yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

18BRM901近畿600km上越

9/1土、2日でAD近畿主催のBRM901上越600~新潟くるり~に参加してきました。

浜松から上越までは豊田経由で高速をフルに使うと約420km、浜松から飯田まで下道をつかうと約360kmです。今回行きはフル高速で、帰りは飯田から下道を使いましたが、フル高速は時間的に金額に見合うメリットはないようです。今回も前泊、中泊、後泊し有休を取得しての参加です。


コースは上越~魚沼~只見~喜多方~南陽~山形~南陽新発田~燕~柏崎~上越で新潟~福島~山形の3県にまたがり、獲得標高は4750mです。600kmのコースとしては登りは控え目です。ハイライトは魚沼から会津まで只見線と並走するR252です。

天気は初日の1日はあいにくの雨でスタート地点の上越妙高駅4:00に到着した時には土砂振りでした。それでも49名のエントリー中、34名が出走しました。


スタート地点に早くついたので滅多にかけないワイヤーロックをしたら、スタート時に外すのを忘れて、スプロケットにワイヤーがからみつく初歩的なミスをしていきなりテンションが下がりました。スタートするころには、雨は小降りになりましたが、雨冷えを警戒して合羽を着て、防水ソックス、シューズカバー装着の完全雨装備でスタートです。結果的には完全雨装備で正解でした。今回、雨のせいで脱いだ後の合羽の収納と、宿泊先での着替えの為、泣く泣くバックパックを背負いました。ワイヤーロックトラブルのせいで、最後尾に近い位置でスタートです。


最初のPC1は魚沼のコンビニで93.6km地点です。9:53に到着し、雨の中ではまずまずのペースです。途中自販機もない区間が続き、ドリンクが切れて少しあせりました。雨は予報の時間を過ぎても止む気配はなく、小雨になったり本降りになったりの繰り返しです。魚沼から会津までの楽しみにしていたR252のハイライト区間も雨が降り続き、景観を楽しむことができず本当に残念でした。

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PC2145.5km地点の只見のコンビニです。ようやくここで雨が止みましたが、まだ微妙な天気で合羽を脱ぐか迷いましたが、合羽ムレにうんざりしていたので脱ぎました。12:58に到着したので、ここで昼食も済ませます。この段階で平均時速20km/hを下回るペースになってきたので、PC3喜多方市に到着してラーメンを食べることは断念しました。330km地点にある宿に23時前にチェックインしないと駄目なので止むをえません。

合羽を脱いでムレから解放されてからは風が心地よく、快調にペースを刻むことができました。PC3224.6km地点の喜多方市のコンビニには16:36に到着です。お腹をすかした野良猫が寄ってきたので、鮭のおにぎりをおすそわけしました。とにかく長居はせず、先を急ぎます。コースは喜多方市の中心を走るルートで要所要所に立派な土蔵がありました。喜多方ラーメンを食べられなかったのは本当に断腸の思いでした。


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PC4287.2km地点の山形県赤湯温泉のコンビニです。ここにAD近畿スタッフのKさんが温泉の浴衣を着て待機していました。AD近畿のKさんのブルベはカードに自分でレシート時間を記入するので、あわててPC14のレシート時間を記入して、Kさんにレシートチェックをしてもらいます。この段階で19:45です。折返し地点の山形市PC5までは約30km弱です。宿にとにかく早く着くため飛ばせるだけ飛ばします。

316.8km地点のPC5のコンビニには21:19に到着しました。山形駅前のコンビニだったので混雑がひどくレジで随分待たされました。宿までは残り14km程です。赤湯~山形の区間は折返しルートなので先ほど来た道を戻ります。途中後続の参加者と行き違い、ベルを鳴らしてお互いの健闘を称えます。

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宿には22時に到着しました。幸運にも4名が宿泊できる和室を一人で独占できました。シャワーで汗を流し、雨で濡れたものや明日の準備をしているとあっという間に1時間程経過です。目覚ましを2:15にセットしてとにかく3時間の睡眠を確保します。

4時間の滞在に4000円払うのはどうかと迷いがありますが、やはり汗を流して布団の中で3時間でも眠ると、翌日睡魔に悩まされることなく走れるので、最近は600kmは必ず中間地点で宿を手配するようにしています。

2:15にしっかり目を覚まし、コンビニで買っておいたパンで簡単な食事を済ませ、荷物をまとめて3時に出発です。天気はすっかり回復し、残りは約160kmです。


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往路でPC4に設定されていた赤湯温泉のコンビニに4:02に到着すると、私と同じように山形市周辺で宿泊した参加者が数名先着していました。宿で朝食はすませたので少しだけ買い物をしてすぐに出発します。ここから97.2km離れた443.7km地点の新潟県新発田市PC6のコンビニまでは下り区間が多かったこともあり快走できました。この区間で先着するランドナーを結構な人数追い抜きました。8:29PC6に到着し、制限時間に対するマージンを2時間稼げました。ここから先は約50km毎にあとPCを2つ残すのみです。

PC6以降は平坦基調でしたが、交通量が多く、道幅が狭い、舗装がよくない信濃川の堤防道路に苦戦しました。また新潟特有の水田の中を延々と直線基調で続く平たん路にも最初は景色に感動しましたが、途中から単調さで精神的につらくなりました。

500km地点の燕にあるPC7には11:30に到着し2時間50分のマージン、554km地点にある柏崎のPC8には14:28に到着し、3時間28分のマージンを確保しました。PC6以降から真夏の強い日差しで猛暑を心配しましたが、秋の気配か風が冷たくて、走っているかぎりでは暑さは気になりませんでした。


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最後のPC8以降も水田を抜ける平坦基調のTT区間が続きます。疲れていなければタイムが稼げる区間ですが、お尻が擦れで痛く、途中ダンシングを織り交ぜてのだましだましの走行でここも苦戦でした。遠くにゲリラ豪雨と思われる雲がいくつかの場所で見えたので、とにかくゴール地点まで脇目もふらず急ぎます。

17:06にゴールの上越妙高駅西口のコンテナショップ「ふるざっと」に到着しました。初日の約200kmが雨区間だった為、36時間は微妙に切れませんでしたが、宿泊して十分に休息してこの時間ならまずまずです。

Kさんの仕事は早く、今日3日にAD近畿のHPにリザルトがアップされていました。全体の結果は34名出走中、29名が完走、5名がリタイアでした。ブルベなのでタイムは関係ないですが私は9番着でした。一番は29時間弱で、個人的にはどう睡魔をやりすごしているのか興味深々です。


6月の能登1周の600kmの時に同着した参加者の方と今回も途中のPCでよく出会い、ゴールもほぼ近い時間でした。やはり自分と同じ脚力の人とは要所要所で一緒になるので、面識のない人でもなんとなく戦友感を覚えます。

とにかく37回目のブルベも無事完走で、DNF無しを続けることができました。

98日、9日は22日、23日に行われるAJ静岡の200kmの試走2本があります。

完走すれば2018年だけで4SR達成で、今回の600km完走で達成はほぼ見えてきました。

今週末も天気が良くなさそうですが、ブルベ力を高めるつもりで走破しようと思います。


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