yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

18BRM923静岡200km富士一試走

9/8土に続いての連続試走です。富士一200kmは沼津~三島~御殿場~山中湖~河口湖~西湖~本栖湖~身延~富士~沼津と走るコースです。獲得標高は2047mと距離に対して1%の登坂なので難易度としては初級のコースです。

5時に起床すると外は土砂降りで出走がためらわれる天気でしたが、時間経過とともに天候が回復する予報なのでそれを信じて準備します。今回泊ったホテルは伊豆縦貫道の長泉IC近くにあるスーパーホテルです。AD近畿主催の上越で行われた400km600kmブルベの際に宿泊して、無料の駐車場、スタッフの応対、大浴場温泉、充実した朝食、暗証番号キーでチェックアウトが楽なので今回もスーパーホテルに泊まりました。朝食は混雑を避けて6:30OPENと同時に行って済ませて、6:45にチェックアウトです。約18km離れている沼津CSには7:15頃に到着しました。

今日は獲得標高が少ないので時間的に余裕があると見て、他のスタッフと同走します。富士一の試走は5名のスタッフが走ります。私も含めて連投組は4名です。5名揃って7:30スタート扱いギリギリの8:00少し前に30分ロスしてスタートです。前日の疲労は思いのほか少なく、股擦れの影響だけ心配でしたが走り出した感じでは何とかなりそうです。天気もスタート時は雨上がりで微妙な空模様でしたが、雨は止んでいたのでまずまずの走り出しです。昨日走っていないスタッフは一人さら足で快調に飛ばしますが、私は無理をせずに多少置いていかれても自分のペースを守ります。気温は高くないですが、湿度が高いようで、思いのほかボトルの水が早くなくなり、PC1の途中で自販機とコンビニで小休止します。三島市内、御殿場の交通量を懸念していましたが、意外に少なく、車の圧迫を受けることなく快走できました。富士スピードウェイに近づくとかなりの台数の日産GT-Rを見かけるようになりました。後で知りましたが富士スピードウェイGT-Rオーナーの集まりがあったようです。

最初のPC1はスタートから76.3kmの河口湖畔のコンビニです。PC1の前に2020東京五輪のロードレースのコースに組入れられた明神峠、三国峠が立ちはだかります。45km地点から登坂開始で平均勾配10%、約7kmの激坂が襲いかかります。平均勾配で10%なので実際の勾配は15%前後が想定されます。途中特に勾配が厳しい区間はコンクリート舗装でさらに車のスリップ防止の為に丸いくぼみがつけられています。500mもない区間ですがこの区間15%前後で一番厳しい所は18%あります。この超激坂区間の前に一瞬平坦になる区間があるのでそこで心の準備をしてチャレンジした方がいいです。私はとにかく一漕ぎ一漕ぎ丁寧にペダルにトルクをかけて、休むダンシング、車を確認してのジグザグ走行を駆使しながらなんとか足をつかずやり過ごしました。ただこの超激坂区間を抜けても12%前後の坂が延々続きます。神奈川県の看板の地点まで来ると残りが後1km強です。ここで先行していたスタッフが1名待っていたので私も止まって後続のスタッフを待ちます。後続のスタッフが到着したところで、最後の1km強に挑みます。ここは10%前後に勾配が落着く(?)ので神奈川県の看板まで足つきなく来れれば制覇できると思います。三国峠のピークは山梨県山中湖村の看板がある場所で標高は1161mです。ここから山中湖までの下りはススキ林越しに富士山、山中湖が見渡せる絶景区間です。この絶景を見ると、苦労して激坂を登ってきたことが一気に報われます。
 
       ↓三国峠下りの際の富士山、山中湖、すすき原
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私が今まで登ってきた坂で最悪だったのは富士あざみラインです。馬返しを過ぎての17%前後の坂が2km続く区間にはよく滑るグレーチングがあって、去年初めて小雨の時に挑戦した時にはグレーチングで失速してペダルにトルクをかけた瞬間に後輪が滑ってかなり怖い思いをしてトラウマになっています。明神峠、三国峠の全長はあざみラインの11kmに対して7kmで短いですが、厳しい勾配があざみラインは集中しているのに対して、明神峠、三国峠は平均的に拡散されていると思います。あざみラインのような凶悪なグレーチングがないのが救いですが、それでも自分史上2番目に厳しい激坂でした。
 
絶景を見ながらの三国峠からのダウンヒルを楽しみ山中湖畔に出ると、そこは関東から来た余暇を楽しむ人たちで一杯でした。自転車のロングライドイベントも行われていたようで、親子づれやカップル、ソロの人たちが山中湖畔をのんびり走っていました。30km60km130kmとコース分けされていて、補給所も適宜設置されおり、コースガイドの人も要所に配置されているので、全てを自己完結で走る苦行僧のような私たちランドナーからすると、至れり尽くせりのサイクリングです。山中湖畔のリゾート気分を味わいながらR138に出て吉田を目指します。吉田までは予想通りの渋滞です。ただ最近増えてきたサイクリング用の道路ペイントのおかげで多少走り易くなっていますが、ゴミや草でところどころ走りにくい区間があり、車の渋滞の列を搔き分けて走行です。
 
河口湖畔のPC1には制限時間を10分過ぎて1244分に到着です。河口湖は今、外国人観光客のホットスポットのようで、次々に外国人観光客を乗せた大型観光バスがやってきます。PC1のコンビにも外国人観光客で大賑わいでレジ待ちの列が出来がちでした。

スタートで30分ロスし、途中15分程度コンビニ休憩もしたので45分程ロスがあり、PC1の制限時間に間に合ったのはコンビニ休憩しなかったスタッフ1名だけでした。
ロスがあったとはいえ、スタッフはいずれもブルベ経験豊富で普通に走ってこの状態なので、スタッフ協議で観光客の混雑を避けるため、コンビニを少し河口湖から手前の店に変更し、制限時間は設けないで通過チェックにすることになりました。この変更により激坂で体力と心を使いきらなければ、後半区間で十分に時間の挽回ができて、多くの人が完走できるはずです。PC1では後続のスタッフの到着を待ち、しっかり45分休憩できました。ただ待っている間に飲み物やアイスクリームなど、少しお腹の調子が悪くなる手前まで取り過ぎてしまいました。

       ↓PC1のコンビニから撮影の河口湖
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       ↓試走時のみのPC1になった河口湖畔のコンビニ
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PC1から先の河口湖、西湖、R300の本栖みちは大きな登坂はなく快走路で、スタッフ5名で脚のある人が先頭を引きながら66km先の山梨県南部市のPC2のコンビニを目指します。河口湖、西湖の湖岸道路は風が少し気になりましたが、景色が良く、交通量も少なく快走できました。
 
R300本栖湖から下部温泉まではダイナミックなダウンヒル区間で対向車線にはみ出ないように注意しながら飛ばします。富士川沿いの県道9号線に出てからは若干のアップダウンがありますが、昨日の伊豆に比べると大したことはなく、適度に先頭交代しながらPC2に制限時間の1時間前の16:00に到着です。PC1スタート時点で1時間ビハインドがあったので実質的には2時間挽回です。ここで最後の補給・休憩をして残り60km弱を走破します。
 
この60km弱の区間に大きな登りはないですが、最後の30kmが富士、沼津の交流量が多い市街地走行です。この市街地ルートは直線基調で特に千本松原の区間は信号も少なく、時間短縮には最適ですが、景色に変化がなく、400kmを超えるブルベで後半に登場すると、睡魔との闘いになる区間です。今回は200kmなので睡魔は関係なく、サドルに座りっぱなしによるお尻の痛みを我慢してひたすら走るのみです。
R414の交通量の多い沼津の狭路区間も交通量が少なく、何とか車と折り合いをつけて走破することができました。19:10に無事全員沼津CSにゴールしました。所要時間は11時間40分でした。富士一はスタート直後の天気が微妙でしたが、途中道路が濡れている所はあっても雨に降られることはなく走り切ることができました。

明神峠・三国峠の激坂をものともせず、少ない休憩で走破できる人は9時間切ってゴールできそうです。アプダウンを繰り返す伊豆一に比べると、多くの人が明神峠・三国峠を走破できれば、それ以外は快走できるルートです。明神峠・三国峠は走っている時は苦行ですが走破できればいい思い出になると思います。
 
9月は自転車イベントが続きます。9/16日は王滝村MTBレースの60kmに参加します。昨年11月に雪の中走ったコースで勝手を知っています。今回、7月始めの豪雨の影響でフルコースの120kmを走れないのは残念ですが、60kmもけして楽ではないので、景色と雰囲気を楽しみながら安全第一で走ってこようと思います。
 
ブルベは6月以降も6月に600km7月に600km300km8月に400km9月に600km200km200kmと計2900km7本を愛車ルーベで走破しました。5月以前も含めるとルーベで5000km近く走り込んだのでディスクブレーキのパッドが交換時期にきているようです。自転車屋でギアの調整、パッド交換をお願いして2018年ブルベのハイライトAR中部主催のBRM1005中部1000kmを無事走破したいと思います。