yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

18BRM922静岡200km伊豆一試走

9/8土に9/22土に行なわれるAJ静岡のBRM922静岡200km伊豆一のスタッフ試走に行ってきました。スタート・ゴールはNUMAZUサイクルステーション(沼津CS)です。浜松からは約150km、車で2時間かかります。5時に家を出て7時過ぎにサイクルステーションに到着しました。天気は生憎の雨模様です。他に試走するスタッフ3名も前後に到着します。

       ↓沼津CSは廃校になった静浦東小学校の教室を利用した施設です。

イメージ 1
 
       ↓沼津CSはレンタルサイクルとフリースペースの2教室を改装して運営
イメージ 2


今回のコースは沼津~大瀬崎~戸田~松崎~石廊崎~下田~熱川~伊豆高原~冷川~沼津と伊豆の外周をほぼ一周する200km、獲得標高3700mのコースです。スタートからゴールまでアップダウンが続く難易度の高いコースです。私以外のスタッフは準備で7:30過ぎてのスタートでしたが、私は7:30ピッタリにスタートします。最初のPC1石廊崎近くの100km地点にある「あいあい岬」という場所です。西伊豆の海沿いを走るので景色はいいですが、断続的に続く登坂で体力をどう温存するかが重要です。途中土肥あたりでゲリラ豪雨につかまり、全身びしょ濡れです。とにかく時間との戦いなので我慢して走り続けます。途中遅れてスタートしたスタッフ3名に追い抜かれました。私はそのペースではもたないので自分のペースを守ります。スタッフ3名は松崎の手前の漁港で昼食休憩を取るようでしたが、時間的に11時で少し早かったので、もう少し走って昼食をコンビニで済ませます。コンビニを出てしばらく走ると長八美術館の前を通ります。立ち止まって外観だけ写真に収めます。入江長八は今も全国の左官職人から尊崇を集めている江戸~明治にかけて活躍した松崎町出身の左官職人です。絵心のあった方のようで美術館に展示されている長八の漆喰をつかった作品群が精緻で感動します。

       ↓県道17号 三津浜から見た大瀬崎遠景
イメージ 3

       ↓土肥に入る前に通過した恋人岬
イメージ 4

       ↓松崎町にある長八美術館
イメージ 5
 
PC1には制限時間の1時間前に到着です。休憩を取るとあまり余裕がないマージンしか稼げませんでした。ここは展望台になっていて、世界ジオパークに認定された伊豆の景観の一部を垣間見ることができます。周辺は風が強く、坂だけでなく向かい風にも参りました。


塩ソフトを売店で注文しましたが、普通のソフトクリームに店員さんが塩を振りかけてくれるだけのソフトで思わず笑ってしまいました。ここから下田に入る手前までは登りは少なく交通量も少ないので少しのんびり走れます。遠くに見える弓ヶ浜の海水浴場には微妙な天気ですが海水浴客がそこそこいました。

       ↓PC1のあいあい岬 ここで100km獲得標高1800m 6時間40分が関門

イメージ 6
 
       ↓あいあい岬の展望所から見た海岸の景観
イメージ 7

次のPC2PC1から約50km先の東伊豆のコンビにです。下田、河津、稲取、熱川とひたすらR136135を走る区間ですが、絶え間ないアップダウン、渋滞、狭いトンネル、時折降ってくる雨に苦しめられます。特に下田周辺の渋滞は最悪でした。下田~PC2は車の圧迫を常に感じる区間で私にとっては登坂よりも苦行区間でした。それでも時折、海のほうに目を向けるとその景色に少し癒されます。伊豆のコンビニはジオパークのイメージを尊重するせいか、茶色を貴重にした独特なカラーリングのコンビニが多く、PC2のローソンも茶色の看板だった為、遠くからは気付かなかったですが、距離を確認して、通過せずに済みました。ここでマージンを30分ほど加算しましたが、1時間30分程度です。
PCがどの場所にあるかは事前にgooglemapで確認すれば迷わなくていいかもしれません。次からは労を惜しまず確認しておこうと思います。


       ↓伊豆急下田駅にあった黒船のオブジェ 南伊豆は断続的に小雨

イメージ 8

       ↓PC2の東伊豆のコンビニ 下田からここまでは酷道区間
イメージ 9

PC2から5km強走ると、左折して県道112号線に入り、伊豆高原を目指します。ようやくR135号の苦行区間終了ですが、ここから約8km強の伊豆スカイライン天城高原ICまでは710%勾配の上りが延々続きます。途中伊豆高原のランドマーク、大室山がきれいに見えます。天城高原ICからは気持ちよく下れる林間のダウンヒルです。車がそこそこ通っているので注意が必要です。

       ↓伊豆高原 大室山 R135を左折してから天城高原IC迄約9kmは激坂区間
イメージ 10


 最後のPC3186.5km地点のコンビニです。勾配は厳しくはないですが、まだまだ断続的に登りは続きます。PC3にはつく頃には日没になりつつあり、最後の補給を済ませて残り13.5kmのゴールを目指します。コンビニを出てしばらくすると雷雨になり、土砂降りになりました。最後の最後で気持ちが萎えますが、天候ばかりはどうにもならないので気力を振り絞って走ります。ずぶ濡れになりながら19:32にゴールの沼津CSに到着しました。12時間2分と過去走った200kmでは二番目に時間がかかったブルベになりました。雨の影響があったとはいえ、絶え間ないアップダウンと、車の圧力を終始受けながら50km以上走った南伊豆、東伊豆の酷道区間が影響したと思います。他のスタッフ3名は20:18にゴールしたことを翌日聞きました。前半の西伊豆区間をハイペースで走ったことでPC1以降が大変だったとのことでした。


ゴール後に土砂降りの中、自転車を車に積込むのも一苦労です。明日9日は連続で23日の富士一200kmの試走をする為、長泉のホテルに宿泊します。ホテルについてから濡れた物の片づけが大変でした。それでも400kmのブルベに比べれば宿でしっかり睡眠をとって200km走れるので気持ち的にはかなり楽です。


今回もいろいろありましたが、ブルベを始めてから無傷の通算38連続完走記録を更新し、今年上方修正した目標の4SRも達成できました。ブルベだけで6000km走っているのは自分ながら感心しますが、これだけ走りこむと自然とブルベ体質になってきて、スピードは別として登坂や距離に負けることはなく、疲労回復も早くなるようです。1週間休息すれば完全に回復し、2週続いてブルベもなんなく走れるようになりました。


明日の富士一はスタートから45km地点で登坂が始まる明神峠、三国峠がハイライトです。約7kmで平均勾配が10%以上のとんでもない激坂ですが、なんとか足着きなくパスできればと思います。また今日と違い天候が回復することを祈るのみです。


BRM922伊豆一200kmに参加する方はとにかく最初のPC1までの疲労度合いで完走できるかどうか見えてきます。いかに連続する登坂で足を温存するかがポイントです。また下田以降のR135は車の交通量が多く、狭いトンネルが多いので走行に際しては注意が必要です。難易度は200kmのブルベとしては超級だと思いますので、心して臨んで下さい。