yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

18BRM922伊豆一/923富士一運営

AJ静岡のBRM922伊豆一200km、923富士一200kmに運営スタッフとして参加しました。AJ静岡では今年最後のブルベです。伊豆一200kmは獲得標高3700mの難コース、富士一200kmは明神峠・三国峠の激坂はあるものの獲得標高2000mの走り易いコースです。伊豆一は約80名の富士一は定員一杯の120名の方がエントリーしていました。いずれのBRMも沼津サイクルステーション発着です。AJ静岡スタッフの半数は静岡西部に住んでいる為、沼津CSは150kmほど距離があり、大変です。

初日は5時に集合し、5時半から参加者の受付を行いました。22日の天気は午前中は雨で午後から回復する予想です。天気が悪いせいか当日の出走は53名でした。私がAJ静岡以外のブルベを走った際に知り合いになった方やAJ静岡主催ブルベの常連の方が数多く参加していました。7:30の組にはあの三船雅彦さんも参加されています。今回2日間とも私がコースの説明を行いました。伊豆一は主要国道、県道を走るコースの為、ミスコース箇所が少ないので、コースの特徴としてスタートから最後のPCまで断続的にアップダウンが続くこと、南伊豆~東伊豆の国区間が交通量が多く、センターラインにキャットアイのある道路幅の狭いトンネルがいくつもあることを説明して、車に注意するよう喚起しました。また伊豆高原では8km以上の平均勾配5%を超える区間があることも伝えました。

参加者の方が全員スタートした後、沼津CSから徒歩で3分程度でいけるチェレステカフェでスタッフは朝食をとりました。お店のスタッフは一人だけだったので大変そうでしたが、ハチミツシナモントースト、サラダ、コーヒーを食べて、会長の小松平さんを一人を沼津CSに残して残りのスタッフ名は2台の車で100km先のあいあい岬に向かうことになりました。途中天城峠で豪雨に合いましたが、なんとか最速予想の11時前にあいあい岬に到着することができました。到着後すぐに三船さんが到着しました。ここまで3時間半の驚速です。現役時代伊豆はよく練習で来られていたようで熟知されているようです。その後断続的に参加者が到着しましたが、皆途中で豪雨の洗礼を受けたようです。CLOSE時間ぎりぎりの参加者はさすがにこの段階で疲れている人が多く、その後何名かの方からはDNFの連絡がありました。

三船さんのペースがあまりにも早かったので15時前のゴールもありうるとのことで私ともう1名のスタッフが先に引き揚げます。とりあえず昼食はコンビニで買ったパンで済ませて沼津CSに向かいます。最初にゴールに到着したのは7時スタートの参加者の方でした。その後すぐに三船さんがゴールします。厳しいコースでしたが53名出走中46名の方が完走しました。うち何名かの方は翌日の富士一も走ります。初日はほぼ予定時間で終了し、スタッフ全員すぐ近くの民宿で1泊し、明日の富士一の運営に備えます。

23日の富士一は前日と異なり快晴とまではいかないですが、雨は降らない予報で一安心です。出走者も102名が出走し、盛況でした。初めてブルベに挑戦する参加者の方がかなりいました。ブリーフィングでは明神峠・三国峠の激坂がかなり厳しいので無理をしないよう話しました。山中湖・吉田周辺が観光地の為、非常に交通量が多いこと、初心者が多いのでリタイアする場合はかならずブルベカードの連絡先に一報いれるように伝えました。

23日も会長を一人会場に残しスタッフ4名で三国峠の頂上と通過チェックポイントに待機することになりました。私は三国峠待機組です。途中渋滞もあり峠に着くのが少し遅くなりました。峠の頂上に向かう途中で激坂に苦闘している参加者一人ひとりに声をかけて行きます。ほとんどの人がこの後150km走ることを考えて自転車を降りて押し歩きしていました。平均勾配10%以上、約7kmの破壊力は半端ないです。

三国峠頂上で参加者の方を見ていると大体その人の走力が分かります。猛者は体感がブレることなくダンシングも織り交ぜながら一定のテンポで登坂してきます。ここで2時間遅れると後の挽回が大変ですが、何名かはそのデッドラインを超えて到着しました。

全員の通過を確認して山中湖に下る途中にあったきまぐれ食堂で昼食をとりました。気さくな老夫婦が営む食堂でハンバーク定食を食べました。東京五輪のロードレースのコースになったことで最近三国峠・明神峠を訪れる観光客が増えたとのことでした。実際ブルベ参加者以外にも何名の方がこの激坂に挑んでいるのを見かけました。富士山のあざみラインに比べるとグレーチングがなく、最大勾配も18%と20%以上の箇所はないので走り易いですが、それでも日本で指折りの激坂だと思います。

三連休の中日で渋滞している箇所が多く、沼津CSには少し遅れて到着しましたが、15時前にゴールする人はなく、一番時計の人で7時半スタートの人で15時半すぎにゴールされた9時間19分でした。昨日も伊豆一を完走している2連戦の猛者です。最終的には10名の方がDNFとなり92名が完走しました。8時間切る人も出るかと思われましたが激坂の破壊力と富士川から沼津市街までの快走区間が想定外の向かい風で快走区間にならなかったことが要因のようです。とりあえず2日間事故もなく無事に終えることができてスタッフ全員安心しました。

会場の片づけをしてスタッフが撤収したのは22時でした。自宅には0時に到着しました。これで今年のAJ静岡のブルベはすべて終了です。来年はPBP開催の年の為、例年よりも多く開催する予定です。山岳ブルベで名高いAJ静岡の原点に立ち返って登り多めのコースです。

再来週の10/5~8はいよいよ今年ハイライトのBRM1005中部1000kmに挑戦します。獲得標高14600mの難コースです。特に越後湯沢以降の登りが半端ないです。特に2番目に高い国道の峠、麦草峠をはじめ杖突峠寒原峠、治部坂峠と2000m超、1000m超の峠のオンパレードです。この後半までいかに体力を温存し、乗り切るかが完走のかぎです。今回は睡魔は完璧に回避するため、長岡と茅野に宿を2泊取りました。昨年睡魔と股ずれに悩まされ後半失速した四国1000kmの轍は踏まないつもりです。後は3日間晴天は無理だと思いますが、天気に恵まれることを祈るのみです。

       ↓9/22(土)の伊豆一200kmは午前中は雨模様。沼津CSに猛者が集まります。
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       ↓23日の富士一の難所三国峠ピーク。多くの参加者が激坂に苦しめられました。
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       ↓三国峠の通過確認の後、立ち寄った食堂。隠れ家的雰囲気で落ち着きます。
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       ↓シンプルな美味しいハンバーグ定食でした。
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