yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

サイクルボール/アワイチ(淡路島一周)

10月11日(日)にビワイチを走った後、翌日アワイチを走る為、淡路島に移動します。京都東ICに出るまでは予想通りの渋滞でした、何とか高速に乗ると渋滞はなく助かりました。都市高速を使うつもりはなかったですが、関西出身のFさんが遠回りになるので阪神高速を使った方がいいとのことで、道勘のない阪神高速を走ります。渋滞までは行かないですがそこそこの交通量でした。神戸の夜景がきれいでした。神戸淡路大橋を渡り、東浦ICで降り、宿の東浦サンパークに20時前に到着できました。東浦サンパークは市営の施設で日帰り温泉を併設した宿泊施設です。アメニティの用意がなく、布団も自分で敷かなければいけないですが、GoToトラベルの割引もあって素泊まりで3000円以下です。とりあえず、温泉に浸かってさっぱりしてから、職員の方に教えてもらった居酒屋さんで遅い夕食をとります。地元のお客さんで賑わっているお店でした。明日のアワイチを考えてあまりお酒をのむつもりはなかったですが、Fさんが焼酎ロックをがんがん飲み、私も飲み過ぎではないですが、そこそこ飲んでしまいました。宿に帰り、夜更かししないで早々に床に着きます。

↓東浦サンパーク 市営のリーズナブルな快適な宿でした。 

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6時に起床し、前日にコンビニで買ったパンで軽く朝食を食べて、宿を出発します。スタート地点は宿から10kmも離れていない場所にある岩屋ポートビルです。ポートビル近くに無料の駐車場はないので、1km程離れた岩屋漁港の公園の駐車場に駐車します。自転車を降ろし、ポートビルに向かい、8時少し前にスタートしました。

↓岩屋漁港 岩屋ポートビルに近く、公園が整備されているので駐車に最適です。

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↓スタート・ゴール地点の岩屋ポートビル

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アワイチは岩屋ポートビルを出発し、淡路島の東海岸を南下し、南海岸を走って鳴門に向かい西海岸に出て北上し、岩屋ポートビルに戻ってくるコースです。総距離は151.6km、総獲得標高1112mです。南淡路から西淡路に入る際に登りがあります。

↓アワイチは南淡路から西淡路にかけての登りが難所です。あとは風次第です。

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平日ですが、何名かサイクリストを見かけました。幸い昨日のお酒は残っておらず、体調は快調です。穏やかな海を左手に見ながら7.2km地点の最初のCP1道の駅東浦ターミナルパークに到着しました。アプリのチェックイン、写真だけ撮って再スタートします。

↓CP1/東浦ターミナルパークにはTREKの直営店がありました。

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風の影響もなくいいペースで走ります。平日なので大型車の走行がありますが、それ程プレッシャーはなく、走り易いコースです。26.9km地点のCP2/AWAJIモニュメントにも順調に到着しました。

↓CP2/AWAJIモニュメント 写真映えするポイントです。

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CP2を出発してしばらく走ると、私の自転車の後輪でパンと音がしてパンクしました。今回はブルベではなくビワイチもアワイチも150kmのロングライドなので、荷物を軽くしようと予備チューブは1本だけにし、パンク修理キット、ブート、ビニールテープは持ってきませんでした。そういう時に限ってブートが必要な程のパンクで参りました。おまけに慣れないインフレーターでの修理で、インフレーターのバルブが締まっていることを確認しないでCO2ボンベをねじ込んだのであっという間に貴重な高圧ガスが放出されてとほほな状態になりました。とりあえず傷防止で自転車に貼っていたビニールテープを穴のあいた箇所に貼り、応急処置をして走り出しました。あくまで応急処置だったので後輪を気遣いながらの走行です。後で知りましたが淡路島はサイクリストが多いのでコンビニでタイヤやチューブを売っているようです。だましだまし走り33.4km地点のCP3大浜海岸に到着しました。グローブを外して地面に置いてトイレに行き、戻ってきてグローブをはめると左の中指と薬指のまたの間に痛みが走りました。どうもグローブに虫がついていたようで、虫に刺されました。サドルに置いておけば虫が混入することはないので失敗です。

↓CP3大浜海岸 海水浴場のようですが、今年は閉鎖されていたようです。

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大浜海岸を過ぎると高級旅館が立ち並ぶエリアを通過します。東淡路から南淡路に入る所で登りが登場しました。登り切って南淡路に入ると、人気が一気になくなりました。道路の舗装が荒れ気味で後輪のパンクが大丈夫か心配していたら、また後ろでパンと音がしてパンクしました。やはりビニールテープの裏打ち程度ではタイヤの大穴は防げず、パンクしてしまいました。仕方なく、道路の脇で修理します。ブートの代わりにお札を使う応急処置もありますが、紙幣を使うのはさすがに気が引けたので、Fさんから羊羹の外装の厚紙をもらってブート代わりにして、さらにFさんのパンク修理セットでチューブの穴を塞ぎ再度応急処置を試みます。応急処置で格闘していると、一人のサイクリストが通りがかり声をかけてくれました。事情を話すと、洲本に自宅があるので、自宅に戻ってタイヤとチューブを取りにいってくれるとのことで、ご厚意に頼ることになりました。運よくパンクした場所の近くに飲食店がありそこまで移動して待つことにしました。お店が営業していれば昼食に出来ましたが、あいにく営業していませんでした。自販機でジュースを買ってとにかくサイクリストが戻ってきてくれるのを待ちます。2時間弱待って、車でサイクリストの人が戻ってきてくれました。早速新品のタイヤとチューブに交換し、空気入れも持ってきてくれたので、完璧に修理できました。サイクリストの方はOさんで普段この辺りをトレーニングでよく走られている方です。感謝しても感謝しきれません。本当に助かりました。しばしOさんと自転車談義をして、これから先のルートの情報を教えてもらって、再スタートしました。

再スタートしてしばらく走ると58.8km地点のCP5灘黒岩水仙郷に到着しました。何かお店か何かあるようですが営業していません。淡路島の中心市洲本市を過ぎてから南淡路に入るとお店はまったくありません。私がパンク修理で緊急避難したお店が唯一のお店らしいお店なので、洲本市でしっかり補給し、準備してからこの南淡路の区間を走った方がいいと思います。

↓58.8km地点CP4灘黒岩水仙郷 ここで13時頃。ゴールまで残り約90km。

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アワイチはスタート地点でもある岩屋ポートビルがゴール受付で17時で終了です。休憩含めて平均22.5km/hで走らないと間に合いそうにない感じです。気を揉んでもしょうがないので無理のないペースで走ります。次のCPは道の駅うずしお鳴門海峡の淡路島側の高台にある道の駅で登り区間が続きます。辛抱強く登り道の駅に到着しました。

↓85.3km地点CP5道の駅うずしお 鳴門の渦潮がしっかり見えました。

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道の駅うずしお到着は14時少し過ぎた頃でした。残り64.5kmを3時間弱で走れ切れるか微妙です。ただここから先は西淡路の海岸ルートを北上するルートに変わり、大きな登りはないので向い風がなく、休憩少な目で走り切れればぎりぎり何とかなりそうです。
希望はあるので、無理をしない範囲で飛ばします。幸い向かい風区間はなく、30km/h前後のペースをキープして走れました。CP6慶野公園、CP7角川公園、CP8多賀の浜海水浴場と西淡路のCPを順調にパスし、途中休憩は自販機休憩にとどめて走ります。

105.7km地点CP6慶野公園

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↓112.6km地点CP7角川公園

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↓123.9km地点CP8多賀の浜海水浴場

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最後のCP9道の駅あわじを残すのみになったところで、私の後ろをツキイチで走っていたFさんが突然ペースを上げました。ついていく気はしなかったのであっさり見送ります。時間に追われている時ほど距離を長く感じます。走れど走れど道の駅あわじになかなか着きません。あせってもしょうがないので、淡々と走り続けます。ようやく前方に神戸淡路大橋が見えてきて、道の駅あわじに到着しました。道の駅で休んでいる時間はなにのでアプリのチェックインだけ済ませてゴールを目指します。残りは2kmです。

↓147.9km地点の最後のCP、CP9道の駅あわじ

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残り2kmを走破して時計を見ると16時40分過ぎで何とかゴール受付に間に合いました。受付の人の話だとこの日、サイクルボールのアワイチを走ったのは私とFさんの2人だけとのことでした。想定外の大パンクから地元サイクリストのOさんのおかげで問題なく走れるようになり、その後遮二無二遅れを挽回しての完走で、個人的には感慨ひとしおでした。

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Fさんが美味しい海鮮料理を食べられるお店をゴール受付の方に聞いて、岩屋漁港に戻り、自転車を積んで、そのお店に向かい、豪勢な海鮮料理を頂きました。

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豪勢な食事をした後、330kmロングドライブして無事浜松に戻ってきました。ハマイチ以外は3週連続でイズイチ、フジイチとカスイチ、フクイチとビワイチ、アワイチと駆け足でサイクルボールの7コースを走破できました。それぞれのコースが特徴のある面白いコースでした。完走して翌日早速、完走の申請をして、残っている商品の中から、希望商品をGETすることができました。