yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

2021BRM109いちご200kmスタッフ試走

昨年の話ですが、私にとって2021年度最初のブルベになったBRM109いちご200kmスタッフ試走について書き留めます。

年末の12月26日(土)8:30スタートで試走しました。コロナ禍の中、AJ静岡のブルベは全てN2BRM方式での開催されます。例年は年初の200kmは6:30、7:00、7:30の30分間隔ですが、今年は出走者の密を少しでも避けるため、1時間間隔で6:30、7:30、8:30で設定されています。エントリーの一番人気は6:30スタートで、ゴールが日没後になる8:30は不人気でした。私的には6:30スタートだと寒さが厳しく、薄暗いですが、8:30だとのんびり自宅を出発できて、寒さが少し和らいだ中、完全に明るくなってのスタートなのでありだと思いました。

2021年のいちご200kmは日本平は登らず、三保の清水灯台で折り返すコースです。大きな登りは倉真、大崩、牧之原台地だけで総獲得標高は約1246m、登りが苦手な人でも走り易いコースです。ただこの時期吹く西北西の遠州の空っ風がどの程度吹くかで完走の難易度が変わります。

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6時に起床して、7時過ぎに自宅を出て、8時前にスタート地点の島田川越広場に到着しました。12月26日(土)は天気に恵まれ、終日雨の心配はありません。風次第ですが、スタート時点では弱い風しか吹いていませんでした。今回スタッフ試走は私を含めて5名で走ります。

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当日スタートは駐車場内の木に掛けられた時計の写真を撮影して規定時間でスタートした証明とします。当日のイメージをスタッフで確認する為、この日は試走しないですが、Y本さんがわざわざ時計を設置しに来てくれました。時計が1個だと混雑する可能性があるので当日までにもう1個買い足して対応することになりました。

↓スタート地点 島田川越広場 写真指定時間8:15~8:45(8:30スタート)

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ほぼ定刻の8:30に5人でスタートします。K81に入りしばらく走ると最初の倉真の登りが始まります。今年はコロナ禍の為、大代のジャンボ干支が中止になり、道中の楽しみが一つ減りました。倉真の登りのおかげで体が温まりました。ここは登りよりも下りが要注意です。道路の舗装状態が悪く、タイトコーナが連続するので、過去ここで落車する人がたびたび出た区間です。今日の相棒はDomaneAL3でSoraコンポのブレーキの効きが貧弱で、油圧ディスクのRoubaixより緊張しながらの下りです。下り切ってからはPC1の袋井駅まで平坦基調の快走路区間です。39.0km地点のPC1の袋井駅には10:18に到着しました。PC1は写真ポイントです。袋井駅北口の時計と駅舎を入れて写真を撮ります。

↓PC1袋井駅北口 39.0km地点 10:18到着(関門11:27〆)

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袋井駅を出てしばらく走るとK平さんが、どこかで休憩・補給したいととのことだったので48.4km地点のパンの郷で小休止しました。パンの郷は喫食スペースがあり、パンを購入した人は無料でコーヒーを飲めるので、しっかり休憩、補給できました。

↓K41沿いにあるパンの郷。小休止には快適な場所でした。

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パンの郷を出て、とりあえず昼食予定地点の焼津まで残り50km強を走ります。東に向うので運がよければ追い風の恩恵を受けますが、この日は追い風の恩恵程の風はありませんでした。終始K平さんが先頭を走りますが、大井川を超えて焼津まで10kmを切った所で私が先頭に出て、一気にペースを上げます。ほどなく焼津手前の小川港に到着し、いつも気になりながらも通過していたラーメン岡田で昼食をちりました。

↓昼食場所のラーメン岡田 99.1km地点 13:16

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↓魚のだしが効いた濃厚なスープで美味しいラーメンでした。

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お腹もしっかり満たされて、焼津市街を抜け、大崩れを登ります。焼津側は3kmで平均勾配3%強の登りです。一気に登って下ります。R150の広野の交差点は横断歩道がないため、地下道で横断しますが、その地下道に入るために車道から歩道に上がる際にO塩さんが歩道の段差にハンドルをとられて落車しました。ヘルメットが割れる程頭を打たれていたので、無理しないでここでリタイアし、スタッフ全員で家族の方が迎えに来てくれることを待つことになりました。後日打撲だけで済んだとのことで幸いでした。残りをスタッフ4名で試走します。いちご200kmの名称の由来にもなっているR150は往路は少し向かい風気味でしたが、一定ペースで走ります。折返し地点となる130.9km地点の清水灯台には16時過ぎに到着しました。ここは通過チェックで灯台の写真を撮ります。ここからは富士山がきれいに見えます。この時期には珍しく富士山山頂には全く雪がありませんでした。

通過チェック 清水灯台 130.9km地点 16:15到着

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↓清水灯台からの富士山。全景がきれいに拝めました。山頂に雪がありません。

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清水灯台を出発してほどなくコンビニで小休止し、ゴールを目指します。復路のR150のいちご海岸通りは向かい風はなく、快走できました。復路の大崩れでは私が登りでアタックをかけたら、Y田とK西さんが反応し、あっさりパスされました。K平さんにもほどなく追いつかれ、下りで離されましたが、踏みとどまって、最後のトンネルで再アタックをかけて抜き返しました。予想していた向かい風がないのでとにかく快調です。最後のPCのファミリーマート牧之原静波店には18:47に到着しました。残りは20km程あり、牧之原台地の登りが残っているので、肉まん、餡まんとホットレモンで最後の補給をします。

↓PC2ファミリーマート牧之原静波店 180.8km地点 18:47着(関門20:34〆)

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昨年と違って今回牧之原台地はK235の激坂ではなく、K79吉田大東線よりアプローチします。3.5km、平均勾配5.2%の登りです。またこの登りで私がアタックします。登りのピーク手前でY田さん、K西さんに追いつかれ、登り切ったところでK平さんにも追いつかれました。平坦区間になりK平さんがスパートし、私にはついていく余力はなく、ボッチ走になりました。淡々と走り、金谷市街地で何とか追いつき、4人揃ってのゴールとなりました。20時ちょうどのゴールで所要時間は11時間半でした。途中O塩さんが落車で離脱するアクシデントはありましたが、2021年最初のブルベを無事完走しました。

↓20時にゴールで島田川越広場はすっかり夜の闇の中でした。

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今回DomaneAL3のブレーキの効かなさに何度かひやりとさせられました。ブレーキパッドを105以上のものに交換すれば改善するのか、あるいは手放してしまうか悩み所です。もともとローラー台用にとにかく価格重視で購入したロードバイクなので走りがそれなりなのはしょうがないですが、ブレーキ性能がこれほど低いと考えモノです。

ツールド伊豆・沼津コース①

ツールド伊豆・沼津の最後のコースはコース①です。4コース中も最も距離が短く獲得標高も僅かに214mと一番走破しやすいコースです。CS静浦東をスタートし、狩野川沿いに沼津港に向かい、韮山反射炉の近くを通ってCS静浦東に戻ってくるコースです。

↓ツールド伊豆・沼津コース① 他の三コースに比べて極端にやさしいコースです。

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普通はまったり走って沼津漁港でグルメを楽しみ、世界遺産韮山反射炉を観光して戻ってくる平和なコースですが、13時30分にスタートして17時までに戻ってくるとなるとそうはいかず、コース①も必死に走ります。最初のCP1は沼津港近くの水門びゅうもです。狩野川沿いは時折、風は吹きますが走りやすい平たん路でびゅうもには順調に到着しました。

↓CP1水門びゅうも 15.4km地点

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びゅうもに到着したのは14時30分で、だるま山高原レストハウスでの昼食が量が少なかったせいか少し空腹感を覚えました。ゆっくりお店で食べている余裕はないので予備補給食の一本満足バーでしのぎます。びゅうもを早々に出発し、次のCP2道の駅ゲートウェイ函南を目指します。平坦路なので順調に進みますが、突如狩野川沿いのルートが護岸工事で通行止めになっていて、大きく迂回を強いられます。思わぬ時間ロスで少し焦りましたが、無事CP2に到着しました。なんかここで食べたいところですが、ジュースで糖分補給をして小休止で出発します。

CP2道の駅伊豆ゲートウェイ 28.1km地点

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次のCP3は韮山反射炉です。時間があればT中さんが観光したいといっていましたが、残念ですがまったく時間的な余裕がありません。到着して韮山反射炉を駐車場から撮りました。運悪く、反射炉は補修中のようで、シートがかけられていて外から見ることはできませんでした。

↓CP3韮山反射炉 36.6km地点 白い覆いがかかっているのが反射炉です。

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私は時間に余裕があれば反射炉の近くにある源頼朝流刑地蛭ヶ小島の公園に立ち寄って写真を撮りたかったのでですが、もちろんその余裕もありません。次のCP4はおなじみのX-BASEです。反射炉から5km程なのであっさり到着しました。X-BASEにも立ち寄りたかったですが、当然立ち寄る余裕はなく、アプリのチェックインと写真だけ撮って先を急ぎます。

↓CP4道の駅伊豆のへそ MERIDAX-BASE 41.2km地点

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X-BASEには16時過ぎに到着しました。ゴールまでは残り10km程で何とか受付終了の17時前に到着できそうです。最後のCP5はここから4km弱の伊豆パノラマパークです。少しでも早くゴールするため、必死に走ります。伊豆パノラマパークもほぼタッチダウンで後にします。

↓CP5伊豆パノラマパーク 44.5km地点 16:22の到着でした。

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まだゴールまで7km程あります。ここから途中雨がぱらぱら振り出し本降りにならないことを祈りながらとにかく全力で走ります。なんとか17時前にCS静浦東に戻ってくることができました。とりあえず待機しているスタッフの方にコース①、②の完走ログを見せて、無事完走を認定してもらいました。4コース全て走破したので、伊豆沼津マイスターの認定証と完走メダルを頂きました。

↓コース①は本来観光グルメコースですが、時間のない私たちは練習会でした。

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↓各コースの完走手ぬぐい、認定証、メダルをGETしました。

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ブルベ仲間のT中さんF井さんの健脚メンバーでないと、2日間でツールド伊豆沼津の4コース全走破はできないと思います。2日間で総走行距離約300km、総獲得標高約3700mでした。

ツールド伊豆・沼津コース②

11月22日(日)、2日目は午前中にコース②を午後にコース①を走ります。折角大瀬崎に泊まっているので、早起きして大瀬神社に参拝します。海の近くに神池と呼ばれる淡水の池がある不思議な神社です。自転車お守りを売っていたので交通安全を願って購入しました。

↓大瀬崎突端にある大瀬神社。

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↓伊豆七不思議の一つ神池

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↓大瀬神社の自転車御守り

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↓宿泊したサンライズ大瀬崎の新館。スタッフの方が親切な快適な宿でした。

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宿で朝食を済ませ2日目の発着点のサイクルステーション静浦東に向かいます。午前中走るコース②は昨日のコース③、④とダブります。CS静浦東をスタートし、修善寺を目指して狩野川沿いを走り、修善寺からK18でだるま山を目指します。そのままK18で戸田に下り、K17で大瀬崎を経由して戻ってくるコースです。総距離67km、獲得標高1000mのコースです。

↓ツールド伊豆・沼津コース② またもだるま山に登ります。

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9時過ぎにCS静浦東に到着し、受付のスタッフの方に昨日、1日で③と④コースを走り、今日①と②コースを走ることを話すと唖然とされました。ここも17時で受付が終了してしまうので、時間にあまりゆとりがありません。

↓コース①、②の発着点CS静浦東。 ゴール受付は17時で終了です。

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最初のCP1は12.5km地点の狩野川記念公園です。平坦区間なので飛ばせるだけ飛ばします。ほどなくCP1に到着しました。アプリでチェックインして写真を撮り先を急ぎます。

↓CP1狩野川記念公園 12.5km地点

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修善寺は昨日も走っているので写真も撮らずにパスし、K18を淡々と10km登ります。CP2はだるま山高原レストハウスです。3回目の訪問でお腹一杯です。とりあえずアプリのチェックインと写真を撮り、11時で少し時間が早いですが、またもここで昼食にします。

↓CP2だるま山高原レストハウス 26.9km地点 3回目も富士山は雲に隠れていました。

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↓2日目もだるま山高原レストハウスで昼食。

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だるま山高原レストハウスから2km程登ると戸田峠でコース②ではそのままK18を戸田に下ります。戸田峠から先のK18は勾配が厳しく、今回は下るだけだったので助かりました。もし戸田から逆に登るルートだとかなり厳しいコースになります。下り切ってCP3がまたまた道の駅くるら戸田です。サイクルボールのいずいちを含めると何回目の訪問でしょうか。

↓CP3道の駅くるら戸田 37.6km地点

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ここはアプリのチェックインと写真だけ撮って小休憩で出発します。戸田からはK17で大瀬崎まで2つの登りがありますが、戸田峠に3回も登っているせいか、すっかり登りの免疫ができたようで、難なく走破します。CP4は大瀬崎の富士山ビューポイントです。この日も雲が多く残念ながらきれいな富士山の全景は拝めませんでした。

↓CP4大瀬崎富士山ビュースポット 50.3km地点

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ここからCS静浦東までの約17kmの区間は下り基調ですが私は好きではありません。昼間は交通量もあり、道幅が狭い箇所が多く、おまけに道路の舗装が良くなく、リム打ちパンクしないかはらはらしながら走ります。最後のCP5は三ノ浦総合案内所です。ラブライブサンシャインというアニメのゆかりの地だそうで聖地とのことですが、私には全く知見がなく、不思議な雰囲気のCPでした。

↓CP5三之浦総合案内所 63.1km地点 萌え系アニメの聖地?

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CP5から4km程走るとゴールのCS静浦東です。13時30分に到着しました。最後のコース①は約50kmの平坦コースですが、17時前までに戻ってくるにはあまり余裕がない感じになりました。ともあれ無事コース②も完走しました。

↓RideWithGpsの出た目の獲得標高を表示しているとはいえ1491mは盛りすぎです。

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ツールド伊豆・沼津③コース

11月21日(土)の午前中にコース④を走った後、続けてコース③を走ります。コース③も道の駅伊豆のへそを発着点として修善寺側から戸田峠を登り修善寺に下って戻ってくるコースです。走行距離58km、総獲得標高1000mのコースです。

↓コース③ 戸田峠ヒルクライムコースです。

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最初のCP1は修善寺独鈷の湯です。コース④で通ったばかりのルートを逆走します。とりあえず人ごみの中独鈷の湯の写真だけ撮って先を急ぎます。

↓CP1修善寺独鈷の湯 10.6km地点 足湯でのんびりしたかったですがパスします。

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修善寺の中心地を抜けると後は戸田峠までひたすらK18を淡々と登ります。K18は車の往来が少なく、厳しい勾配ではないので登りやすい坂ですが、それでも10km以上登るので淡々と登ります。登り切る手前の午前中昼食をとっただるま山高原レストハウスがCP2です。午後もここでまた一息入れます。

↓CP2だるま山高原レストハウス 20.3km地点 またまた微妙な富士山で残念。

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だるま山高原レストハウスの次のPCはこれまた午前中通ってきた西伊豆スカイラインの戸田駐車場です。戸田峠側からアプローチすると厳しい勾配区間が目に入ってくる区間があり、心が折れそうになりますが、ダンシングを織り交ぜながらパスします。戸田駐車場で午前中とまったく同じ構図の写真を撮ります。

↓CP3西伊豆スカイライン戸田駐車場 26.4km地点。 ④コースではCP5です。

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戸田駐車場から次のCP4の道の駅伊豆月ヶ瀬まではR136を一気に下ります。途中おっかなびっくりに下っている女性のオートバイライダーを追い抜き快調に下ります。下り切ったところで道の駅に到着しました。道の駅伊豆月ヶ瀬はまだOPENして間がないようできいれいな道の駅でした。

↓CP4道の駅伊豆月ヶ瀬 44.2km地点。 トイレ休憩だけして先を急ぎます。

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15時30分で残り14kmなのでなんとか17時前にはゴールできそうな感じになってきました。CP5の修善寺駅はアプリのチェックインと写真だけとって先を急ぎます。

↓CP5修善寺駅 52.0km地点。

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ゴールまで残り6kmで平坦区間なのでそれほど時間はかからず16時15分頃無事ゴールしました。道の駅伊豆のへそ内にあるMERIDAの施設X-BASEで午前中のコース④と午後のコース③をまとめてアプリの完走ログをみせて無事完走認定されて手ぬぐいをゲットしました。

↓ゴール地点 MERIDA X-BASE MERIDAの最新モデルが一堂に展示されています。

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↓午前中のコース④の疲労をひきづりながらコース③も無事完走

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17時前に余裕をもってゴールでき一安心です。大瀬崎の宿に一泊して明日は残りのコース①と②を走ります。3連休の最中で何とか予約が取れたのがサンライズ大瀬崎という旅館でした。スタッフの方が非常に親切で居心地のいい旅館で、夕食の伊勢エビのお造りをはじめ、伊豆の新鮮な海鮮を満喫できました。

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ツールド伊豆・沼津④コース

ブログの更新をすっかりさぼっていました。徐々に再開しようと思います。昨年11月21日(土)、22日(日)でツールドニッポン主催のツールド伊豆・沼津の4コースを走ってきました。21日にコース④と③を、一泊して22日にコース②と①を走る計画です。普通は各コース1日かけて観光とグルメを楽しみながら走るのが普通ですが、2日で走破する強行軍です。サイクルボールを一緒に走ったF井さん、T中さんと3名で走ります。

21日は道の駅伊豆のへそに5時集合です。サイクルボール同様、完走受付の関係でMERIDA-XBASEが17時で営業終了となるため、④、③コースを営業時間内に走り切る必要があるため止むをえません。まだ日が明けきらぬ内にスタートしました。

↓ツールド伊豆・沼津③、④コースの発着点MERIDA-XBASE 朝5時で誰もいません。

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ツールド伊豆・沼津のコース④は4コースの中で距離が最も長く、獲得標高が高い最難関コースです。MERDA-XBASE~狩野川放水路~大瀬崎~戸田~土肥~達磨山~修善寺~伊豆サイクルスポーツセンター~XBASEと走る、総距離110km、獲得標高2100mです。1日かけて走るべきですが、お昼ごろに完走し、続けてコース③を走ります。

↓ツールド伊豆・沼津コース④ 土肥から戸田峠までの長い登りが難所です。

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 最初のCPは7.2km地点のサイクルスポーツセンター沼津東です。5時半に到着しました。まだ日が昇っていないので真っ暗です。ツールドアプリのチェックインだけ済ませて早々に出発します。

↓CP1サイクルスポーツセンター沼津東 7.2km地点

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ここから先はAJ静岡のブルベで何度も走ったK17を走ります。次のCPは大瀬崎手前の富士山ビュースポットで17km程走ります。ブルベでは夜間に走ることが多いK17ですが、この日は早朝で右手に駿河湾を望みながら走ります。車の往来も少なく快調です。6時過ぎにほどなくCPに到着しました。残念ながら富士山は山頂のみしか見えませんでした。雲がなければ大瀬崎と富士山が一緒に見られる絶景ポイントです。

↓CP2大瀬崎富士山ビュースポット 24.4km地点

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ここから戸田まで標高200m程度の登りを二つ越えます。先を見通しながら登るのと夜間手探りで登るのとは大違いで、またスタートしたばかりなので快調に登りをパスしてCP3の道の駅くるら戸田に到着しました。まだ7時前で営業時間前なのでひっそりしています。トイレとジュース補給をして出発します。

↓CP3道の駅くるら戸田 37.1k地点

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戸田から土肥までも標高200~260mの2つの登りがあります。ここも快調にパスしてCP3の土肥金山に8時過ぎに到着しました。適度なアップダウンがある中、休憩込みで平均20km/hのペースできているので順調です。

↓CP4土肥金山 54.6km地点

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土肥金山を出発すると、ツールド伊豆・沼津の4コース中、最難関区間の約18km、獲得標高800m超の標高922mの戸田峠へのロングヒルクライムです。R136を登り途中で市道に入り、西伊豆スカイラインを経由しK18の戸田峠を目指します。さすがにこの区間は快調とはいかず、眼下に見える絶景に気を紛らわしながら淡々と登ります。途中F井さんが遅れはじめ、私とT中さんの二人で時折談笑しながらパスします。特に西伊豆スカイラインに入ってから達磨山までの区間の勾配が厳しく、苦労しましたが何とかCP5の戸田港を眼下に見下ろす展望所に到着しました。

CP5西伊豆スカイライン戸田駐車場 72.8km地点

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西伊豆スカイラインは自転車は大変ですが360度絶景ポイントです。

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↓CP5戸田駐車場からは眼下に戸田港を遠望することができました。

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CP5を過ぎて2km程登るとようやく戸田峠です。戸田峠から2km程修善寺側にK18を下るとだるま山高原レストに到着しました。少し時間が早いですがここで昼食にします。コロナの影響か人は少なく、ほとんど待つことはありませんでした。

西伊豆スカイラインとK18の交差点が戸田峠。自転車で来るのは大変です。

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↓だるま山高原レストハウス この日は人が少なくのんびり休憩できました。

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↓シンプルな鹿肉のフレーク丼で昼食。

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レストハウスの富士山絶景ポイントでも富士山は雲に隠れほぼ見えず残念。

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だるま山高原レストハウスから修善寺までは一気に下ります。ちょうど紅葉シーズンだった為、紅葉スポットの修善寺虹の郷辺りの道路は混雑していました。車に気を付けながら下ります。修善寺中心地の独鈷の湯周辺は道も狭く、歩行者も多く自転車でも通過が大変でした。

↓CP6修善寺独鈷の湯 88.1km地点 紅葉シーズンで観光客で賑わっていました。

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修善寺を抜け、次のCP7サイクルスポーツセンターを目指します。サイクルスポーツセンターは標高300m位の所にあり、少し登ります。サイクルスポーツセンター東京五輪の自転車のトラック競技、マウンテンバイク競技の会場の為、改修工事中で現在休業中でした。

↓CP7サイクルスポーツセンター 98.8km地点

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サイクルスポーツセンターからゴール地点の道の駅伊豆のへそまでの残り10kmは下り基調で12時半に到着しました。

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最初からかなり走りごたえのあるコースでした。午後はコース③を走ります。コース③も修善寺から戸田峠に向かう山岳コースです。

サイクルボール/アワイチ(淡路島一周)

10月11日(日)にビワイチを走った後、翌日アワイチを走る為、淡路島に移動します。京都東ICに出るまでは予想通りの渋滞でした、何とか高速に乗ると渋滞はなく助かりました。都市高速を使うつもりはなかったですが、関西出身のFさんが遠回りになるので阪神高速を使った方がいいとのことで、道勘のない阪神高速を走ります。渋滞までは行かないですがそこそこの交通量でした。神戸の夜景がきれいでした。神戸淡路大橋を渡り、東浦ICで降り、宿の東浦サンパークに20時前に到着できました。東浦サンパークは市営の施設で日帰り温泉を併設した宿泊施設です。アメニティの用意がなく、布団も自分で敷かなければいけないですが、GoToトラベルの割引もあって素泊まりで3000円以下です。とりあえず、温泉に浸かってさっぱりしてから、職員の方に教えてもらった居酒屋さんで遅い夕食をとります。地元のお客さんで賑わっているお店でした。明日のアワイチを考えてあまりお酒をのむつもりはなかったですが、Fさんが焼酎ロックをがんがん飲み、私も飲み過ぎではないですが、そこそこ飲んでしまいました。宿に帰り、夜更かししないで早々に床に着きます。

↓東浦サンパーク 市営のリーズナブルな快適な宿でした。 

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6時に起床し、前日にコンビニで買ったパンで軽く朝食を食べて、宿を出発します。スタート地点は宿から10kmも離れていない場所にある岩屋ポートビルです。ポートビル近くに無料の駐車場はないので、1km程離れた岩屋漁港の公園の駐車場に駐車します。自転車を降ろし、ポートビルに向かい、8時少し前にスタートしました。

↓岩屋漁港 岩屋ポートビルに近く、公園が整備されているので駐車に最適です。

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↓スタート・ゴール地点の岩屋ポートビル

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アワイチは岩屋ポートビルを出発し、淡路島の東海岸を南下し、南海岸を走って鳴門に向かい西海岸に出て北上し、岩屋ポートビルに戻ってくるコースです。総距離は151.6km、総獲得標高1112mです。南淡路から西淡路に入る際に登りがあります。

↓アワイチは南淡路から西淡路にかけての登りが難所です。あとは風次第です。

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平日ですが、何名かサイクリストを見かけました。幸い昨日のお酒は残っておらず、体調は快調です。穏やかな海を左手に見ながら7.2km地点の最初のCP1道の駅東浦ターミナルパークに到着しました。アプリのチェックイン、写真だけ撮って再スタートします。

↓CP1/東浦ターミナルパークにはTREKの直営店がありました。

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風の影響もなくいいペースで走ります。平日なので大型車の走行がありますが、それ程プレッシャーはなく、走り易いコースです。26.9km地点のCP2/AWAJIモニュメントにも順調に到着しました。

↓CP2/AWAJIモニュメント 写真映えするポイントです。

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CP2を出発してしばらく走ると、私の自転車の後輪でパンと音がしてパンクしました。今回はブルベではなくビワイチもアワイチも150kmのロングライドなので、荷物を軽くしようと予備チューブは1本だけにし、パンク修理キット、ブート、ビニールテープは持ってきませんでした。そういう時に限ってブートが必要な程のパンクで参りました。おまけに慣れないインフレーターでの修理で、インフレーターのバルブが締まっていることを確認しないでCO2ボンベをねじ込んだのであっという間に貴重な高圧ガスが放出されてとほほな状態になりました。とりあえず傷防止で自転車に貼っていたビニールテープを穴のあいた箇所に貼り、応急処置をして走り出しました。あくまで応急処置だったので後輪を気遣いながらの走行です。後で知りましたが淡路島はサイクリストが多いのでコンビニでタイヤやチューブを売っているようです。だましだまし走り33.4km地点のCP3大浜海岸に到着しました。グローブを外して地面に置いてトイレに行き、戻ってきてグローブをはめると左の中指と薬指のまたの間に痛みが走りました。どうもグローブに虫がついていたようで、虫に刺されました。サドルに置いておけば虫が混入することはないので失敗です。

↓CP3大浜海岸 海水浴場のようですが、今年は閉鎖されていたようです。

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大浜海岸を過ぎると高級旅館が立ち並ぶエリアを通過します。東淡路から南淡路に入る所で登りが登場しました。登り切って南淡路に入ると、人気が一気になくなりました。道路の舗装が荒れ気味で後輪のパンクが大丈夫か心配していたら、また後ろでパンと音がしてパンクしました。やはりビニールテープの裏打ち程度ではタイヤの大穴は防げず、パンクしてしまいました。仕方なく、道路の脇で修理します。ブートの代わりにお札を使う応急処置もありますが、紙幣を使うのはさすがに気が引けたので、Fさんから羊羹の外装の厚紙をもらってブート代わりにして、さらにFさんのパンク修理セットでチューブの穴を塞ぎ再度応急処置を試みます。応急処置で格闘していると、一人のサイクリストが通りがかり声をかけてくれました。事情を話すと、洲本に自宅があるので、自宅に戻ってタイヤとチューブを取りにいってくれるとのことで、ご厚意に頼ることになりました。運よくパンクした場所の近くに飲食店がありそこまで移動して待つことにしました。お店が営業していれば昼食に出来ましたが、あいにく営業していませんでした。自販機でジュースを買ってとにかくサイクリストが戻ってきてくれるのを待ちます。2時間弱待って、車でサイクリストの人が戻ってきてくれました。早速新品のタイヤとチューブに交換し、空気入れも持ってきてくれたので、完璧に修理できました。サイクリストの方はOさんで普段この辺りをトレーニングでよく走られている方です。感謝しても感謝しきれません。本当に助かりました。しばしOさんと自転車談義をして、これから先のルートの情報を教えてもらって、再スタートしました。

再スタートしてしばらく走ると58.8km地点のCP5灘黒岩水仙郷に到着しました。何かお店か何かあるようですが営業していません。淡路島の中心市洲本市を過ぎてから南淡路に入るとお店はまったくありません。私がパンク修理で緊急避難したお店が唯一のお店らしいお店なので、洲本市でしっかり補給し、準備してからこの南淡路の区間を走った方がいいと思います。

↓58.8km地点CP4灘黒岩水仙郷 ここで13時頃。ゴールまで残り約90km。

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アワイチはスタート地点でもある岩屋ポートビルがゴール受付で17時で終了です。休憩含めて平均22.5km/hで走らないと間に合いそうにない感じです。気を揉んでもしょうがないので無理のないペースで走ります。次のCPは道の駅うずしお鳴門海峡の淡路島側の高台にある道の駅で登り区間が続きます。辛抱強く登り道の駅に到着しました。

↓85.3km地点CP5道の駅うずしお 鳴門の渦潮がしっかり見えました。

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道の駅うずしお到着は14時少し過ぎた頃でした。残り64.5kmを3時間弱で走れ切れるか微妙です。ただここから先は西淡路の海岸ルートを北上するルートに変わり、大きな登りはないので向い風がなく、休憩少な目で走り切れればぎりぎり何とかなりそうです。
希望はあるので、無理をしない範囲で飛ばします。幸い向かい風区間はなく、30km/h前後のペースをキープして走れました。CP6慶野公園、CP7角川公園、CP8多賀の浜海水浴場と西淡路のCPを順調にパスし、途中休憩は自販機休憩にとどめて走ります。

105.7km地点CP6慶野公園

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↓112.6km地点CP7角川公園

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↓123.9km地点CP8多賀の浜海水浴場

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最後のCP9道の駅あわじを残すのみになったところで、私の後ろをツキイチで走っていたFさんが突然ペースを上げました。ついていく気はしなかったのであっさり見送ります。時間に追われている時ほど距離を長く感じます。走れど走れど道の駅あわじになかなか着きません。あせってもしょうがないので、淡々と走り続けます。ようやく前方に神戸淡路大橋が見えてきて、道の駅あわじに到着しました。道の駅で休んでいる時間はなにのでアプリのチェックインだけ済ませてゴールを目指します。残りは2kmです。

↓147.9km地点の最後のCP、CP9道の駅あわじ

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残り2kmを走破して時計を見ると16時40分過ぎで何とかゴール受付に間に合いました。受付の人の話だとこの日、サイクルボールのアワイチを走ったのは私とFさんの2人だけとのことでした。想定外の大パンクから地元サイクリストのOさんのおかげで問題なく走れるようになり、その後遮二無二遅れを挽回しての完走で、個人的には感慨ひとしおでした。

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Fさんが美味しい海鮮料理を食べられるお店をゴール受付の方に聞いて、岩屋漁港に戻り、自転車を積んで、そのお店に向かい、豪勢な海鮮料理を頂きました。

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豪勢な食事をした後、330kmロングドライブして無事浜松に戻ってきました。ハマイチ以外は3週連続でイズイチ、フジイチとカスイチ、フクイチとビワイチ、アワイチと駆け足でサイクルボールの7コースを走破できました。それぞれのコースが特徴のある面白いコースでした。完走して翌日早速、完走の申請をして、残っている商品の中から、希望商品をGETすることができました。

20BRM1031中部300km

1か月以上前で記憶が薄れつつありますが、備忘的に今年最後に出走したBRM1031中部300kmについて書き留めようと思います。
10月はBRM1017名古屋400km、BRM1024静岡600km、そしてBRM1031中部300kmとブルベ3連戦でした。名古屋400kmは冷たい雨、静岡600kmは伊豆の暴風と大変なブルベでしたが、BRM1031中部300kmは夜間の気温は心配ですが、雨の心配はなく、標高1000m超の登りはない為、穏やかにシーズンを終われそうな感じです。

 

コースは道の駅瀬戸しなのを出発し、八百津→美濃市→徳山湖→長浜→彦根→鞍掛峠→二ノ瀬峠→海津→一宮→春日井→瀬戸しなのと走る307.1km、総獲得標高3150mのコースです。大きな峠は馬坂峠(▲611m)、鞍掛峠(▲709m)、二ノ瀬峠(▲429m)です。

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スタートが8時なので朝が少しゆっくりできました。浜松から瀬戸しなのまでは約110kmで高速を使って車で1時間半程で7時過ぎに到着しました。当初は8時のスタートだけでしたが、申し込みが多く、急遽9時スタートも追加されました。コロナの影響でAR中部でも受付で検温があり、出走サインは省略され、誓約書と駐車場代1000円をスタッフに渡して、ブルベカードを受け取ります。スタート前のブリーフィングもなく、受付が終了すれば、スタート時間を待つのみです。

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同じ日にAD近畿が米原スタートで600kmを開催しているため、顔なじみの猛者の何人かはそちらの方に参加する人が多かったですが、この300kmにも何人か顔なじみが参加しています。定刻の8時にスタートします。スタートしてしばらく交通量の多いR248を走ります。集団で走ると危険なので、私は少しペースをあげて単独走で走ります。1台大型ダンプに故意の幅寄せを受けてひやりとしました。車を運転する側からすれば自転車は邪魔な存在でしかないと思いますが、こちらも車に迷惑を掛けない様に極力道路の左端に寄って、ふらつかないように走っているのに、どうしても悪意のあるドライバーに幅寄せされることは避けられず、その都度本当に不愉快になります。
最初のPCは33.4km地点のファミリーマート加茂八百津店です。今回は密を避けるため、PC1は2か所に割振りされています。9時27分に到着し、缶コーヒー、おにぎり、シュークリームで軽く補給します。早速1時間マージンができました。

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次は114.7km地点にある洞山鬼岩隧道のクイズポイントで隧道の銘板でトンネルの延長距離をブルベカードに記載します。今回300kmということで、私の中ではブルベとしては短い距離なのあまりルートを調べずに油断していました。山間部に入ると自販機すらない長い区間が続き、PC1で補給食を何も買わなかったことを後悔しました。

↓最初の長い登りの馬坂峠ピーク▲611m 激坂はなく山深い景色を満喫しました。

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空腹を覚えながらもクイズポイントの洞山鬼岩隧道に到着しました。早速に入口にある銘板で隧道の延長距離を確認します。延長距離は330mでした。とりあえず銘板の写真を撮ってブルベカードへの記入は後回しにして先を急ぎます。

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クイズポイントを過ぎて徳山湖周辺の景観がすばらしい、無補給区間を淡々と進みます。自販機位はあるだろうという甘い見込みが見事に裏切られ、ペースを上げられない我慢の走りが続きます。

↓山深い徳山湖の景観。景色に癒されながらも空腹との闘いでした。

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揖斐川町の坂内集落に入り、救いの道の駅があり、なんとか食堂でジビエ丼を注文して空腹を満たすことができました。道の駅には14時過ぎに到着しました。後で知りましたが、15時で営業終了だったようで、ぎりぎりセーフでした。食事をしているとT中さんが追いついてきました。T中さんも先週の静岡600kmに続いての連戦です。

↓138km地点の道の駅夜叉ヶ池の里さかうち ハンガーノック寸前での到着でした。

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↓鹿肉のジビエステーキ丼でしっかり補給できました。

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後で振り返ってみると坂内の道の駅につくまでの約80kmは完璧な無補給区間で事前にしっていれば補給食必携の区間でした。常にこういう事態に備えて補給食を用意するのがブルベの基本ですが、完全に私の慢心で反省しました。道の駅からゴールまでは追いついてきたT中さんと一緒に走ります。長浜まで出るとサイクルボールで走ったびわいちのコースを逆走する形で彦根まで走ります。走り易い道で、快走します。長浜城、日暮れの琵琶湖と写真スポットがありましたが、止まらずに走ります。彦根城まで来ると、車の渋滞がひどく、歩道に逃げたりしながら走ります。

↓国宝彦根城。日没迫る中何とか明るい内に通過できました。

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彦根城の城下の通りは観光客も多く、車は渋滞がちで通過が大変でした。

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なんとか彦根市街の渋滞をパスして201.3km地点のPC2セブンイレブン多賀大社前店に17時33分に到着しました。マージンは約4時間です。この後今回のルートで最大の登りの鞍掛峠を控えているのでコンビニ弁当でしっかり補給します。時間に余裕があったので途中通り過ぎた近江ちゃんぽんの店でちゃんぽんをゆっくり食べて来ればよかったと少し後悔しました。

↓PC2セブンイレブン多賀大社前店。日が沈み気温が下がってきました。

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しっかり補給し、鞍掛峠に向かいます。登り始めは寒かったですが、登り始めると寒さは気にならなくなりました。自転車で通るのは初めてですが、バイクでは何回か走ったことがあるので土地勘はあります。T中さんと歓談しながら登ります。長い坂ですが激坂ではないので、ほどなく登りきることができました。

↓鞍掛峠ピークのトンネル。標高が700m程ありますが、激寒ではなく助かりました。

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ここから長い下りになるのでウィンドブレーカーを着て下ります。R306の舗装はそれ程荒れていなくて、夜間でしたが、スピードさえ注意すれば安全に下れました。下り切ってしばらく走ると二ノ瀬峠への登りが始まります。裏二ノ瀬なので表二ノ瀬程は厳しくないですが、200km以上走ってきての夜間の登りなのでペースは上がりません。途中何名かの参加者に抜かれましたが、気分を高めるためにピーク手前で抜き返して無駄足を使います。下りでは二ノ瀬の狭路を恐々くだるスロー走行の車に参りましたが、252.7km地点の最後のPC3ファミリーマート海津店に20時52分に到着しました。マージンは4時間のままでこの後力走すれば16時間切れそうです。ここではファミチキと大福餅、レモンティーで軽く補給します。しばらくして9時スタートの名古屋400kmで途中一緒に走った剛脚のM田さんに追いつかれました。まさか追いつかれるとは思わなかったのでびっくりです。

↓252.7km地点の最後のPCファミリーマート海津店

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ここからゴールまでは北名古屋に実家があり、嫁さんが祖父江出身なので土地勘のある区間です。平坦の市街地区間ですが、一宮市では思わぬ信号峠でペースが上らず、結局深夜2時過ぎにゴールしました。16時間を少し超えて完走でした。丸腰で無補給区間を走り、ハンガーノックになりそうになった以外は順調に走った300kmでした。

↓寒い中ゴールで深夜待機してくれた中部のスタッフの方に感謝です。

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今年は4月~8月がブルベの自粛区間で2年連続で達成していた4SRは達成できませんでした。あと600kmを1本走っていれば2SR達成できましたが、1SRで終了しました。岡山1200kmが開催されなかったのは残念でしたが、9月に中部1000kmは開催され、完走することができたのが一番の思い出です。

11月~12月もブルベは開催されますが、私の2021年度のブルベは例年通り1月からです。来年もしっかり完走できるように体力の維持・向上に励みたいと思います。