨年中部1000kmで一緒にゴールしたM永さんも到着しました。

↓PC1ファミリーマート新城有海店 55.8km地点

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補給を済ませ再スタートします。しばらく走ると左手に長篠古戦場が見えてきましたが、今回は暑さ回避でとにかく早くゴールすることを優先していたので、立ち止まって写真を撮ることは止めて先を急ぎます。ここから先の区間は土地勘十分でQシートなしで走れます。どこにどの程度の登りがあるかも知っているので気が楽です。先週の600kmでは700m前後の標高のある信州を走ったので、暑いといっても何とか我慢できましたが、今回は標高のないルートなので、暑さを心配しましたが、意外に日影があって、常に陽に当たっている感じではなかったので予想よりもしのげる感じでした。井伊谷を過ぎ、井伊家の菩提寺龍潭寺前を駆け抜けます。井伊直虎大河ドラマ放送当時は観光客で賑わっていましたが、今はまた元のひっそりとした佇まいに戻っています。
浜名湖に到着し、しばらく走るとようやくミニベロの和さんを捕捉しました。私の30分前スタートだったミニベロの和さんにはすぐに追いつけると思っていましたが、なかなか追いつけませんでした。和さんの安定した速さに思わず苦笑です。
舘山寺を抜け、弁天島に向けて走っていると、参加者数名とすれ違いました。今回は弁天島で折り返して往路と同じルートを戻ってくるので、先行、後続の参加者と道中すれ違うことになり、いい励みになります。
軽量化の為、ボトルを1本にしたので、PC1からPC2の45kmを何とか持つように按分して飲むようにしました。PC2まであと5km程でボトルが空になりましたが、何とかPC2のファミリーマート浜名湖弁天島店に到着しました。レシートの時間は11時24分でした。マージンを2時間20分に拡大できました。ここで1時間前にスタートしたミニベロのK原さんに追いつきました。少し時間は早いですがコンビニ弁当で昼食にします。幸いPC2のコンビニは日陰が多く、十分に暑さを避けることができました。

↓PC2ファミリーマート弁天島店 101.5km地点 折返し地点です。

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弁天島のシンボル 赤鳥居

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PC2では炙りチキンステーキ弁当、コーラ、サクレレモンアイスで補給しましたが、サクレレモンアイスを食べる際、たびたび頭痛に襲われて苦戦しました。体を冷やすのにアイスは最適ですが、どうも私はすぐに頭が痛くなり食べ切るのに時間がかかりました。空になったボトルには氷と麦茶をしっかり補給しました。しっかり補給、休憩を終えて、灼熱の復路を走り出します。いつもの様に雄踏大橋手前で車が渋滞しています。注意して車の脇をすり抜け浜名湖大橋を渡ります。冬なら遠州の空っ風の横風に苦しめられますが、夏はあまり風は吹かないので問題なく通過します。ちょうどガーデンパークに差し掛かった所で、Y本さんとすれ違いました。4月のフレッシュで転倒、骨折して今回が復帰のブルベですが、暑さに苦しめられている感じでした。
往路きた道を逆方向に淡々と走ります。今回のコースで一番標高が高いのが新東名の浜松引佐IC周辺のまんぼう峠で200m超です。勝手しった登りですが、この辺りの暑さが尋常ではなく、登りよりも暑さに苦しめられました。日中サイコンは39度近くなることがたびたびでした。日当たりがよくアスファルトの照り返しがある場所は、雰囲気温度が体温以上で、無理をすると熱中症の危険と隣り合わせです。心拍数を140前後で走ることと、冷たいドリンクで対策しながら走り続けます。今回もいざという時に備えて首にタオルを巻いて、暑さに耐えられなくなったら氷をくるんでしのぐ作戦でしたが、氷をくるまなくても、タオルで首筋に直射日光が当たらない様にするだけでもかなり効果がありました。見た目が悪いのが難点ですが、しょうがありません。

淡々と走り続けて往路はPC1だったPC3ファミリーマート新城有海店に無事到着しました。レシートの時間は13時45分で3時間のマージンを確保しました。残りは54.9kmです。またポカリスウェットの900mlを購入してボトルに補充し、残りを飲み干し、それでも飲み足りなかったので、缶コーヒーも飲み干します。フローズンサイダーのアイスも買いましたが、またまた頭痛との闘いで時間をロスしてしまいました。

↓PC3ファミリーマート新城有海店 147.2km地点 軽装備のCAAD12は快調でした。

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PC3には5時30分スタートのレジェンドランドヌールのO上さんが休憩されていました。あまり年齢のことを言ってはいけないですが、多分現在85歳になられたと思います。この灼熱の200kmブルベをここまで走破されてきたことに本当に頭が下がります。PC3からゴールまでは追いついてきたMさんと一緒に走ります。残り54.9kmとはいえ、暑さが堪えます。おまけに東名の側道区間はアップダウンの連続で、短い登りでもいつも以上に疲れを感じます。残り20km弱でボトルの麦茶がなくなり、氷だけになりました。危険なのでいつでもドリンク補給の為に止まることを意識しながら走ります。暑さが厳しいと思った岡崎市街は意外に建物の日陰が多く、ずっと灼熱ではないので助かりました。ドリンク補給はしないで、残った氷を交差点でとまるたびに口に含んで走り続けました。岡崎大橋を超えしばらく走るとゴールのミニストップ桝塚店に到着しました。ゴール直前に30分前スタートのT中さんを何とか捕捉しました。T中さんは私に追いつかれないよう休憩少な目で頑張っていたようですが、最後暑さにやられてかなりペースダウンしてしまったようです。レシートの時間は16時37分で所要時間は9時間37分で無事完走しました。今回はRC名古屋のK井夫妻がゴールで待機してくれていて、ブルベカードとレシートを渡す運用だったので、ブルベカード郵送の郵便峠の心配がなく助かりました。K井夫妻と他スタッフの方には暑い中でのゴール待機で本当に感謝です。

↓ゴール ミニストップ桝塚店 16時37分、9時間37分で無事完走できました。

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コンビニで集まって談笑していると迷惑が掛かるので、程々にして柳川瀬公園の駐車場に移動します。自転車を積み、着替えて、T中さんと一緒にY本さんを18時半頃まで待つことにしました。続々と参加者が戻ってきます。O上さんも無事完走されました。K原さんも初参加の方と一緒に無事完走していました。M永さんもほどなく戻ってきました。
残念ながらY本さんは18時半までには戻ってきませんでしたが、暑さに苦労しながらも13時間超かっかて無事復帰ブルベを完走したとのことでした。
コロナ禍による思いがけない真夏のブルベ2連戦でしたが、先週の600km、そして今回の200km無事完走できました。今回軽量化の為、シングルボトルで走りましたが、やはり真夏のブルベはダブルボトルが基本であることを実感です。PCでアイスを食べるのに思いの外時間がかかったので、今後は止めようと思います

次回はAJ静岡の911の200kmのスタッフ試走を28日に走る予定です。静岡にもついに8日から31日までまん延防止宣言が発令され、先行きがわからないですが、秋ブルベに備えて、室内ローラー中心でしっかり体力維持に努めたいと思います。

BRM724名古屋600km白馬/後編

善光寺を出て19km走り通過チェックのセブンイレブン更埴稲荷山店に22時52分に到着しました。この後、聖高原への長い登りが待っているのでエナジー系の補給ゼリー2個で軽く補給します。まだ睡魔はなく小休止して聖高原に向けて再スタートしました。

通過チェック セブンイレブン更埴稲荷山店 333km地点

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聖高原への登りは登坂距離約10km、獲得標高600m弱です。真っ暗なR403を一人淡々と登ります。途中展望が開けた所ででは眼下に千曲市の夜景がきれいに見えました。夜にも関わらず車が何台も止まっていたので、何なのかと思ったら、展望所になっていて夜景デートスポットのようで何組かのカップルがベンチに座って夜景を眺めて過ごしていました。しばらく走ると走り屋が何台か追い抜いてきました。聖高原は走り屋のスポットのようで時折ドリフト走行の音も聞こえてきます。幸いレース走行する走り屋はなく、ほとんどの走り屋が私を追い抜く際には距離をとって減速して追い抜いていってくれたのであまり怖い思いをすることなくピークに辿り着くことができました。聖湖の湖面は静かで気温もちょうどよかったのでここで仮眠しようかと思いましたが、まだ睡魔が襲ってきているわけではないので写真だけ撮って先に進むことにしました。

聖高原 345.4km地点 時間は深夜の0時26分

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↓聖湖 湖岸の芝生が仮眠には気持ち良さそうでした。

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真っ暗な中を下ります。昨年9月のAR中部の1000kmでは登ってきた区間です。Gvolt70ではスピードを出せるほど明るくはないので、オーバランに注意しながら慎重に下ります。松本側は走り屋はいなくて、車の往来は全くなく、その点安心でした。下りながら少し疲労感、睡魔を感じたので、仮眠場所を求めて走り続けます。しばらく走ると道の駅さかきたがあり、仮眠できそうなベンチがあったので立ち寄ります。1時間半程寝ようと思いましたが、残念なことに駐車場で黒い大きな1BOXをエンジンかけっぱなしにしてずっと大声で仲間と話している迷惑ヤンキーがいて、そのうるささに辟易して30分で仮眠を切り上げました。

↓道の駅さかきた 356km地点 1時25分 ヤンキーのせいで十分に仮眠できず残念。

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ここから松本まで約30kmです。ソロライドで淡々と走ります。R19に出ても深夜の為、交通量はほとんどなく走り易く快調です。ほどなく松本城につき写真を撮ります。天守閣よりもなぜか追手門がライトアップされていました。

松本城追手門 深夜3:08分 ここで387.8km地点

f:id:yamakeirns:20210731185859j:plain松本城天守閣 南側からのアングルだと月見櫓が写らず残念。

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ここからPC4まではあと14km程です。途中仮眠、休憩に最適な健康ランドや快活クラブがありましたが、スルーします。快活クラブは一度も利用したことないですが、良く利用するブルベ仲間の話だとかなり使えるという話を聞くので、一度、浜松にある快活クラブに様子見に行ってみたいと思います。しばらく走るとPC4のローソン塩尻桟敷店に到着しました。レシート時間は4時6分でした。早朝ですが牛カルビ焼肉弁当と味噌汁で朝食を取ります。

↓PC4ローソン塩尻桟敷店 401.7km 他の参加者は誰もいませんでした。

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ここから平谷までの116kmは往路きた道を走ります。往路では勢いよく下ってきた道が今度は登りになります。PC4を出てからしばらくは登り基調です。R153は日中はそこそこの交通量がありますが早朝なのでほとんどありません。気温も涼しく走り易く、睡魔もあまりきていないので先を急ぎます。塩尻の登りが終了する分水嶺が見えてきて、立ち止まって往路撮れなかった写真を撮ります。

塩尻 R153の分水嶺

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分水嶺からは下り基調になり快調に走ります。気温が上がる前にとにかく距離を稼ぎます。PC4とPC5は92.5km離れているので途中440km地点のファミリーマート西春近店で小休止しました。ファミチキ、シュークリーム、オレンジジュースで軽く補給します。

↓440km地点のファミリーマート伊那西春近店 6時24分 まだ涼しい時間帯です。

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コンビニを出てしばらく走っているとT内さんが追いついてきました。心強い援軍の到着です。2人で走ります。途中サイクリストに会い、離れた後ろを走っていると、登りがそれほど得意ではないようで、登り区間で我々が何気なく追いつきます。声をかけられ600kmブルベの途中ですでに450km以上走ってきたことを話すと、予想通りの反応でかなりびっくりして苦笑していました。前日飯田の市街地区間で車の交通量と暑さに苦しめられたので、今の感じだと何とか交通量が少なく、気温が上がる前に通過できそうなのでT内さんと励まし合いながら先を急ぎます。交通量が少ないおかけで飯田市はすんなり通過できました。478km地点で別府の交差点からR153を離れますが、ここから約10km程の登りが何気に厳しく堪えました。飯田山本ICを過ぎしばらく走ると登りは終了し、下ってPC5ローソン阿智駒場店に到着しました。レシートの時間は9時09分でした。ここも到着時は私たち二人以外は誰も参加者はいませんでした。

↓PC5ローソン阿智駒場店 494.2km地点

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お店の東側がちょうどいい日陰でほどほど涼しくて助かりました。サンドイッチとアイスクリームを食べて、経口補水液でしっかり水分補給し、2本のボトルに氷を入れ直して水を補充します。エンジンかけっぱなしの2台の長時間駐車のトラックにうんざりしましたが、ここで30分仮眠します。T内さんは30分過ぎても気持ちよさそうに仮眠していたので、一人最後の難所、治部坂峠に挑みます。約登坂距離15km、獲得標高718mの登りです。激坂はないですがとにかく長い登りです。さすがに9時過ぎると暑さが厳しくなってきました。時折木陰が現れるとほっとします。熱中症の心配があるので、心拍数を150以下に保って、休むダンシングを駆使しながらいつも以上にゆっくり登ります。R153はそこそこ車の交通量がありました。ひたすらゆっくり登ります。寒原峠まで登り切り一旦少し下り、残り3km弱の治部坂峠の登りを登り切り最後の難所を無事走破しました。Stravaのセグメントデータを見ると1時間半以上かかっていました。

寒原峠 ここで一旦登りが終了し、少し下って治部坂峠への3km登ります。

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↓治部坂峠(阿智側) 最後の難所を何とか登り切りました。

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治部坂峠から平谷までは一気に下ります。片側交互通行区間に水を差されますが、難所を走破した安堵感に浸りながら下ります。平谷まで下って時間にかなり余裕があるので温泉に入って休憩所で仮眠して、暑さが和らいでから走ろうかと一瞬思いましたが、ここから先はゴールまで大きな登りはないのでスルーすることにしました。平谷の交差点を右折し、R418に入り上矢作まで下ります。途中福寿の水で水を補充しようと思いましたが、思いのほか水を汲んでいる人が多かったのでスルーしました。4連休の影響か普段交通量の少ないR418も車の往来が結構あって気が抜けない感じでした。上矢作辺りに来ると標高がかなり下がったので厳しい暑さになりました。R257に出て南下し、K356、K11の奥矢作湖沿いの道に入ると、時折涼しい木陰区間があり、助かりましたが、最後の治部坂峠で乳酸の蓄積が進んだようで、ちょっとした登りでペースがあがらず、苦戦しました。それでも何とか走り続けて通過チェックのファミリーマート小渡店に到着しました。声を掛けられたので誰かと見ると、RC名古屋のK井夫妻が参加者を見送りに来てくれていました。話を聞くと私が2番手のようで一番手の人は1時間程前に通過したようです。知った顔に会うと安心します。ここまで昼食を引っ張ったので焼きそば、サンドイッチで補給し、ボトルにポカリスェットを補充します。ファミリーマート小渡店は暑い中でもサイクリストで賑わっていました。しばらくするとPC5で別れたT内さんが追いついてきました。T内さんは治部坂峠途中の蕎麦屋さんで美味しい蕎麦を食べてしっかり涼んできてからここまで走ってきたようです。K井夫妻からはここから先は川遊びの家族連れで賑わっていて、川沿いの道の交通量が非常に多いので気を付けてくださいといわれました。

↓最後の通過チェック ファミリーマート小渡店 558.0km地点

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残り43.2km、T内さんと力を合わせてゴールを目指します。矢作川沿いを引き続き走りますが、過去何回もこのあたりをサイクリングした際にはないほどの車の交通量で参りました。自転車の横をあまり間隔も開けずに猛スピードで駆け抜けたり、ひどいドライバーはクラクションを鳴らしてくる車もいました。不愉快でしょうがありませんが我慢するしかありません。淡々と走りゴールまであと一息の豊田市内近くまでくると、小さなアップダウンが断続的に登場し、暑さと共にかなり苦しめられました。なかなかゴールのコンビニにつかないとじりじりしながらひたすらペダルを漕ぎ続けて、ようやくゴールのローソン岡崎北野店に到着しました。レシートの時間は16時53分で35時間53分で無事完走しました。ドリンクとアイスクリームで水分補給、クールダウンをします。T内さんとしばらく休んでいると、M田さん、K原さん、和さんが程なくゴールしました。お互いの健闘を称えながらしばし、談笑します。話題が途切れず1時間程談笑していると、暑さに苦戦したMさんも無事ゴールしました。最終的なリザルトは良くわからないですが、今回は参加者が2極化したブルベだったと思います。多分熱中症回避で終始ゆっくり走った人は時間をぎりぎりまで使って走り、私の様に思いの外、暑さ、睡魔に苦しめられずに走れた人は37時間以内に完走しているように思います。

↓ゴール ローソン岡崎北野店

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今回は信州だったので標高がそれなりにある所を走り、初日小雨で気温が下がった時間帯もあり、真夏の600kmでしたが、無事完走できました。金属製保冷ボトル2本は重量ではハンディですが、有効な暑さ対策になりました。

来週はRC名古屋の浜名湖200kmです。また暑さとの闘いになりますが、距離は短く、睡魔には悩まされないので、無理は厳禁ですが荷物を極限まで減らして、軽量車で快速ブルベ作戦で完走したいと思います。

BRM724名古屋600km白馬/前編

7月24日(土)に開催されたRC名古屋主催のBRM724名古屋600km白馬を走ってきました。元々は5月に予定されていたブルベでしたが、コロナにより6月そして7月と延期になり、暑さが厳しい時期での開催になりました。コースは豊田の柳川瀬運動公園を発着点に北上し、長野善光寺まで行って戻ってくるコースです。

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比較的登りが少ないコースが多いRC名古屋のブルベでは登りが多く、治部坂峠往復、聖高原と登坂距離10km以上の登りがあります。走った後のガーミンの実走値では総獲得標高は約6500m弱でした。しかし今回一番の懸念事項は暑さです。スタート時間はいつもとかわりなく5時スタートの為、24日と25日の2回の昼間の暑さをどう耐え忍ぶかが完走の大きな鍵となります。山岳コースの為、今回の相棒は軽量なカーボンフレームのRoubaixにしました。また暑さ対策としては金属製の保冷ボトルを2本用意し、常時冷たい飲み物が飲めるようにしました。また首にタオルを巻き、首筋の日焼けを防ぐと同時にいざ暑さが耐えられなくなったら、コンビニで氷を買ってタオルにくるんで首に巻けるよう備えました。(今回は結局最後まで氷タオルは実行せずに済みました。)

24日は2時半に起床し、3時過ぎに浜松を出発して、4時15分頃に柳川瀬公園に到着しました。暑さが厳しいことは確実なので、熱中症回避でDNSした人が多かったと思われ、見た感じでは出走者は30名程だったように思います。

↓脚に自信のある猛者しか参加していないようで、出走者は少なかったです。

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RC名古屋のスタッフの方に誓約書を提出して、ブルベカード返送用の封筒を貰い、準備します。今回の600kmは久し振りに宿を手配せずに走ります。涼しい早朝と夜間に距離を稼ぎ、暑さの厳しい日中は最悪稼いだマージンを使ってゆっくり休み、制限時間をフルに使って走る作戦です。5時定刻にスタートし、そこそこのペースで飛ばします。この時間は20℃前後の気温で走り易く快調でした。ただ湿度は高いようで汗がじっとりと体にはりつく感じです。ガーミンのナビゲーション開始をすればOKと思っていましたが、10km程走って走行距離が表示されないのでおかしいと思っていたら、どうもトレーニング開始ボタンも押さなければいけないようで、10kmログを無駄にしました。足助まで順調に走り、R153に入って長い登りのスタートです。何回もブルベで走っていて勝手を知っているので、飛ばし過ぎず一定ペースで走ります。早朝なので伊勢神トンネルも車の交通量が少なく、トンネル幅が狭く、大型車が来るとかなり怖い思いをしますが、助かりました。ほどなく稲武の道の駅まできましたが、体調は悪くなく、ドリンクも十分だったので休憩せずに、とりあえず、根羽か平谷まで一気に走ることにしました。途中月瀬の大杉でトイレに立ち寄りましたがなんとか77.7km地点のネバーランドまで一気に走り通すことができました。ネバーランドでドリンク補給をしっかりして、治部坂峠を目指します。治部坂峠はピークのトンネル手前で相変わらずの片側交互通行規制で、車に悪いと思いながらできるだけ急いで登ります。規制区間を過ぎたところで対向車の高齢者ドライバーが大きな声で「こいつらのために待たされたか」の捨て台詞にかなり不愉快な思いをしました。最近、若い人よりも残念な高齢者を多く見かける気がします。何はともあれ、最初の難所の治部坂峠を気温が高くなる前に走破できてほっとしました。とりあえずお決まりの峠の写真を撮ります。

↓治部坂峠(平谷側)標高1187mで地上より6℃以上気温が低いので助かりました。

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ここから約18km、途中寒原峠の登り返しがありますが、一気に下ってPC1ローソン阿智駒場店に10時10分に到着しました。約2時間弱のマージンで順調です。ドリンク補給をして、おにぎり2個とアイスクリームを食べてクールダウンします。。

↓PC1ローソン阿智駒場店 103.9km地点 ここから暑さとの戦いです。

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ここまでM田さんと一緒に走ってきました。PC1でスタート時間を30分間違えたMさんが追いつき、3人で走ります。さすがに10時を過ぎて、市街地走行になると暑さが厳しくなってきました。特に信号で止まった時の暑さは最悪でした。飯田市街のR153は車が渋滞気味で参りました。無理はできないのでとにかく心拍数が140以上にならないようにペース配分し、保冷ボトルの冷たい飲み物を適宜補給しながら慎重に走ります。走ってしばらくMさんが暑さにたまらず、ペースを落として離れてしまいました。私とM田さんの二人で再び走ります。PC1から次のPC2までは94.3kmあり、この暑さでは一気に走り通すことはできないので、ちょうどお昼すぎだったので駒ケ根の手前の飯島でコンビニのイートインで昼食にすることにしました。
氷を買って2本の金属製保冷ボトルに入れ、水をしっかり補充します。定番のコーラで糖分補給し、炙り焼きチキンステーキ丼でがっつり昼食を取りました。ファミリーマートJAいいじま店はイートインスペースが広く、良く空調が効いていて、いい休憩ができました。

↓広いイートインがあるコンビニは本当に助かります。

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M田さんと休憩していると、先ほど遅れたMさんが通過していきました。しっかり昼食を取り、休憩もできたので、再び暑さとの戦いに戻ります。暑いといってもこの辺りは標高が600~700m程あるので、市街地でなければ風は若干の冷たさを感じるので、無理しなければ熱中症の心配はなさそうです。しばらく走ると先ほど通過していったMさんがコンビニで休んでいるのを見つけたので立ち寄り再び3人で走ります。駒ケ根を過ぎ伊那に入ると、予報通り小雨が降り出しました。合羽を着るほどの雨ではなく、この雨でかなり気温が下がり、走り易くなりました。気温が下がったことでMさんも調子を取り戻し、3人揃ってPC2のファミリーマート塩尻免許センター前店に到着しました。15時24分の到着でマージンを約3時間弱としました。暑さに苦しみながらも約200kmを10時間半で走っているのでペースとしては快調です。ここでは熱中症対策でボトルにポカリスウェットを補充しました。水ばかりだと塩分とマグネシウムが補給できず、脚攣りの原因になるので注意が必要です。クールダウンでまたアイスクリームで体を冷やします。伊那を過ぎて塩尻市内に入ってくる前までは雨のおかけで涼しかったですが、塩尻でまた厳しい暑さが復活しました。

↓PC2ファミリーマート塩尻免許センター前店 198.2km地点

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小休止で Mさん、M田さんの3人で再スタートします。アルプスグリーンロードを安曇野方向に走ります。塩尻ではワインブドウの栽培が盛んでいたるところにブドウ畑がありました。時折リンゴ畑も見かけます。天気が良ければ左手に北アルプスの峰々を見ながらのライドになりますが、残念ながら雲がかかって見えませんでした。ここまで快調に私が曳いてきましたが、安曇野を前にして、5月末の静岡の600kmで発症した右足親指の痛風の痛みが強くなってきました。ダンシングができない状態でM田さん、Mさんのペースについていくことが厳しくなったので、途中自販機の所で待ってくれていましたが、私のペースで走ると遅くなってしまうので先にいってもらうことにしました。ここからは孤独なライドのはじまりです。右足の親指に力がかからなければ問題ないので、ギアを軽くして、ペダルの踏み込みを弱くしてケイデンスで走るようにしました。しばらくその走り方をしていたら痛みは少しましになってきました。道路の名称が安曇野スケッチロードにかわり、信州の景色を満喫できるサイクリング快走路区間は続きます。おしゃれなお店が立ち並ぶ安曇野を抜けると信濃大町に到着です。痛風の痛みはありますがそれ以外は調子は悪くないので走り続けます。木崎湖、青木湖を左手に見てR148を北上します。木崎湖より北でR148を走るのは初めてでしたが、トンネルはいくつかあるものの道幅がそれなりにあったので車のストレスを感じることなく走ることができました。ほどなく白馬に入りPC3のセブンイレブン白馬みそら野店に19時08分に到着しました。これでマージンはさらに広がり4時間弱となりました。M田さん、Mさんは当然先着していて夕食をとっているところでした。私もここでコンビニ弁当でしっかり補給します。折返し地点の善光寺まではここから42.6kmです。

↓PC3セブンイレブン白馬みそらの店 271.4km地点

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私が到着して程なくしてT内さん、和さんも到着しました。さすがに暑さに少し疲れた感じですが、安定した堅実な走りです。Mさん、M田さんは先に出発しました。私は夕食を取り終わると、etrexの電池を交換して、フロントのライトを点灯してナイトライドの準備をしてからスタートします。走り出してしばらくするとルートのK33が工事で通行止めになっていました。やむなく迂回指示に従いetrexで現在地を確認しながらR148に迂回します。2km程遠回りしてルートに復帰することができました。ゴールしてから他の参加者に訊くと、自転車は通れそうだったので押し通った人が多かったようです。白馬から長野へのK19は人寂しい山間部の暗闇区間でしたが、道の舗装の状態は良く、道幅もあり、ほとんど下り基調で快走路でした。長野市に近づくにつれ道路がひどく濡れていましたが、幸い私が通過するころは雨はまったく降っていなくて、助かりました。白馬長野有料道路は自転車は20円とのことでしたが、料金所では特に指示もなくよくわからなかったので通過して、自転車は歩道を走るように標識がでていたので従うと、草が生えていて整備されていない歩道でびっくりしました。落車しないようにパスして、車道に戻り、先日の大雨で法面が崩れ復旧工事をしているR19の片側交互通行の区間も無事パスしていよいよ長野市です。長野市に入ると時間的には交通量が少なくなっているとはいえ、車の交通量はそこそこあるので注意して走ります。途中M田さん、M中さんとすれ違いました。信州大学前の交差点を右折してしばらく走ると善光寺の参道に到着しました。ここは通過チェックで善光寺山門の灯篭の写真を撮る必要があります。夜の21時を過ぎていたので、参道は真っ暗で人影もほとんどありません。参道は石畳で段差があるところもあり、自転車を押して山門に向かいます。指定された山門は善光寺本堂に一番近い門です。真っ暗でしたが何とかお題の写真を撮り、本堂の写真もとって、事務局に指定されたメールアドレスに写真を送信しました。事前に写真だけ添付すれば送信できるように下書き保存しておいたので、慌てることなく落ち着いて送ることができました。

↓通過チェック 善光寺山門灯篭 314kim地点 21時30分到着

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善光寺本堂 暗くて良くわからず、本当にただ立ち寄っただけになりました。

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暑さに苦しめられて22時前には着かないと思っていたのが予想に反して21時30分に到着し、宿を取らなかったことを少し後悔しましたが、今回は宿なしでどこまで行けるかの再確認の意味もあるブルベということで、気を取り直して走ります。途中T内さん、和さんがやってきたので山門はさらに奥であることを伝えて、一人先を急ぎます。とりあえずここから19km先の通過チェックのコンビニまで走ります。ここまでは右足親指の痛風の痛み以外は順調です。次の心配はどこで睡魔に襲われるかですが。。。後編に続きます。