yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

19BRM223静岡300km伊良湖/試走

2月10日(日)にAJ静岡のBRM223静岡300km伊良湖のスタッフ試走に行ってきました。
今回のコースは島田~掛川~新居~伊良湖~細江~舘山寺弁天島掛川~島田で獲得標高は約1800mの平坦基調のコースです。登りは少ないですが、風次第で難易度が大きく変わります。

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今日は雨の心配はないですが、風は強い予報です。相棒はスペシャライズドのルーベです。PC1、2は先週の浜名湖200kmと同じコースです。PC1から伊良湖までの100kmは西に向かって走りますが、予報通り強い向かい風基調になりました。途中建物のない区間では20km以上スピードが出せない状況です。おまけにほぼ終日気温が10度以下の寒い日になり、ウィンドブレーカーが手放せませんでした。。気温が低いせいかガーミンEdge820Jのバッテリーの持ちがいつも以上に悪く、70km付近で早くもモバイルバッテリーにつなぎます。PC2の弁天島のコンビニには想定よりも10分程度遅れて到着です。伊良湖まで厳しい道のりが60km程あるのでおにぎり2個とみそ汁を飲んでしっかり補給します。

   弁天島の赤鳥周辺も強風で海が波立っています。
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   この弁天島ファミリーマートには3週連続の来店になりました。
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PC2から先も相変わらずの強い向かい風です。渥美半島の太平洋側のR42に入ると今度はこきざみなアップダウンが加わり苦行度が増してきました。途中田原市に入ると駅伝競走でR42は片側車線規制されていましたが、伊良湖に向かう車線は規制がなく普通に走れました。中学生(?)の選手達が一生懸命走っている姿を見て少し元気をもらいました。
途切れることのない向かい風のせいでいっこうにペースが上がりません。伊良湖まであと5km位手前で恒例の菜の花祭りが開催されていて、3連休中日の晴天ということもあって多くの人で賑わっていました。まだ6分程度の開花でした。

   寒い日でしたが菜の花を見ると春が近いことを感じさせてくれます。
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   手前の幟が示すように強風です。
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伊良湖まであと3km位のところに悪名高きコンクリートドーナッツ舗装の激坂が現れます。距離は大したことないですが、最大勾配はガーミンの表示だと19%ありました。この坂を超えると眼下に恋路ヶ浜を見下ろす絶景が広がります。

   コンクリートドーナッツ舗装はどこでもランドヌール泣かせの激坂です。
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   激坂を登り切った先には絶景が眼下に広がります。
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伊良湖には12時30分到着予定でしたが、強い向かい風のせいで13時過ぎに到着です。予定時間通りなら漁港近くの海鮮食堂でグルメをするはずでしたが、断念しました。
PC3の道の駅クリスタルポルトは3連休のせいかいつも以上の賑わいで駐車場には車が一杯で、道の駅内の食堂も混雑です。昼食はこの食堂で定番の岬丼を食べました。しらすとあさりの煮付け、海のり、みそ汁のシンプルな丼ぶりですが、適度に塩気が効いていて美味しくいただきました。大あさり焼きも食べようと思いましたが2個で900円もしたので、奮発しすぎと思い断念しました。

   鳥羽へのフェリーのターミナルも兼ねる道の駅クリスタルポルト。ここまで苦行でした。
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   道の駅の駐車場はほぼ満車です。菜の花祭り会場への無料シャトルバスも出ていました。
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   900円の岬丼は当初の海鮮グルメとはいかなかったですが、塩分補給ができました。
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道の駅を折り返すと待ちにまった追い風が期待できる東に向かうルートです。三河湾側のR259を走るのは初めてです。R42と異なりアップダウンが少なく、路側帯が広い区間が多かったので走り易い国道でした。ただ復路であれだけ苦しめられた風はなぜか弱り、追い風基調ですが、30km以上を楽にキープ出来るほどの追い風ではなく、少しがっかりです。
田原市街に入ると交通量が多くなり、車は断続的に渋滞気味でした。ボトルの水がなくなったので次のPC4との中間地点あたりのコンビニで給水します。最近は後味がすっきりしているので、ジャスミンティーを好んで給水しています。

浜名湖西側のR301に出るとここから先は土地勘のあるコースです。浜名湖200で当初有人チェックポイントになるはずだった浜名湖コスタは今も昨年の台風による損壊の影響で閉館していて、トイレが使用できないため、当日のコースではコンビニに変更になりました。
浜名湖コスタ手前の猪鼻湖にかかる赤い鉄橋周辺では、太平洋戦争終戦の際に本土決戦に備えて準備された幻の四式戦車が沈められているという地元の伝承がありますが、何回も調査は行われていますが、今もはっきりしたことは分かっていません。

   着実に廃墟になりつつある気配が漂う浜名湖コスタ
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   猪鼻湖のこの周辺の海に幻の四式戦車が沈められているようです。
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細江のPC4のコンビニには日没前に到着しました。イートインがないので、仕方なく寒空の中、おにぎり2個、味噌汁、よもぎ餅で夕食を取ります。気温は5度程度なので止まっているとかなり寒さが堪えます。ここからは完全に夜間走行になるので、ライト類を点灯し、準備を整えて最後のPC5を目指します。

   PC4には何とか日没前に到着しました。
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強い横風が心配された弁天島に抜ける2つの海上にかかる橋は幸い風は弱く問題ありませんでした。運が悪いとここは海上の吹っき晒しの為、冬は特に暴風区間です。
期待外れの弱い追い風に軽く背中を押されながら、足にそれほど負担をかけることなく25kmでのんびり巡航します。PC5には20:18に到着しました。クローズまでのマージンは3時間半でこのまま15kmアベレージでも16時間30分でゴールできそうです。何とか16時間は切ろうとペースを上げます。

最後の登りの牧之原台地の手前で、注意不足で道路の穴に乗り入れて、直後にリヤタイヤからシューとい聞きたくない音がしました。お約束のリム打ちパンクです。ゴールまで残り10km足らずで、寒い冬の夜にパンクに愕然です。パンクでリタイアするわけにいかないので、気持ちを切替えて、少しは明るい街灯下の道端で一人パンク修理に格闘します。CO2ボンベの使い方が悪かったようで、考えなしで一気にバルブを開放したら、圧力が高すぎて、ガスバルブが壊れましたが、幸い自転車のチューブは破裂することなく、何とか30分の苦闘で復帰できました。

今回川越広場に降りる道が完全舗装されたのでいつも以上にスムーズにゴールできました。当初15時間前後で21時過ぎのゴールを見込んでいましたが、1時間半遅れの22時36分に無事ゴールしました。蓬莱の湯に行くつもりでしたが、最終受付時間に近いので断念しました。

寒さ、強い向かい風、夜パンクといろいろあった試走でした。先週の200kmはAJ静岡のBRMとしては同日開催で重複する為、認定外ですが今回の300kmは認定されます。とりあずブルベを始めてから無傷の44連続完走です。

正直冬のブルベは寒さと、昼間が短いので嫌いです。今後は3月9日にAR中部の200km、3月16日にAJ静岡の300km試走、3月30日にRC名古屋の400kmに参加します。ブルベ本番の4月、5月に向けてしっかり走り込んでいこうと思います。