20BRM222浜名湖200km試走
久し振りのブログ更新です。最近STRAVAに走行ログを自動アップして短いコメントをつけているので、ブログ更新がお留守になっていました。
昨日2/8土に2/22土に行われるAJ静岡のBRM浜名湖200kmのスタッフ試走に行ってきました。新設のコースではないので、Qシートのチェックはそれほど求められる、コース上、何か走行の妨げになることがないかのチェックのみです。
6時半スタートが2名、7時スタートは私一人です。スタート地点の大井川の川越広場はいつもより風が吹いていなかったので、運が良ければこのコース定番の往路の向かい風は回避できるのでは期待しましたが、結果からいうと甘い期待に終わりました。
浜名湖200kmのコースは島田を出発し牧之原台地を登って菊川を経由して南下し掛川から西進し、舞阪を目指し、そこから反時計回りに浜名湖を一周し、往路来た道を戻るルートです。長い登りは往路、復路の牧之原台地のみで、難易度はこの時期遠州地域に吹く、西北の風「遠州の空っ風」次第です。
↓獲得標高はいちご200とほぼ同じ1200m程です。向かい風の影響次第のコースです。
今日の試走の相棒はSLATEです。昨年の秋の台風で1000km完走を断念した際、雨の中の走行の影響かリアハブがフリーにならず、修理しての初ロングライドです。
スタートしてすぐに牧之原台地の登りです。激坂ではないので、体を温めるのにはちょうどいい感じです。台地のピークからは澄んだ早朝の空気の中、富士山がきれいに見えました。
↓牧之原台地の眺望は夜景がきれいですが、この日は早朝の富士山がきれいでした。
PC1は27.7km地点の掛川のコンビニです。途中から強い風を感じるようになり、PC1からPC2までの西進50km区間の向かい風の苦行が確定しました。PC1にはCLOSE1時間前に到着し目標目安の平均速度20kmh超で到着でまずまずでした。缶コーヒだけ飲んで再スタートです。再スタートするとすぐに強い向かい風との闘いが始まりました。風に抗っても仕方ないので、軽めのギアで一定ペースで淡々と走ります。天竜川の遠州大橋が有料道路でなくなり、車道を走れないこともないですが、強風区間なので安全の為、今まで通り歩道を走るのが最善です。竜洋海浜公園の風力発電の風車が勢いよく回っていました。中田島砂丘ではお決まりの石碑の場所で写真を撮って、少し歩いて砂丘の写真も撮りました。ここからしばらくは防風林の脇を通るので少し風が緩和されることを期待です。
↓中田島砂丘入口にある石碑。ルート沿いなので気楽に写真が撮れます。
↓昔に比べ砂の堆積量が減り、小さくなっても、今も日本三大砂丘の一つで奇観です。
中田島砂丘の前の道は東日本震災以降に海岸線の津波防止の護岸堤防の工事が今も続き、土曜日でもダンプカーの往来が多く、走行には注意が必要です。浜松市西部清掃工場の脇を過ぎて舞阪まで後10kmもない区間では道の左右にたまねぎ畑が広がり、ちょうど収穫が始まったタイミングです。このたまねぎ畑区間の向かい風がこの日最強でいた。私の脚力では頑張っても15kmhしかでず、平均20kmh以上のペース目標が崩れ始めました。75.1km地点の舞阪弁天島のコンビニには11時少し前に到着し、マージンは1時間のままだったのでPC1からPC2の約50kmは15kmhの平均速度で向かい風の破壊力を実感です。ハンガーノックが心配なのでコーラと大福餅で軽く補給しました。
↓舞阪漁港。写真は穏やかですが、終日強風でした。
↓浜名湖のシンボル、弁天島の赤鳥居。風で海面が波立っています。
Qシートではこのコンビニで折返しになっていてR1を横断しますが、交通量が多いので押しボタン信号での横断を推奨していますが、この信号が曲者でなかなか変わらなかったので、やむなく左右をしっかり確認して横断しました。ここから浜名湖を反時計回りに1周です。向かい風が一番厳しい西進ではなくなりましたが、北進も向かい風基調の横風で相変わらずペースがあがりません。弁天島を過ぎてから浜名湖にかかる二つの橋を走行しますが、横風が強い区間で心配しましたが、暴風ではなかったので、横あおりに注意しながらなんとかパスできました。横あおりにより車との接触が心配な人は歩行者に注意して歩道を走る方が安全です。
PC3は101.4km地点の三ケ日のコンビニです。12時半前に到着し、マージンが1時間20分となり、20分貯金を増やせました。ここでおにぎり3個、味噌汁で昼食を取ります。風は強いですが、天気は快晴といっても良く、日差しがあれば暖かさを感じる気温で助かりました。写真はあまりとっていないですが、走行中いろいろな角度から浜名湖の景観が楽しめます。私には見慣れた風景ですが、走る機会が少ない人にはいい癒しになると思います。結局この日は浜名湖1周中も終始、向かい風か横風を感じる状態で新居の関所あたりまではペースはあまり上げられませんでした。新居の関所もルート上なので写真を撮りました。
↓新居の関所。往時を偲ばせます。
↓新居の関所はいつも通過ばかりで、まだ中に入場したことはありません。
この日は午後も風の状況は変わらず、新居から先の掛川では今度は追い風のメリットを最大限に受けました。ペダルを軽く漕ぐだけで30kmh、漕げば35kmh超での巡航が可能で往路苦しめられた区間が今度は笑いが止まらない快走区間になりました。PC4の167.8km地点の掛川のコンビニには15時半前に到着し、マージンは3時間強になりました。
↓夕方でものぼりが強風でばたついています。終日風の影響を受けました
残り30km頑張れば目標の10時間を切れそうな感じなので、無理のないペースで飛ばします。横風、向かい風、追い風と進む方向で目まぐるしく変わりますが、この辺りは勝手を知ったルートなので、なんとか力配分して走り、16時16分に川越広場に到着しました。前半の苦戦で11時間前後の完走になりそうだと思って途中あきらめていましたが、帰路の神風により、終わってみれば10時間を切れました。川越広場には30分早くスタートしていた小松平さんがちょうど片づけ、着替えが終わったタイミングで、少し待ってもらって、一緒に田代にある日帰り温泉、伊太和利の湯に行きました。蓬莱の湯より少し距離があり、21時閉館なのでゴールのタイミングによりますが、広い畳の休憩所があるので、入浴して、ゆっくり仮眠して帰ることができます。
22日の当日はとにかく風は別として今日の様に天気がいいことを祈っています。参加される方はもし風が吹いていればPC2に向かい風に負けることなく時間内に無事到着できるかが完走の鍵ですのでPC2まではどんなにつらくても休憩ミニマムで頑張って下さい。