yamakeirnsのブログ

趣味のブルベを中心に気の向くままに書き留めていきます。

19BRM831近畿400km上越~群雄割拠~1/2

1か月振りにAD近畿主催のBRM831近畿400km上越に参加してきました。昨年と同じコースですが、スタート時間が深夜1時から午後13時に変更になっています。スタート時間が遅いため、前泊はしないで8/31土当日の4時に起床、5時に自宅を出発し、飯田までの下道120km、飯田から上越までの高速240km、計360kmをドライブしての強行軍です。ただブルベ翌日の9/2月の帰路は有休をもらったのでゆっくり帰ります。

上越には予想よりも30分早く10時半に到着しました。いつもの上越妙高駅西口にある48時間600円で駐車できる未舗装の格安駐車場に駐車し、のんびり準備します。今回の相棒は悪路想定のSLATEです。シートポストをカーボンからアルミに交換して、9.6Lの積載量のあるTOPEAKのダイナパックDXを取付けましたが、シートポストに滑止めの処置をしないで直接取付金具を付けたのが良くなかったようで、手で簡単に左右にぐらつきます。何とかしなければと3km位離れた場所にコメリがあったので、急遽ヘキサゴンレンチセットを購入して金具のネジの締付をしましたが、完全には解消できませんでした。ばたばたしているうちに受付時間が近づき、上越妙高駅の東口にとりあえず向かいます。昼食時間を失ってしまったので、駅でいなり寿司を買って済ませます。エントリーは51名でしたが、当日出走は30名でした。当日新幹線で輪行しての参加者も多いようです。輪行バッグから自転車を取出して組立てている参加者を多く見かけました。

↓何も背負わない様にリアにダイナパックDXを取付たのに、確認不足の誤算でした。

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12時を少し過ぎてAD近畿のスタッフ今野さんが現れました。申込書を提出して、ブルベカードをもらいます。今野さんのブルベはAJ静岡では本人が当日記入する項目をすべてブルベカードにプリントアウトしてくれているので楽ちんです。12時半にブリーフィングが始まりました。Qシートに注意事項がしっかり記載されているので、いつも説明はざっくりです。上杉謙信銅像の前で車検を行い、定刻の13時にスタートです。

上越妙高駅の東口の吹抜けホールが受付場所です。

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↓いつもの様にお約束で謙信公の騎馬像を写真撮ります。

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今回のコースは上越~松代~上山田温泉~上田~小淵沢塩尻~松本~大町~戸隠~上越と新潟、長野、山梨と3県を走るルートです。獲得標高は約4600mですが、最後の大町のPC5を過ぎてから登場する鬼無里大望峠、戸隠の3つの登りが勾配の厳しい登りで完走の最大の難関になります。

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天気はなんとか持ちそうな雰囲気です。ただ夜に少雨の予報が出ていたので油断はできません。暑さも30度前後なので、灼熱ブルベは回避できそうです。昨年走っているコースなので300km過ぎの強烈な登りに備えてセーブして走ります。さすがに猛暑ではないといっても晩夏の昼間なので最初の飯山までのゆるやかな長い登りでかなり汗をかきました。しばらく走っていると後輪の方から何かをこするような音が聞こえてきました。やな予感がして後ろを見ると、左右にぐらついていたダイナパックがずり落ちて後輪に接触していました。まだ50km程度しか走っていない地点です。500m程戻ったところにカインズホームがあったのでそこまで戻り、4mmのヘキサレンチとリュックサックを急遽購入して対応します。ずり落ちを防ぐために、ダイナパックの中の荷物をリュックに移し、ネジを締直しますが、左右のぐらつきは解消しません。荷物を出したことでダイナパックは軽くなったのでずり落ちはなんとかなりそうですが、想定外の重いリュックを背負うことになりました。おまけにこの緊急対応で20分程ロスして、ほぼ最後尾になりました。カインズホームに向かう途中、少しパニックになり、片手でダイナパックを持ったことでバランスを崩して、危うく溝にはまって転倒しそうにもなりました。そもそもはシートポストを交換してダイナパックを取付けた時に実走して検証してれば防げたことなので大反省です。まだはじまったばかりなので気を取直して完走すればよいと言い聞かせて走ります。56.1km地点のPC1のコンビニには15:44に到着しました。カインズホーム駆込みトラブルがあった割には平均20kmhできているので悪くないペースです。ここで休憩をミニマムにして真ん中位まで番手を取り戻しました。今回12時間スタートが遅くなったことで、川中島古戦場周辺を昼間に通過します。とりあえず海津城跡と上杉謙信本陣の妻女山を写真に収めます。松代は真田氏が明治まで領有した場所なのでいたるところで六文銭を見かけました。

↓本当に遠景で分かりにくいですが真ん中の林が海津城跡です。

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↓長野道で上越方面に向かう際、薬師山トンネルを抜けた右手の山が妻女山です。

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90.6km地点のPC2のコンビニには17:15に到着しました。平均20kmhペースキープで快調です。昨年は早朝に到着したので気づきませんでしたが、上山田温泉街にあるコンビニということでなんと敷地内に足湯温泉があります。一瞬入ろうかと思いましたが、カインズロスがあるので補給を済ませて、写真だけ撮って先を急ぎます。

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PC2でAJ静岡ブルベの常連のHさんに追いつきました。ここもミニマム補給で出発します。上田の辺りで何となくペダリングに違和感を覚えました。どうもサドル高が低すぎるようです。体重が自然にペダルにのる感じではなく、踏み込む感じで妙に疲れる感じです。とりあえず2cm程サドル高を上げるとしっくりしました。リアバッグ取付といい、サドル高が低すぎといい事前に実走していれば気づく問題ばかりで返す返す大反省です。140.6kmのPC3の佐久のコンビニには19:48に到着です。まだ平均20kmh以上のペースキープです。このPCのあと野辺山までの長い登りが待ち構えているのでコンビニ弁当でしっかり夕食をとります。夕食を取っているとぽつりぽつり雨が降ってきました。やはり予報通りかと思いながら、EDGR820Jにビニール袋で防水処置をして、リュックは防水カバーがないので、荷物をすべてビニール袋に入れ、ダイナパックにはレインカバーをかけます。パラパラ程度の雨なので蒸れるので一か八か合羽は着ないことにしました。ここから先は長いナイトライドになります。序盤のドタバタの割にはいいペースで来ているので、何とか維持したいと思います。PC3以降は2/2で書いていきます。

 

トレイルカッター

8月25日(日)にトレイルカッターに参加してきました。トレイルカッターは長野県伊那市で行われているMTBのガイドツアーです。トレイルには車でMTBを運んでもらえるので、登坂が苦手な人も、下りだけを満喫できます。
浜松から集合場所の伊那市の道の駅南アルプス長谷には高速では遠回りになるので下道で向かいます。約180kmあるので4時間程度かかります。9時集合なので余裕をみて4時半に自宅を出発しました。早朝の為、8時少し過ぎには道の駅に到着しました。

↓道の駅南アルプス長谷 きれいに整備された道の駅でパン屋さんが人気です。

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今回のガイドツアーはカミハギサイクルさんの主催で参加者は10名程です。人数が多いのでトレイルカッターのマイクロバスを貸切です。ある程度人数が集まれば貸切のツアーを申し込めます。少人数だとオープンツアーで参加できますが、リピーターが多く、すぐにオープンツアーは予約が埋まってしまいます。

ツアーの前にガイドの方から注意点等の説明を受けます。特にGPSログについては必ず切るように注意がありました。トレイルはスタッフの方々が地元の理解・協力を得て苦労して整備されて作りあげてきたものなので、GPSログによりトレイルが広く公開
されると、いろいろなトラブルが起きる可能性があるためです。過去にオフロードバイクが入り込んで、整備されたトレイルが荒らされてしまったこともあったそうです。一度荒れてしまうと元の状態に戻すには長い時間と労力が必要になります。

今回同行してくれるガイドさんは2名です。トレイルに入る前に道の駅の近くにあるパンプトラックがある場所で簡単なライドテクニックのレクチャーを受けます。私はいつもパンクトラックで体重移動による加速ができず苦戦します。この日もうまくできませんでした。一通り練習してからトレイルに移動します。

↓ガイドさんは2名です。1名は女性ガイドさんでした。

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↓マイクロバスへMTBを積込むのが大変です。ガイドの方の一番の重労働です。

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この日は雨の心配がなく、快晴で絶好のトレイル日和です。南信州は少し秋の気配を感じる気温で、トンボが乱舞していました。トレイルはかなり山の上にあるので、さらに涼しい感じです。この日は午前中に1本、昼食時間をはさんで午後に2本、計3本トレイルを下ります。1本目のトレイルはまだ体が感覚を取り戻していないので、おっかなびっくりです。トレイルカッターのトレイルは本当によく整備されていて、ガイドの方の注意に従って、自分の技量に応じたスピードで走れば、転倒することはありません。ただ自分の技量以上のことをすると常に転倒、滑落の危険があります。1本目の途中で、南アルプス仙丈ヶ岳がきれいに見えました。

仙丈ヶ岳が遠望できました。

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参加者は無理をせずに、事前レクチャーで教えてもらったことを実践しながら下ります。途中軽く転倒した人がいましたが、無理なスピードで走っていないので問題なしです。トレイルカッターには4、5年前から参加していますが、以前に比べると猪によりトレイルが荒らされている感じです。ちょうど通りたいラインになぜか猪の掘り返しがあります。迂闊に掘り返しに入るとハンドルを取られてしまうのでよけて走る必要があります。

↓一気に駆け下らないで、途中何回も立ち止まりながら、安全第一で楽しみます。

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↓本当に気持ちのいいトレイルです。ガレ場はなく、安心して走れます。

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ちょうど1本下るとお昼になりました。昼食場所はみらい塾さんです。古民家の落ち着いた建物で宿泊もできます。今回も昼食はカレーライスで、地元食材一杯のヘルシーメニューです。しっかりおかわりして満腹になりました。

↓みらい塾さんは古民家の民宿です。土蔵を改造したおしゃれな部屋にも泊まれます。

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↓お替り自由の地元野菜もふんだんにとれるヘルシーメニューです。

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ごごも2本トレイルを満喫しました。参加者が皆言いますが、ちょうど調子がでてきたところで終了です。南信州の遠くに中央アルプス南アルプスが遠望できる自然一杯の整備された山間のトレイルを丸1日存分に楽しめました。終日案内していただいたガイド2名の方、場を設定して、当日もいろいろとアテンドしてくれたカミハギサイクルの森さんには感謝です。次回も企画されれば、絶対に参加したいと思います。

この日から9月22日までの毎週末は自転車三昧です。来週はAD近畿主催のBRM831上越400km群雄割拠に参加します。昨年と同じコースですが、スタート時間が12時間遅くなり、13時のスタートの為、去年とまたちがった展開になると思います。昨年苦しめられた夜間の寒さだけはしっかり対策しようと思います。

 

カミハギ緑店サンデーライド

夏期休暇最後の8月18日(日)にカミハギ緑店のサンデーライドに参加してきました。浜松からカミハギ緑店は100km弱で高速道路で1時間半弱です。1週間前のお盆ライド以来、昼間の実走は避けていたので、久しぶりの実走です。18日は台風一過の猛暑日熱中症に注意が必要でした。コースは緑店を出発して瀬戸のモリコロパークに行って、サイクリングコースを周回して帰ってくるコースです。モリコロパークの周回を除けば40km程度です。

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猛暑日にも関わらず、10名程度集まっていました。距離が短いので熱中症対策はサーモスの保冷ボトルに入れた氷水程度です。いつものように速く走るグループとゆっくり走るグループに分かれます。

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今日集まったメンバーは鬼引きするメンバーはいないのでほどよいペースで走ります。8時過ぎにお店を出発していますが、市街地の交差点の信号待ちで停止すると強烈な暑さです。いつも以上に心拍数が上がり易く、下がりにくく、おまけに大量の汗をかきます。結果的にはこの大量の汗が熱中症の予兆でした。

モリコロパークに近いコンビニで休憩を取りました。しっかり水分補給をして、クーリッシュで体のクールダウンをしましたが、塩分補給は何もしませんでした。
モリコロパークに着くと、約5kmのサイクリングコースを2周回します。猛暑日の日中なので、人出はかなり少ない印象です。モリコロパークのサイクリングコースは家族連れでゆっくりサイクリングを楽しんでいる人も結構いるので、走行には注意が必要ですが、ほどよいアップダウンがあって周回走行には最適な環境です。

 

モリコロパークのあとは東名高速の東郷PAにほど近い愛知牧場に立ち寄りました。
ここでアイスクリーム、ジェラートを食べてクールダウンします。私は桃のソフトクリームをオーダーしました。ほどよい甘さのソフトクリームでしっかりクールダウンできました。

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ここ最近のライドではサーモスの保冷ボトルが欠かせませんが、どうも私の場合、氷水を飲みすぎると胃腸の具合が悪くなることが多いので注意が必要です。この日も胃腸の調子が悪くなりました。

愛知牧場を出る頃には10時を過ぎていたので、日差しの強さが強烈になってきました。とにかく暑さ回避の為、無理をしない程度に飛ばしてお店に戻ります。11時半に緑店に戻ってきました。お店で涼んでから帰ろうと思って、他の参加者の人と談笑しながら休んでいると、声がかすれてでずらくなっていることに気づきました。家に帰ってからネットで調べてみると、大量に汗をかいて、急速に塩分が失われた場合に起きる、熱中症の初期症状でした。今回距離が大したことなかったので、スポーツドリンクや塩分タブレットは意識して摂取しなかったことが響きました。それ以上の熱中症の症状は出ませんでしたが、声のかすれは塩分補給をしっかりした夕食後位まで治りませんでした。

久し振りの猛暑ライドで、いい教訓になりました。熱中症は意識すれば防げることなので、これからは常に抜かりなく予防措置を取ろうと思います。

今週末25日(日)は信州高遠に遠征してMTBのガイドツアー、トレイルカッターに参加してきます。トレイルカッターは登りはMTBを車で運搬してもらえて、ガイドの方のコースアドバイスを受けながら下りを楽しむライドです。下りの苦手な私にとっては王滝に向けてのいい練習になるので、しっかり下りテクニックを磨いてきたいと思います。

翌週の8/31はAD近畿BRM831上越400、1週挟んで9/7はAJ静岡の南アルプス400km試走、9/15は王滝と秋のライドシーズンが本格化します。今年はライドの集大成にAJ岡山主催の獲得標高16000mを超える、BRM1011アルプス、富士1000kmを走ろうと思っているので、暑さに負けずしっかり走り込んで行こうと思います。

 

 

カミハギお盆ライド

8月11日(日)にカミハギ緑店主催のお盆ライドに参加してきました。

コースは美濃加茂~川辺~馬越峠~美並~郡上~堀越峠~和良~放生峠~平成~美濃加茂と走る、距離140km、獲得標高約1700mです。

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高温注意報が発令される中での暑さが厳しいライドですが、私を含めて16名が参加しました。いつもサンデーライドで走る顔馴染みの人が何人か参加しています。やはり厳しいライドが想定されるので、走り慣れた健脚揃いです。

朝5時に起床し、準備をして5時半に自宅を出発して新東名、東海環状を走って140km先の集合場所のぎふ里山清流公園を目指します。高速はいつもより交通量が多かったですが、渋滞はなく、7時半に到着しました。

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途中クーラーボックスに氷と水2Lを購入していたので、早速ハイドレーションと保冷ボトル、首に巻くタオルに氷を入れます。プロ選手のように女性のストッキングが目立たずいい感じですが、今回は靴下に氷を入れて、それを輪ゴムで止めて氷がこぼれないようにしてタオルに巻き込みます。首裏が冷やされて猛暑の中のライドでは効果絶大ですが、唯一の欠点は農作業のおじさんのような風体になってしまうことですが、熱中症対策優先なので気にせず首に巻きます。トレイルランニング用のハイドレーションも氷が溶けないうちは背中が冷やされます。容量が1.5Lあるのでライド中水切れの心配はほぼありません。今回ブルベではないですが、自分なりに休憩ポイントと峠を記載したQシートもどきを作成し、さらE-TREX30Xでルートをナビします。ログ用のEDGE820Jも途中のバテッリー切れ防止の為、トップチューブバッグにモバイルバッテリーを入れて、ほぼブルベ装備になってしまいました。

郡上までの約60kmには鯉下峠(3.1km/3.0%)、間見峠(5.2km/3.6%)、馬越峠(2.0km/7.4%)があります。熱中症防止の為、峠のピークでカミハギ緑店の三宅さんが運転するサポートカーが先回りして適宜休憩します。

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郡上に着く手前の馬越峠のピーク手前の1kmが10%以上の激坂で大変でした。
ルートは日陰区間もあり、交通量が少なく走り易かったですが、それでも日なたの路面からの輻射熱が厳しい区間ではいつも以上に疲労を感じます。

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馬越峠を越えて美並に着くと、ルートを少し変更してコンビニで休憩です。氷を補充し、アイスクリーム、アイスコーヒー、シュークリームで軽く補給します。猛暑の中でのライドでは利尿作用のあるカフェインの入ったドリンクは避けるべきですが、私はアイスコーヒーが大好きなので気にせず飲みます。昼食場所の郡上までは20kmほどです。長良川西岸を走るルートです。景色には癒されますが、川沿いの涼しさはそれほどありません。ただスピードの出せる快走区間なので、先頭グループは途中何回かルートミスするほど飛ばしに飛ばします。私は後の影響を考えて自制して走ります。平地では心拍は160を超えないように注意しました。郡上八幡の駅には昼前に到着しました。ここで集合写真をとってから、各自自由行動で昼食です。駅に併設されたCAFEが混んでいなかったので、何名かの参加者と一緒に昼食をとります。私はけいちゃん丼を注文しました。郡上で約60kmでまだ80km走ります。この段階で元気な人と、暑さと坂にやられ始めている人と二極化してきました。

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12時半に郡上市役所近くのコンビニに再集合し、後半スタートです。郡上を過ぎると堀越峠(6.0km/5.2%)、放生峠(1.7km/7.2%)があります。堀越峠は激坂はないですが、登坂距離が5km以上あり、日陰区間のない登りだったので、暑さに苦しめられました。淡々とテンポ走で登ると、ピーク手前で先頭集団が休んでいました。幸いここは涼しい風が吹き抜ける場所で、かなり暑さから回復できました。

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ただ交通量が多い場所だったので、ピークの少し手前のもう少し開けた場所に移動し、全員が揃うのを待ちます。次の休憩場所は道の駅和良ですが、当初ルートだと約15km強あります。さすがに暑さに疲労を見せている参加者が増えてきたので、自身の体調を考えて10km足らずのショートカット組と当初ルート組に途中で分かれることになりました。私は迷わず、当初ルート組です。幸い道の駅和良までの当初ルートは下り基調の快走路でした。先頭グループは飛ばしに飛ばし、私はあくまでボッチ走になっても無理せずペースを維持します。道の駅和良も多くの人がいて賑わっていました。3月に行われたAR中部の200kmブルベでPCになっていますが、その時は人は少なかったので、びっくりです。

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道の駅和良ではドリンク補給だけしました。ここからゴールまで残っている大きなのぼりは放生峠です。3月のブルベでは逆から登りました。登坂距離は2km弱しかありませんが、勾配の厳しい峠です。ここもテンポ走で登ります。ピークでいつものように休憩します。

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さすがの暑さにサポートカーで準備していた水と氷も底を尽きました。最後の休憩所の道の駅平成までは24kmあります。水がない状態で走るのは危険なので途中自販機があったら休憩することにして出発します。

峠を下った先に自販機があったので休憩します。ゴールまでまだ40km近くあるので、暑さによる疲労でライドにお腹一杯の参加者が増えてきました。私はブルベや王滝で苦行慣れしているせいか、まだまだ余裕です。王滝でいつも競り合うF田さんも余裕がありそうです。道の駅平成までは下り基調で20km強なのでとにかく飛ばしすぎに注意して走ります。16時前に道の駅平成に到着しました。ここもいつも以上の賑わいです。
ここでブルベと同じようにゴール近くの気合のコーラ補給をします。この道の駅には足湯のある空調の効いた休憩スペースがあるので、ゆっくり休憩できます。

先頭グループをほぼ8割牽いてきたA木さんがかなり辛そうで、熱中症手前の雰囲気なので無理せずサポートカーに乗ることになりました。

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残りは15km弱です。最後ゴール前に3つ程丘がありますが、何事もなければ30分強で到着できそうです。途中車の渋滞がありましたが、脇を気を付けながらすり抜け、最後の丘も淡々と乗り越えて、無事完走しました。小さなトラブルはいくつかありましたが、とりあえず参加者全員ゴールには戻ってきました。

猛暑ライドはこまめな休憩と無理のないペース配分が重要なことを実感です。足の疲労感はないですが、暑さの疲労感はあったので、一気に浜松に帰るのはやめて北名古屋の実家に立ち寄って休憩してから、浜松に帰りました。

厳しい猛暑ライドでしたが、顔なじみのメンバーと交流しながら楽しい時間を過ごすことができました。終日サポートカーでサポートしてくれた緑店の三宅店長に感謝です。
8月末に午後13時スタートの400kmブルベがあるので、またいろいろと暑さ対策を考えてみたいと思います。

19BRM720近畿300km上越~当日~

さて当日です。20日(土)は3時半に起床し、いつもと同じように黒糖パンとバナナで朝食を済ませます。天気が気になるのでパソコンで確認すると昨夜より好転していました。外を見ると雨は降っていないようです。道中雨に降られる危険はまだありますが、運が良ければ逃げ切れるかもしれません。4時半少し前に宿を出発し、上越妙高駅を目指します。西口にある駐車場が格安で24時間300円で駐車できます。昨年来たときは東口の便が良い駐車場は24時間1100円が相場でしたが、700円に値下げされていました。
一通り準備を終えると集合場所の東口に向かいます。今回は東口にある上杉謙信の騎乗像をしっかり写真に収めることができました。

↓未舗装ですが西口にあるこの駐車場は格安です。

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上越妙高駅東口の上杉謙信像。居城の春日山城跡まではここから10kmほどです。

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時間通り5時10分から受付が始まり、30分すぎにブリーフィングです。今回は夏の厳しい山岳ブルベの為、エントリーはわずか18名でしたが、通常2割程あるキャンセルの事前連絡は1名のみで、17名の出走になりました。参加者は皆経験豊富な猛者揃いのようで走る気満々です。

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コース概要は前日のブログに記載していますが、実際走ったガーミンのログは以下のようでした。獲得標高はルートラボでは約5200mでしたが、ログでは約4600mでした。
今回一番の難所ポイントになるのは70~100kmで登坂する標高1340mの菅平です。菅平あとのPCは通過チェックのみで関門時間はありません。菅平の登りでほぼ貯金を失い、下りで一気に取り戻して147km地点のPC2でどれだけマージンを復活させられるかがポイントになります。

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定刻の6時を1分過ぎたところでスタートです。とにかく菅平でどれだけ時間を失うかわからないので無理がないペースで飛ばします。今回雨が降ることを想定して前後にフェンダーをつけたTREKのDomaneAL3で走ります。最初の登りは斑尾高原までの登りです。緩やかな登りなので景色を楽しみながら走ることができました。早朝の野尻湖には多くの釣り客がいました。曇っているおかげで暑さには苦しめられずに済みそうですが、いつ降りだしてもおかしくない曇天に最後まではらはらさせられました。

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47.8km地点のPC1には8:26に到着しました。目標時間を平均速度18.3kmhの8:37で想定していたのでまずまずです。飲むヨーグルトとシュークリームで軽く補給して、ハイドレーションに氷を追加します。

↓猛者揃いの参加者なのでPC1では殆ど時間差がない感じでした。

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PC1の後、小布施、須坂と雰囲気のある街並みを走り抜けると菅平の登りの苦行がスタートします。菅平は要所要所で8%以上の厳しい勾配が続き、登り切ったあとも2回程登り返しがあります。ギアはほぼインナーロー固定状態でした。DomaneALはコンパクトクランクにリア30Tで登り向きのギアですが、正直32T、34Tが欲しいくらいでした。菅平の最初の登りを登り切った直後に通過チェックのセブンイレブンがあります。おなじみの看板ではなく、茶色の看板だったので分かりづらかったですが、先着していた参加者がいたので助かりました。

↓通過チェックのセブンイレブン。渋い色使いで分かりづらいコンビニでした。

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通過チェックではなく関門時間が設定されていれば11:48クローズです。なんとかその少し前の11:22に到着しました。ただ目標は10:45だったので想定以上に菅平の坂に苦しめられました。昼食にはまだ時間が早いので水の補充とおにぎり1個だけを食べてPC2を目指します。菅平は登り切ってからもしつこく2回登り返しがあって参りました。

↓菅平は至る所で高地栽培の畑が広がっていました。

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↓菅平最後の登り返しの頂上。ここから群馬県に入ります。

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最後の登り返しを終えるとPC2までは約40kmの下りのご褒美区間です。舗装もそれほど悪くない、道幅もそれなりにあるので飛ばしに飛ばします。途中ルート上で通行止め区間があり、自転車なら行けるかもと迂回路を走らず、通行止めのゲートまで無駄に行ってしまって引き返し2km程ロスしましたが、PC3には14:03に到着しました。目標が14:05だったので、挽回できました。クローズに対して約2時間弱のマージンになりました。ここでコンビニ弁当でしっかり昼食をとります。

↓菅平は標高のおかげで涼しかったですが、標高300mのPC2では暑さを感じました。

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PC2からは大道峠(標高796m)、三国峠(標高1110m)が待ち構えます。大道峠が8%以上の坂が連続する厳しい峠でした。三国峠は標高が高く、距離がありますが、勾配が4~5%で登り易い坂でした。

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大道峠、三国峠の連打を何とか乗り切ると最後の越後湯沢のPC3まではご褒美の下りです。途中苗場あたりで気になる程の雨が降ってきたので、合羽を着るか迷いましたが、とりあえずサイコンのEdge820Jがモバイルバッテリーと常時接続していて防水性がないのでサイコンにだけビニール袋でカバーして合羽は着ないで様子を見ることにしました。

↓夏の苗場は閑散としています。この辺りで天気が怪しくなってきました。

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PC3の越後湯沢のコンビニには18:25に到着しました。目標時間は17:44だったので遅れています。喫食スペースがないコンビニでしたが、喫煙スペースのベンチに座ってコンビニ弁当で夕食を取ります。越後湯沢は温泉地でもあるせいかそこそこ観光客がいました。ここからゴールまでは残り86kmですが、まだ越えなければいけないまとまった登りが4つほどあります。

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PC3の後の最初の登りは十二峠です。標高533mです。超えてきた峠に比べると標高は控えめですが、200km以上、4000m近く登ってきた足にはそれなりに堪えます。しかも途中傾斜の厳しいスノーシェードが視覚的に遠望できる箇所があり、精神的にびびりましたが、登ってみるとそれ程でもなく、登り切ることができました。残りの3つの登りも400m以下の登りだったのでなんなくパスできました。登りがすべて終わってから登場した儀明峠トンネルが凍結しないように立て溝の切ってある舗装で、おまけに濡れていて、下りでスピードが出ていたので一瞬溝にタイヤを取られ、滑りそうになってひやりとしました。油断大敵でした。

最後の20km近い平たん路の方が精神的に答えました。スピードは出ているのですが、あまり距離が伸びていかない感覚に襲われて長く感じられました。ゴールの上越妙高駅アパホテル前には22:39に到着しました。目標は22:23だったのでほぼ想定通りでした。私が到着した時点で半分弱の方が戻ってきているような感じでした。(AD近畿のHPでアップされたリザルトを見ると17名出走し、9番着でした。私より前に完走した人たちはコンビニ滞在が短い人ばかりでした。速い人との差は走力はもちろん休憩時間の差が大きいようです。)ゴール後はAD近畿のスタッフの今野さんと歓談しました。来年も上越発着のBRMは予定しているとのことで、上杉謙信押しで甲府経由で小田原を往復する600kmのルートを考えているとのことでした。

8月の終わりに上越発着の400kmに参加します。昨年は戸隠神社の登りと下りで大苦戦したので今年はリベンジしたいと思っています。

参加者の皆さんお疲れ様でした。そして事前の準備から当日の運営までほぼ一人でやられている今野さんにはいつもながら頭が下がります。厳しいコースでしたが、走りがいのあるコースでした。

19BRM720近畿300km上越/前日準備

明日20日(土)に開催されるBRM720近畿300km上越に参加するために、有休をもらい前日に上越入りしました。6月末のAJ静岡の岡谷600km以来のブルベです。9時半に家を出て、期日前投票を済ませて車で現地に向かいます。浜松から上越妙高までは約370kmです。飯田まで約120kmを下道で、飯田からは約250kmを高速を走ります。天気が良ければ朝早く出発して、春日山城跡をゆっくり散策しようと思っていましたが、生憎の雨模様の天気で、観光はあきらめて移動するだけにしました。途中平谷の道の駅で馬肉丼を昼食に取り、高速をのんびり走ります。宿泊する新井PAに隣接する道の駅あらいにあるスーパーホテルには16時前に到着しました。

チェックインを済ませ土産物を購入します。去年もAD近畿の上越400、600を走っていますが、その時買いそびれた上杉謙信の兜の前立てになっている飯綱権現のマニアックなTシャツを購入しました。奥さんに頼まれた土産と会社への土産を購入して、少し早いですが、夕食にしました。夕食はホテルに隣接する「さと」というお店です。食事時には地元の人や道の駅で休憩する人で賑わう、味噌ラーメンが美味しいお店です。さすがに17時前だったのでお客さんはまだ少なく、ゆったりできました。明日に備えて量を食べたかったので鳥スタミナ丼を注文しました。がっつりした夕食を済ませ、ホテルに戻り早々に入浴して、後はブログを書いたり、明日の準備をしっかりして過ごします。

残念ですが明日も雨模様の天気のようで特にスタート時間の6時前後は強い雨の予報です。もとより梅雨明け前のブルベで雨は覚悟の上なので、しっかり雨装備をして臨むつもりです。

今回の300kmのコースは関東出兵と副題がついていています。上越妙高駅を出発し、まずは上田の菅平まで南下します。その後、東に向かい三国峠を越え、越後湯沢を通り上越妙高に戻ってくるコースです。小田原には行かないですが、上杉謙信の関東出兵の気分で一瞬、上杉軍総攻めの軍旗「乱れ掛かり龍」を作って自転車に取付ようかと思いました。

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ルートがルートなだけに300kmなのに総獲得標高が5300m弱と超山岳コースです。
スタートしてすぎに野尻湖がある斑尾高原を登り、続いて超級山岳の菅平を超えます。菅平のピークにPCがありますが、主催者の優しい配慮で通過チェックで関門時間はありません。菅平を超えると1級山岳の大道峠、つづいて超級山岳の三国峠が待ち構えます。その後も260kmまでは小刻みなアップダウンが続きます。

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雨がどれ程タイムロスになるか分からないですが、過去の自分の経験からして平均速度18.3km/hの想定で16時間30分、22時30分頃にゴールできればと思います。
すでにAD近畿のHPでエントリーリストが公開されていますが、エントリーはわずか18名です。明日の天候を考えると実際に出走するのはかなり少なそうです。

今回の相棒はTREKのDomaneAL3です。前後にしっかりフェンダーを取り付けられることと、シートポストがアルミなのでTOPEAKのDYNAPACKの取付ができるので合羽などの余計な荷物がかさむ時には積載量十分で助かります。ブレーキがリムブレーキなのが雨天では弱点ですが、ゆっくり慎重に下ろうと思います。

日曜日は天気が悪くなければ春日山城跡散策に行こうと思っています。まずは明日の悪天候山岳ブルベを安全第一でしっかり完走しようと思います。

2019年上期ブルベ振返り/今後の予定

先週のBRM622静岡600km岡谷で上期のブルベは終了です。上期に走ったブルベは以下の15本です。

■AJ静岡

 BRM105いちご200km/BRM223浜名湖200km/BRM223伊良湖300km

 BRM420伊豆400km/★BRM525高山600km/★BRM622岡谷600km

★は当日出走でそれ以外はスタッフ試走です。BRM223は同日開催の為、300kmのみ認定ですが、6本全て走りました。静岡だけで1SR達成です。この中でBRM525高山600kmが宿泊したにも関わらず睡魔と真夏のような暑さに苦戦し、一番思い出深いブルベです。

■RC名古屋

 BRM127浜名湖200km/BRM330南信州400km/BRM518丘と海600km

2月開催の300kmはAJ静岡のブルベと重なり残念ながら出走できませんでした。思い出深かったのは3月末の400kmです。雨と治部坂峠の深夜の氷点下越えに苦労しました。完走率が約50%と過酷なブルベでした。AJ静岡の300kmを加えれば1SR達成です。

■AR中部

 BRM309郡上200km/BRM413森町300km/BRM511富士見400km
 BRM602高野山600km

今年はAR中部のブルベで1SRを達成できました。思い出深かったのは高野山600kmです。宿に1時間半しか滞在できない見込み違いがありましたが、後半は健脚の参加者の方と快速トレインで休憩時におしゃべりしながら楽しく走れました。

■AJ岡山

 BRM427中国山地1000km

私にとって2回目の1000kmで獲得標高1万m越えの1万4000mは未知の世界でした。生憎の雨と時ならぬ低温に苦しめられましたが、岡山、兵庫、鳥取、広島、島根と5県を走り抜きました。全国から集まったブルベの猛者の方たちと要所、要所で交流できました。5年間の経験値のおかげか、2年前の1000kmよりも過酷なコースにも関わらず、自分で終始、コントロールして走れて自信になりました。

□SDA王滝100km

 久しぶりの29erハードテイルMTBで出走し、下りで苦戦しましたが、ぎりぎり7時間
 は切れました。秋も100kmを走ります。

 

上期は15本で総距離6000km、小さなトラブルはありましたが、DNFする程のトラブルはなくすべて完走し、2014年秋にブルベをはじめて走って以来、一度もDNS、DNFすることなく55連続完走できました。上期で3SR達成です。

 

今年はこれから以下のブルベを走りつもりです。

□AJ静岡・・・BRM921南アルプス400km(スタッフ試走)

□AD近畿・・・BRM720上越300km/BRM831上越400km/BRM1012高岡200km
       BRM1013高岡300km

□SDA王滝100km

10月のAD近畿の高岡200km、300kmはAJ岡山のBRM1011高山1000kmに変更するかも
しれません。1000kmにしなければ2年連続4SR達成できますが、獲得標高1万6000mの1000kmは日本国内では究極に近いコースプロフィールなのでぎりぎりまで迷ってどちらを走るか決めようと思っています。

このブログを読んでいる方でもし上記ブルベで私を見かけたら気楽に声を掛けてください。下期もまたいろいろな人との交流を楽しみにしています。