yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

19BRM525静岡600km高山①

5月25日(土)にAJ静岡主催のBRM525静岡600kmに参加してきました。今回スタッフではなく参加者として参加です。今回のコースは島田~新野峠~権兵衛隧道~開田高原~高山~恵那~設楽~引佐~島田で獲得標高約7800mの山岳コースです。雨の心配はないですが、寒暖差が大きな障害になりそうです。

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厳しい山岳コースだけあって参加者は少なめの25名程です。いつもコース説明は私が行いますが今日は別のスタッフが行います。今回、ブログで交流のあるMIKさんが参加されるとあって会って直接話ができることを楽しみにしていました。また三船さんは参加されていませんが、アマチュアのランドヌールで日本で一番速いと言われている落合さんが参加されていました。眠くならなければ26時間前後でゴールすると話されていました。神がかりの速さです。600kmで30時間切るためには走る速さはもちろん、補給、仮眠ロスをほとんどしないことが求められます。
山岳コースなので相棒は軽量なROBAIXです。バックパックも背負いたくないので荷物をコンパクトにしてサドルバッグに押し込みました。

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最初のPC1は82.8km地点の新城のコンビニでルートは土地勘があるので気楽に走れます。走り出して直ぐに心拍バンドを付けてこなかったことに気づきました。心拍数は自分の調子を図るバロメーターなので痛いミスです。私はいつものようにセカンドグループ辺りで走ります。落合さんには掛川の山中であっさりパスされました。PC1には9時16分に到着し、マージンを2時間強確保できました。上々な滑り出しです。

次のPC2は184.3km地点の下伊那郡豊丘村にあるコンビニです。気温は天気予報通り夏日です。新野峠を登る前にボトルの水が空になったので途中の道の駅で小休止します。
この暑さならハイドレーションパックにたっぷりの氷を入れて常に冷えた水をとれるようにするべきでした。ボトルの水はすぐに生ぬるくなり、のどの渇きが癒されず、2日間通して頻繁に自販機補給をする羽目になりました。

↓新野峠の途中にある道の駅グリンポート宮嶋。何人かの参加者が立寄っていました。

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野峠を愛知県側から登るのはあまりないので新鮮でした。激坂はないですが長い登りです。標高が1000mを超えるのに全然涼しくありません。新野峠の次はR151の阿南~下條村の間の激坂アップダウン区間に入ります。下條村に入ると中部圏のランドヌールが良く知っている峰竜太さんの出身地看板が登場します。ここを通過するランドヌールは人知れず心の中でこの看板に悪態をつきます。

↓新野峠のピークには何も看板がありません。激坂ではないですが長い坂です。

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↓R151の激坂アップダウン区間にある看板。多くのランヌールの怨嗟の的です。

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PC2には15:13に到着しました。マージンは3時間に広がりました。まだ順調です。ここでMIKさんと、M間さんと合流しました。このPC2のあと今回のBRMの山岳核心部の一つ権兵衛隧道1179mが登場します。ここからM間さんと一緒に走ります。途中権兵衛隧道の入口で先行していたMIKさんとも合流して3人で難所に挑みます。権兵衛隧道は隧道入口までの登りの勾配がそこそこあり隧道内は緩やかな登りです。ただ4km以上の長さがある隧道なので精神的に厳しい区間でした。隧道を登り切ると244.3km地点のPC3の木曽町のコンビニまではダイナミックな下り区間でした。19:18に到着し、マージンは稼げず3時間弱のままです。ここから次の330km地点のPC4までは食べ物の補給はできない為、スナックパンを補給食としてジャージの背面ポケットに忍ばせます。ここから完全なナイトランです。PC3にはスタッフが待機していて通過状況を確認していました。話を聞くと半分位通過したそうで、夜間の冷え込みにそなえてウィンドブレーカーを切る人がほとんどということで、岡山1000kmと似たような状況だったのでわたしも寒さ対策にウィンドブレーカーを羽織ります。

↓PC2下伊那のコンビニ。すっかり真夏のブルベ状態でぐったりです。

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PC3からもMIKさん、M間さんの3人で開田高原長峰峠に挑みます。途中MIKさんが前日飲み会で睡眠が十分でなかった為、睡魔でペースが落ちて離れることがありましたが、開田高原を登り切った先の自販機のあるトイレで合流して一息いれて、長峰峠に挑みます。長峰峠に向かう途中でMIKさんが離れて、M間さんと2人で走ることになりました。長峰峠は頂き付近の2km程度で10%前後の勾配がきつい区間がありましたが何とかパスしました。頂上で私のE-TREKが電池切れになり、電池交換の為、小休止です。開田高原長峰峠は8度前後で走っていないと寒い気温です。長峰峠をパスすれば高山まで大きな登りはありません。長峰峠の下りは山間部の闇の中を下るので、動物の飛び出しと、道路の穴を気にしながらゆっくり下ります。

PC4の高山のコンビニには0時30分に到着しました。過去の経験値から獲得標高を考えて平均速度18kmh弱と読んでいたので予想通りの到着時間でした。私は高山に宿を予約していたので、ここでM間さんと別れて宿を目指します。宿には1時少し前に到着しました。片づけをそこそこにしてまずは風呂に入って、1時半に眠りにつきましたが、次の100km先のPC5のクローズ時間を考えて、6時間余裕を見て、4時半に出発することにしました。睡眠は2時間半程度確保できそうです。結果的に今回ここでホテルに泊まったことは完全な失敗でした。深く眠れずに、2日目に道中たびたび睡魔に襲われることになりペースダウンを強いられました。ホテルに泊まった場合、翌日睡魔が一度も来ないでペースをあげられる場合は成功ですが、そうでない場合は一時的な気分転換だけで、大きな時間ロスになるのでギャンブルです。悪戦苦闘の2日目は②に続きます。

↓僅か3時間の滞在でしたが快適でした。ルートからのロスもほぼなく最高でした。

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