yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

19BRM427岡山1000km中国山地 その1

GW休暇を利用してAJ岡山主催のBRM427岡山1000km中国山地に参加してきました。1000kmは完走に70時間前後かかるので、会社を2~3日休まないと参加できないです。今回は26日(金)だけ有休を取って参加です。GW休暇に嫁さんを一人放置するわけにもいかないので、一緒に岡山まで行き、私が走っている間は、嫁さんには一人旅をお願いしました。浜松から倉敷までは約450kmで26日は余裕を持ってホテルに到着できました。ホテルからスタート地点のゆるびの舎までは13km程度で11時スタートなのでしっかり睡眠・朝食をとって臨むことができました。

今回のコース名前の通り中国山地を縦横に走破します。岡山県兵庫県鳥取県島根県広島県山口県以外の中国地方の県はすべて通るルートです。標高が1000mを超える山の通過はありませんが、総獲得標高は14000m弱で、補給箇所が限られるなかなかの難コースです。

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ゆるびの舎に9時半頃に到着し、準備を始めると徐々に参加者が集まってきました。10時少し前から受付が始まりました。受付でブルベカードとささやかなおやつを頂きました。

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名簿を見るとエントリーは24名でした。最終的に受付を済ませたのは20名です。この人数だとほぼボッチ走になることは確定的です。参加者20名はいずれも見た目では健脚揃いでブルベ経験豊富な猛者のようです。今回はとにかく登坂が多いのでROUBAIXが相棒です。合羽や着替えがあるので止む無くバックパックを背負います。

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10時30分からブリーフィングが始まりました。山間部は無補給区間が多いこと、夜間、早朝の寒さが厳しいこと、不意の動物の飛び出しにも注意されました。今回私の装備は軽装な秋装備です。低温は10度程度の想定でしたが、結果的には終始寒さに悩まされることになり、服装は冬装備が必要でした。

ほぼ11時定刻でスタートします。私はちょうど600km手前の島根県益田市駅前に宿を取ったので、初日の27日は徹夜で仮眠をつなで走り切り、28日21時前後に宿に到着することを目指して無理のないペースで走ります。予報では27日、28日は雨は降らない予報で、29日が雨予報でしたが、どうも27日スタート時点からこれから向かう山の方は怪しい雰囲気です。おまけに向かい風が厳しく、ペースがなかなかあげられない感じです。

スタートから鳥取県南部町の通過チェックまでの327kmは獲得標高が3721mです。
標準的な300kmのコースと自分に言い聞かせて走ります。

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 1000kmは2年前にAD近畿主催の四国1000kmを走ったことがありますが、その際ひどい股ずれとお尻の痛み、手の平の打撲?に悩まされたので、今回はその対策として下り区間はペダル荷重でサドルからお尻を浮かし、ハンドルの握り方を頻繁に変えて、同じところに圧迫や振動がかからないように注意しました。結果この走り方の効果は絶大で、ゴールまでそしてゴール後のダメージもかなり軽減することができました。

128.2km地点の兵庫県千種町のPC1には16:40に到着しました。目標は18:31着だったのでかなり順調です。朝ご飯をしっかり食べたことで、昼食を軽く済ませられて事が大きかったようです。ただ誤算だったのはここから想定外の雨が降り始めたことです。ここから28日の朝までほぼ雨になりました、また季節外れ?の寒さに悩まされることになりました。


26日はしっかり眠ったはずでしたが、22時ごろに睡魔に襲われ始めました。そしてちょうど戸倉のスキー場を超えたあたりで、アクシデントが起きました。とつぜんガシャンと音がしてあわててブレーキをかけると、なんと鎖で通行止めになっているルートのわき道に突っ込んでしまいました。幸い落車せず、自転車も走行上は問題ありませんでしたが、ヘッドチューブに大きな傷がついてしまい、気持ちがかなり下がりました。ただまだ1000kmは始まったばかりだったので、怪我もなく、自転車も走行できるのは不幸中の幸いだったと気を取り直して走ります。改めて睡魔の怖さを実感しました。その後も長い下りでは気を張ってないと縁石に乗り上げそうになったことが何回かありました。晴天で寒くなければ適当に道端で仮眠できますが、雨と寒さのせいで適当な仮眠ができないことを恨みましたがしょうがありません。

↓明るくなってから確認するとヘッドチューブのクリア塗装が剥離していました。

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ちょうど200km地点で前方にお城が見えてきました。土地勘がないので鳥取城かと思いましたが、河原城というお城でした。少し空腹を感じたのでコンビニ立ち寄り、おにぎり2個とヨークピルクルの補給をします。最近はブルベ中に乳飲料、ヨーグルトをよく取るようになりました。胃腸の調子の維持に効果的なようです。このコンビニで20時39分です。200kmを9時間半で走っているのでまずまずのペースです。

↓ライトアップされた立派なお城でしたが私の拙い写真だと伝わらないですね。

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250km地点の三朝温泉のコンビニでも休憩します。コーヒーとシュークリームで軽く補給です。この時点で23時51分です。温泉街ですが、当然人影はなくひっそりしています。山の中も市街地もどちらも寒く、防寒着として合羽が手放せません。

288.3km地点の岡山県真庭市のPC2のコンビニには2:43に到着しました。ここで温かいカップラーメンを食べるつもりでしたが、なんとこのコンビニが30日をもって閉店ということで、店内にカップラーメン等の在庫はなく、デイリーで配送される弁当とパン、飲み物しかない状態でがっかりしました。とりあえずあるもので補給して出発します。

 

327.9km地点の鳥取県南部町の通過チェックのコンビニには5:20に到着しました。悪天候、アクシデントがあった中でも予定よりも1時間早く到着できました。ようやくここで旅程の3分の1が終了です。ペースは想定の平均速度18kmhを上回り快調です。夜が明けてきたことで睡魔がいったん落ち着いてきました。ここではブラックコーヒーとなめこ味噌汁、おにぎり1個を補給して出発します。

ここから宿をとった益田市までは約280km弱で獲得標高は3680mです。28日は雨の心配はない予報で、実際雨はあがったので宿に出来るだけ早く着くことをモチベーションに頑張ろうと思います。

その2に続く。