yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

18BRM414中部400

14日土曜日にAR中部主催のBRM414中部300に参加してきました。通常ブルベでは走行距離の1%が獲得標高の目安ですが、今回のこの300は2%強の約6,100mで難コースです。しかも天気予報では夕方から雨予想です。7時スタートが30名、私がスタートする8時スタートが15名です。コースの難しさ、天候からすると7時の30名は多いと思います。
7時スタートに知人の和さんと前回名古屋の300kmで伴走した女性が参加していましが、会場に着いたのが7時少し前で、声をかけることができず残念です。


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雨予報なので山岳路には不向きですが重量車CROSSRIPでとにかく完走を目指します。勾配7%以上の山間部は10km以下になるため、それ以外の区間は無理してでもペースを上げます。下は大桑峠という峠ですが、平均勾配5.8%で標高732m、約5km続く峠でこれからを予兆する厳しい峠でした。
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R153に出て平谷高原に向かう途中に信玄塚があります。通説では阿智村駒場が信玄終焉の地と言われていますが、ここ根羽の信玄塚も終焉地伝説があり、祠が建っています。
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坂の連続でハンガーノックの危険がありそうだったので、平谷高原手前の根羽村にある地場産品を販売しているネバーランド酵母パン3個とコーラで簡単な昼食をとりました。本当はレストランでゆっくりしたかったのですが、今回はPC・ゴールでの時間オーバーになりかねないので断念です。
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今回の最高高度が平谷峠の1160mです。この峠も5km、平均勾配4.7%でそこそこ登ります。0m地点に比べると6度低いのでこの辺りは10度以下で下りが寒かったです。
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PCに行く途中のR418の道中には下のような滝がいくつかありました。今回のルートの途上はいたるところで花桃が満開できれいに咲いていました。写真をとる余裕がなく残念です。
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最初の通過チェックポイントは道の駅遠山郷で115.3km地点ですが、この段階で獲得標高が3000m近くあり、脱落者、タイムオーバー者が出始めます。私は何とか1時間程度マージンを稼ぎました。
ここではブルベカードに道の駅にある観光協会のスタンプを押してくるという指示でした。
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写真が撮れたのはここまでです。ここから先が苦行でした。以前のブルベで走ってかなり打ちのめされたR151の阿南周辺では過去同様に厳しいアップダウンの連続で参りました。レシートチェックの172.9km地点のPC2の飯田高森町のコンビニには制限時間の1時間半前弱の18時に到着できました。ここでしっかり夕食をとります。出発をしようとしたらついに本格的に雨が降ってきました。ガーミンにビニール袋でカバーしたり、合羽を着たり、雨装備、夜間装備の準備です。今回誤算だったのはSPDシューズでは靴底から雨が入ってくるので敢えて、普通のスニーカーを履いていきましたが、スニーカーの幅が広すぎてシューズカバーが掛けられず、防水ソックスだけで乗り切るしかなくなりました。

コンビニをスタートしてちょっとした激坂でインナーに変速したらチェーン落ちしました。ペダリングと変速タイミングと道路が荒れていたことが原因です。まだほぼ新車なのでフレームの傷を気にしつつ、雨の中、手を油で汚しながら直しかなりテンションが下がりました。しばらくして以前のブルベで一緒に走った人と合流しました。私の1時間前の7時スタートで制限時間ギリギリとのことなので、挽回に協力すべく私が牽く形で清内路峠に挑みます。11km近く坂は要所では10%を超える区間もあり、この峠も過去かなりやられましたが、今回もリベンジならず、途中休憩しました。さらに登坂中、モンベルの合羽のズボンの裾をギアに引っ掛けて穴をあけてしまうおまけつきです。

この後の馬篭峠も一気に登り切ることはできず、何回か止まりました。合羽のズボンがたびたびずり落ちてくるのには参りました。腰ひもをしっかり締めればすむ問題ですが、途中まで横着して締めなかったのでこの後もたびたびずり落ちてきました。雨は本当に最悪です。山岳コースの挽回どころになる下りでスリップが心配でスピードが出せず、止まると汗冷えし、いろいろな装備品の水没を気にしなければならず、時間的、精神的なロスが大きいです。最後のPC2は清内路峠、馬籠峠と雨で時間が削られ、たった30分のマージンです。この段階で62kmを残し、まだ獲得標高が1000m程度残っています。

ゴールの瀬戸に近くづくにつれ雨、風が激しくなり、たびたび現れる小さな坂にペースを奪われました。それでも何とか制限時間前の30分前にゴールです。300kmなのに19時間30分もかかりました。坂は大変でしたが、距離は300kmなので、400kmに比べると疲労は少なかったです。8時スタートの中では2番着でしたので、重量車であることを考えると上々です。一歩間違えると初DNFになる危険もありました。ゴールで受付をしましたが、リストを見るとDNFのオンパレードです。獲得標高6000mと挽回できる平坦区間が極端に少ないこと、あと本降りの雨が原因だと思います。せめて雨が降らなければもう少し完走者は多いと思います。それにしてもAR中部のスタッフの方には悪天候の中での運営、頭が下がります。特に参加者の最後尾で安全の為、走ったスタッフの方は大変だったと思います。

300-400-300と続いた3週連続のブルベ走もいったん中休みです。来週はAJ静岡のBRM421恵那400の運営です。今のところ天気は良さそうなので、参加者の人は400kmを満喫できると思います。